オンプレミス・データベースのデータ保護について
クラウド保護フリート・エージェントは、オンプレミスのOracle Databasesがデータ保護のためにリカバリ・サービスを使用できるようにするSQLclベースのツールです。
クラウド保護フリート・エージェントを使用するには、データベースをLinuxのx86-64プラットフォームにデプロイする必要があります。サポートされているOracle Databaseのバージョンは、Oracle Database 19.18以降およびOracle Database 23aiです。
クラウド保護フリート・エージェントは、Oracle SQLcl (SQL Developerコマンドライン)インタフェースを使用して、リカバリ・サービスとのオンプレミス・データベース対話を行います。rcv
を使用して、SQLclでクラウド保護フリート・エージェント・コマンドを起動できます。
クラウド保護フリート・エージェントは、すべてのデータベース・クライアントを自動的に検出し、データベースをリカバリ・サービスに追加できるため、データ保護の維持に役立ちます。単純なSQLclコマンドを使用して、最新の保護ステータスを取得できます。
まず、特定のクラウド保護フリート・エージェントの前提条件を確認して確認してから、次のワンタイム構成タスクを実行して、オンプレミス・データベースをリカバリ・サービスに追加します:
- ターゲット・データベース・サーバーでクラウド保護フリート・エージェントを設定します。
- オンプレミス・データベースがリカバリ・サービスに安全にアクセスできるように、OCI API認証を構成します。
- リカバリ・サービスにデータベースを追加し、リアルタイム・データ保護を有効にする(推奨)。
- 使い慣れたRMANコマンドを使用して、リストアおよびリカバリ操作を実行します。
オンプレミス・データベースをリカバリ・サービスに追加した後、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)モニタリング・サービス(アラーム機能)を使用して、メトリックが指定した基準を満たしたときに警告する通知を構成します。詳細は、アラームを使用した保護されたデータベースのモニターを参照してください。