作業予定登録の優先度

一部の作業予定登録は、他の作業予定登録より解決を急ぐ必要がある場合があります。作業予定登録は、他の登録と比較した相対的な処理順序を表す優先度レベルに関連付けられます。

優先度レベルは、次のように割り当てられます。

  • 1つ以上の「優先度の計算」プラグインが作業予定登録のタイプで定義されている場合は、このプラグインがコールされて登録の優先度が決定されます。これらは、作業予定登録を作成するときに初めてコールされ、作業予定登録が更新されるたびにコールされます。登録の優先度がコンテキストまたは時間ベースの要因に基づいている場合は、この方法を使用できます。たとえば、優先度でアカウント固有の属性を考慮する場合などです。システムには、クローズされていない作業予定登録に対して優先度の計算アルゴリズムを随時コールするバッチ・プロセス(F1-TDCLP)も用意されています。これは、作業予定登録の情報外の要因に基づいて、優先度を定期的に再評価する必要がある場合に役立ちます。優先度計算アルゴリズムの詳細は、「作業予定タイプ」を参照してください。いずれかのアルゴリズムによって優先度が決定すると、優先度が計算されたことを示すログ・エントリが作成されます。

  • 優先度の値がプラグインによって決定されていない場合は、作業予定登録の初期優先度が、そのタイプで指定されている値にデフォルト設定されます。

ユーザーは、作業予定登録の優先度をいつでも手動で上書きできます。ユーザーが優先度を上書きすると、優先度が上書きされたことを示すログ・エントリが作成されます。作業予定登録の優先度が上書きされると、ユーザーが明示的に設定した値を上書きしないように、「優先度の計算」プラグインはコールされなくなります。

注意: 作業予定登録の割当順または処理順の制御に優先度の値は使用されません。優先度は、必ず優先度の高い問題を最初に処理するというビジネス慣行をサポートすることで組織に役立ちます。