CSVファイルの作成

データをシステムに手動で入力できますが、データをアップロードする最も効率的な方法は、すべての適切なビジネス・オブジェクトですでに使用可能なCSVデータ・テンプレートのいずれかを使用することです。

最初のステップは、ロードするポータルのビジネス・オブジェクトから.csvファイル(カンマ区切り)を作成することです。

組織(W1-Organization)を使用する例を次に示します。

  1. 「管理」にナビゲートし、「場所」「組織」「検索」の順に選択します。

  2. レコードを検索して選択します。

  3. 「レコード情報」セクションを展開し、「組織」ビジネス・オブジェクトのリンクをクリックして、「ビジネス・オブジェクト」ポータルにナビゲートします。

  4. 「メイン」タブの「スキーマの表示」リンクをクリックし、ビジネス・オブジェクトからCSVファイルに要素をコピーしてデータを作成します。

1

シーケンス 

主キー 

 フィールド01

 フィールド02

フィールド03

2

1

組織

組織タイプ

処分

description

3

2

nodeId

nodeType

nodeDisposition

description

4

3

グループ

W1AC

グループ1

5

4

グループ

W1AC

グループ2

注意:

  • 一番上の行の列は、要求ビジネス・オブジェクトのリスト内の要素(ヘッダー)と一致します。

  • シーケンス番号が最も小さい(1)行は、ユーザーがファイルを読むために役立つxpathの説明となり、処理では無視されます。

  • ビジネス・オブジェクト処理では、シーケンス番号が2番目に小さい(2)行は、データとしてではなく、データをターゲット・ビジネス・オブジェクト(この場合はW1-Organization)に移動するためのxpathとして処理されます。

    • 一部のビジネス・オブジェクトの構成は、このセルが"+"記号で始まる可能性があることを意味します。また、ファイルでは常にこのセルが式として処理され、データ文字列の先頭に"="記号が追加されて、"#NAME?"で示されます(例: =+nodeId/nodeType)。セルの書式設定を「文字列」にして"="記号を削除する必要があります。

  • シーケンス番号が3以上の行は、データとして処理されます。

  • 主キーがシステム生成IDであるオブジェクトについては(組織の場合など)、「主キー」列のセルは空白になります。

注意: 参照値を参照するレコードを追加する場合は、摘要ではなく参照フィールド値を使用してください。たとえば、処分フィールドは、「有効」フィールド値が"W1AC"であるNODE_​DPOS_​FLG参照を参照します。他のオブジェクトを参照するフィールドについては、摘要ではなくコードを使用します。

その他の書式設定の問題

次の情報は、CSVデータ・テンプレートの操作における既知の書式設定の問題に対処するものです。

  • 日付は、yyyy-mm-dd (2020-10-27)として書式設定する必要があります。

  • 日時は、yyyy-mm-dd-hh.mm.ssとして書式設定する必要があります。

  • 先頭にゼロがある参照値に基づく列は、CSVファイルの値と一致する必要があります。

  • システム生成IDを持つ"親"を"子"と同じファイルに含める場合は、リンクを作成する必要があります。たとえば、親組織のIDを同じファイルに移入する場合は、システム生成IDが配置される行にリンク(例: @記号にシーケンス番号を加えた@3)を挿入する必要があります。 

  • 複数の行に同じ主キーが含まれている場合、最後の行のみがロードされます。主キーのすべての値が同じ行にある必要があります。