次のコマンドはプロパティーおよびプロパティーグループを追加します。
プロパティーがまだ存在していない場合、値が設定されているプロパティーを追加します。
サービスまたはサービスインスタンスに新しいプロパティーグループを追加します。
必ず svccfg refresh コマンドまたは svcadm refresh コマンドを使用して、実行中のスナップショットに構成変更をコミットしてください。
使用例 4-6 addpg を使用した新しいプロパティーグループの作成addpg サブコマンドを使用して、選択したサービスまたはサービスインスタンスにプロパティーグループを追加します。
svccfg -s FMRI addpg name type [flags]
慣例により、type の値は通常 application です。プロパティーグループタイプの詳細は、Chapter 5, SMF を使用したアプリケーションの制御を参照してください。
flags の値に P を指定して、プロパティーグループと追加したすべてのプロパティーを非永続として格納します。P を指定すると、このプロパティーグループおよび含まれるプロパティーはリブート時に自動的に削除されます。値 P は、SCF_PG_FLAG_NONPERSISTENT の別名です。scf_service_add_pg(3SCF) のマニュアルページを参照してください。
$ svccfg -s svc:/site/my-svc addpg config application $ svccfg -s my-svc listprop config config application $ svccfg -s my-svc:default listprop config $
この例では、管理者は、config プロパティーグループを親サービス my-svc に追加しましたが、インスタンス my-svc:default には追加しませんでした。listprop コマンドは、config プロパティーグループがサービスインスタンスに存在していないことを示します。
使用例 4-7 setprop を使用した新しいプロパティーの作成プロパティー値の設定で説明しているように setprop サブコマンドを使用して、プロパティー値を設定します。選択したインスタンスまたはサービスにプロパティーグループがまだ存在していない場合、テンプレート定義にタイプおよびフラグがあればプロパティーグループが作成されます。選択したインスタンスまたはサービスにプロパティーがまだ存在していない場合、プロパティー type を指定する必要があります。
$ svccfg -s my-svc:default setprop config/vendor = astring: vendora $ svccfg -s my-svc:default listprop config/vendor config/vendor astring vendora使用例 4-8 addpropvalue を使用した新しいプロパティーの作成
プロパティー値の設定で説明しているように、addpropvalue サブコマンドを使用して、プロパティー値を追加します。選択したインスタンスまたはサービスにプロパティーグループがまだ存在していない場合、テンプレート定義にタイプおよびフラグがあればプロパティーグループが作成されます。選択したインスタンスまたはサービスにプロパティーがまだ存在していない場合、プロパティー type を指定する必要があります。
$ svccfg -s my-svc:default addpropvalue config/vendor astring: vendorb $ -s my-svc:default addpropvalue config/customer astring: acustomer $ svccfg -s my-svc:default listprop config config application config/vendor astring "vendora" "vendorb" config/customer astring acustomer