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Oracle® Solaris 11.3 での Kerberos およびその他の認証サービスの管理

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更新: 2017 年 3 月
 
 

LDAP ディレクトリサーバー上での KDC サーバーの構成

LDAP 上にマスター KDC サーバーとセカンダリサーバーを構成および構築するには、LDAP バックエンドと Kerberos KDC を作成してから、Kerberos と LDAP を相互に認識されるように構成する必要があります。このセクションでは、3 つの別々の LDAP バックエンド OpenLDAP、Oracle Unified Directory (OUD)、および Oracle Directory Server Enterprise Edition を構成し、それらを KDC に接続する方法を示します。さらに、LDAP の people オブジェクトクラスに Kerberos 属性を追加する方法、および LDAP ディレクトリサーバー上の Kerberos レルムを破棄する方法についても説明します。

表 5  タスクマップ: LDAP を使用するための Kerberos の構成
タスク
説明
参照先
OpenLDAP を使用するようにマスター KDC を手動で構成します。
LDAP バックエンドとして OpenLDAP サーバーを使用するように KDC を構成します。
Oracle Unified Directory (OUD) を使用するようにマスター KDC を手動で構成します。
LDAP バックエンドとして OUD サーバーを使用するように KDC を構成します。
Oracle Directory Server Enterprise Edition (DSEE) を使用するようにマスター KDC と Kerberos クライアントを手動で構成します。
LDAP バックエンドとして Oracle DSEE サーバーを使用するように KDC と 2 番目のマスター KDC を構成します。
Kerberos 主体を LDAP ディレクトリサーバーに追加します。
Kerberos 属性を LDAP の people オブジェクトクラスに関連付けます。
LDAP ディレクトリサーバー上のレルムを破棄します。
レルムに関連付けられたデータをすべて削除します。