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Oracle® Solaris 11.3 での Kerberos およびその他の認証サービスの管理

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更新: 2017 年 3 月
 
 

スマートカードを持つユーザーのデスクトップの構成

システムデスクトップにアクセスする必要のあるユーザーは、管理者によってユーザー用に構成されたローカルまたはリモートの X11 デスクトップが必要です。ローカルデスクトップの場合、管理者は solaris-desktop グループパッケージをインストールする必要があります。リモートデスクトップのアクセスには、管理者は XDMCP を構成する必要があります。

ローカルデスクトップを構成する方法

始める前に

ソフトウェアインストールに関連する権利プロファイルが割り当てられている管理者になる必要があります。詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  1. solaris-desktop グループパッケージがインストールされていることを確認します。
    $ pkg search -H -o pkg.name solaris-desktop
    group/system/solaris-desktop
  2. solaris-desktop グループパッケージがインストールされていない場合には、インストールします。
    $ pfexec pkg install solaris-desktop

    これでこのシステムは、デスクトップが必要なスマートカードのユーザーが使用できるようになります。

リモート X11 デスクトップを構成する方法

始める前に

root 役割になる必要があります。詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  1. solaris-desktop グループパッケージがインストールされていることを確認します。
    # pkg search -H -o pkg.name solaris-desktop
    group/system/solaris-desktop
  2. gdm で XDMCP 接続を有効にします。

    /etc/gdm/custom.conf ファイルで Enabletrue に設定します。

    [xdmcp] Enable=true

    詳細は、gdm(1M) のマニュアルページを参照してください。

  3. 変更をアクティブ化する前に、ログオフして作業を保存するようユーザーに警告します。

    再起動すると現在のすべての gdm セッションが強制終了されます。

  4. gdm デスクトップウィンドウサービスを再起動して、構成の変更を有効にします。
    # svcadm restart gdm

    これでユーザーが自身のスマートカードを使用してリモートデスクトップにアクセスできるようになります。ユーザーの手順については、スマートカードを使用してリモートの GNOME デスクトップに ssh を実行する方法を参照してください。