オンライン / バッチ・ローダーの理解

オンライン / バッチ・ローダーを使用すると、データをシステムにすばやくロードできます。ビジネス・オブジェクトのスキーマを使用してデータがアプリケーションにロードされるため、任意のビジネス・オブジェクトのデータをロードできます。

注意: このプロセスでは、マージされた保守でサポートされているすべてのメンテナンス・オブジェクトのデータが正しく移入されるとは限らないため、このプロセスを使用して、マージされた保守によって保守されるオブジェクト(サービス・タイプ、単位、使用量識別子、TOU、サービス・ポイント・タイプ、サービス・ポイントなど)のデータをロードしないことをお薦めします。

次の2つのタイプのローダーがサポートされています。

  • オンライン・ローダーでは、少量のデータを簡単にアップロードできます。このタイプのアップロード・プロセスは、組織など、複雑なライフサイクルやビジネス・オブジェクト・ルールがないビジネス・オブジェクトの少数のレコードまたはデータをアップロードする場合に使用します。データはユーザー・インタフェースを介してロードされ、ターゲット・オブジェクトが作成されます。

  • バッチ・ローダーは、大量のデータや、資産などの複雑なビジネス・オブジェクトに使用する必要があります。バッチ・ローダーは、サーバー上のファイルまたは添付からデータをロードします。バッチ・ローダーでは、最初にインバウンド同期要求を作成して、ファイルをステージング表にアップロードし、次にステージング表から同期要求をアップロードして、ターゲット・オブジェクトを作成するか、特定のオブジェクトの複雑さを処理する別の専用インバウンド同期要求を作成するという2ステップのプロセスが使用されます。

処理では、アップロード・プロセスを容易にするために、要求タイプの作成が使用されます。

  • オンライン要求タイプの場合、実際のデータは要求内に格納され、要求によって処理されます。

  • バッチ要求タイプの場合、サーバー上にあるファイルからまたはアプリケーション内の添付からの2つのオプションがバッチ・ロードについてサポートされています。ファイル名(サーバー上のファイル)または添付ID(添付)のいずれかが要求に格納され、データが汎用インバウンド同期要求にロードされ、要求がすべての汎用インバウンド同期要求のヘッダー・レコードとして機能します。

データのロードに使用される形式は、csvファイルです(下の「CSVファイルの作成」を参照)。ローダーには、ファイルの形式に関する非常に厳密な要件があります。詳細および追加のヒントは、オンライン・ローダー要求ビジネス・オブジェクトの「データ」セクションの埋込みヘルプを参照してください。