Go to main content
Oracle® Solaris 11.3 での Kerberos およびその他の認証サービスの管理

印刷ビューの終了

更新: 2017 年 3 月
 
 

スマートカードへの pcsclite の使用

PC/SC Lite では、スマートカードおよびリーダーと通信するための Windows SCard インタフェースが提供されます。これは Windows SCard と同じ winscard API を使用します。PC/SC Lite は、CCID 準拠のスマートカードリーダードライバとして libccid ライブラリも使用します。スマートカードの認証には、通常 pcsclite ライブラリ (PC/SC Lite) のデフォルトの構成で十分です。

Oracle Solaris では、ライブラリおよびデーモンは、pkg://library/security/pcsc/pcsclite パッケージにあります。ライブラリのバージョンでは、パッケージ情報の Version フィールドにあります。

$ pkg info pcsclite
             Name: library/security/pcsc/pcsclite
          Summary: Provides smart card services using the SCard API (PC/SC)
...
          Version: version

Oracle Solaris は、スマートカード認証に、PC/SC Lite クライアント (libpcsclite.so) および PC/SC Lite サーバーデーモン (pcscd) の両方を使用します。PC/SC Lite は Oracle Solaris 内のサービスのため、svcadm コマンドを使用して pcscd を管理します。

smartcard グループパッケージのインストール後、PC/SC デーモンは無効のままになります。スマートカードのサポートソフトウェアを構成したあと、スマートカードログインのための Oracle Solaris システムの有効化pcsc サービスを手動で有効にすることになります。