Oracle® Solaris 11.2 でのシステムサービスの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

プロパティーエディターの呼び出し

次の例に示すように、svccfg コマンドを呼び出すと、選択したエンティティーのプロパティーに対してエディターが開きます。この形式の svccfg コマンドは非常に高速で、複数のプロパティー値を変更する場合に便利です。editprop サブコマンドの場合、-s オプションを付けてエンティティーを指定する必要があります。

$ svccfg -s pkg/server:s11 editprop

指定したエンティティーの各プロパティーの現在値に対する setprop コマンドのファイルは、VISUAL 環境変数で指定されたエディタで開きます。VISUAL が定義されていない場合、EDITOR で指定したエディターが開かれます。VISUALEDITOR も定義されていない場合は、プロパティーファイルは vi で開かれます。

ファイルの各行の先頭にはコメント文字が付けられます。svccfg で編集中の構成内のプロパティーの値を変更するには、コメント文字を削除し、値を変更して、ファイルを保存します。実行中のスナップショット内のプロパティーの値を変更するには、ファイルの最終行 (refresh サブコマンドです) のコメント文字を削除します。

次のリストでは、editprop サブコマンドで作成されたファイルの部分的な例を示します。

##
## Change property values by removing the leading '#' from the
## appropriate lines and editing the values. svccfg subcommands
## such as delprop can also be added to the script.
##
## Property group "pkg"
## The following properties are defined in the selected instance
## (svc:/application/pkg/server:s11)

# setprop pkg/port = count: 81
# setprop pkg/inst_root = astring: /export/ipsrepos/Solaris11

## The following properties inherit from the parent service
## (svc:/application/pkg/server)

# ...

## Property group "pkg_bui"

# ...

## Property group "pkg_secure"

# ...

## Uncomment to apply these changes to this instance.
# refresh

ファイル状態の命令として、setprop 以外のサブコマンドを追加できます。たとえば、delprop コマンドを追加できます。frameworkdependency などの一部のプロパティーグループは、デフォルトでは表示されません。すべてのプロパティーを表示するには、editprop -a を指定します。

この一時ファイル内のコメントのないコマンドは、編集セッションを保存および停止するときに実行されます。