作業予定登録のライフサイクル

次の状態遷移の図は、作業予定登録のライフサイクルの理解に役立ちます。

作業予定登録の状態遷移の図

作業予定登録は通常、「オープン」の状態で作成されます。このタイプの登録は、登録の役割に属しているすべてのユーザーが表示できます。登録の作成方法の詳細は、「作業予定登録の作成方法」を参照してください。

「オープン」登録は、登録が特定のユーザーに割り当てられたとき、またはユーザーが登録の責任を事前に引き受けたときに、「作業中」になります。登録が「作業中」の間は、その登録に割り当てられているユーザーのみが「作業予定要約」ページで表示できます。

注意: 作業予定登録は、「作業中」の状態で作成される場合があります。一部の作業予定バックグラウンド・プロセスでは、作業予定登録が「作業中」の状態で作成される場合があります。ユーザーが作業予定登録をオンラインで追加し、作業予定を(役割ではなく)ユーザーに割り当てる場合も、その作業予定登録は「作業中」の状態で作成されます。

「作業中」の登録は、別のユーザーまたは役割に転送できます。登録が役割に転送されると、再び「オープン」になります。これは、作業予定登録の"再オープン"または"割当解除"とも呼ばれます。

登録が「完了」になると、様々な作業予定問合せには表示されなくなります(ただし監査目的でデータベースには残ります)。登録が「完了」になるには、2つの方法があります。

  • ユーザーが手動で「完了」と示した場合(この方法は複数通りあります)。

  • あるオブジェクトの状態に論理的に関連付けられている作業予定登録の場合は、そのオブジェクトがそれぞれの状態ではなくなったとき、自動的に登録に「完了」のマークが付けられます。たとえば、アカウントに請求サイクルが設定されていないときに作成された登録は、そのアカウントに請求サイクルが設定されると完了します。

    注意: 重要。作業予定登録の自動完了は、指定したタイプの登録を作成するバックグラウンド・プロセスが実行されたときに発生します。したがって、これらのプロセスの実行が1日1回のみの場合、これらの登録は、オブジェクトがそれぞれの状態ではなくなった場合でも「作業中」のままになります。
  • 作業予定モニター・プロセスを使用して、作業予定登録を自動的にクローズできるかどうかを評価できます。詳細は、「作業予定登録のモニタリング」を参照してください。