ゾーンクラスタで Oracle RAC のサポートソフトウェア用の共有メモリーを構成する方法

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ゾーンクラスタで Oracle RAC のサポートソフトウェア用の共有メモリーを構成するには、次のタスクを実行します。

始める前に

共有メモリーがグローバルクラスタで構成されていることを確認します。グローバルクラスタで Oracle RAC のサポートソフトウェア用の共有メモリーを構成する方法を参照してください。

各ゾーンクラスタで共有メモリーを構成します。
各パラメータの最小限必要な値および値の設定手順については、Oracle Clusterware と Oracle Database のドキュメントを参照してください。

注 - これらの手順は、ゾーンクラスタの実際の共有メモリーの制御には影響を与えません。Oracle dbca ユーティリティーでデータベースメモリーの割り当てを設定できるように、これらの手順を実行します。Oracle RAC のサポートデータベースの作成に Oracle dbca ユーティリティーを使用しない場合は、ゾーンクラスタでこれらの手順をスキップできます。
ゾーンクラスタに使用されるメモリーを制限する場合は、次の手順を実行します。
1. ゾーンクラスタをホストするグローバルクラスタノードで、root 役割になります。
2. clzonecluster コマンドを使用して、capped-memory プロパティー属性 physical、swap、および locked を構成します。
```
#clzonecluster configure zcname
clzonecluster:zcname> add capped-memory
clzonecluster:cz1-2n:capped-memory> set physical=memsize
clzonecluster:cz1-2n:capped-memory> set swap=memsize
clzonecluster:cz1-2n:capped-memory> set locked=memsize
clzonecluster:cz1-2n:capped-memory> end
clzonecluster:cz1-2n>commit
```
  Physical=memsize
  
  物理メモリーサイズを指定します。
  
  swap=memsize
  
  スワップメモリーサイズを指定します。
  
  locked=memsize
  
  Oracle RAC のサポートデータベースプロセスがメモリー内でのロックをリクエストできる共有メモリーセグメントサイズの制限を指定します。
  
  注 - capped-memory プロパティーの locked 属性に加えて、max-shm-memory プロパティーを使用して、ゾーンクラスタで共有メモリーセグメントの制限を直接構成できます。zonecfg(1M) のマニュアルページも参照してください。
3. ゾーンクラスタをリブートします。
```
#clzonecluster reboot zcname
```
  注 - ゾーンクラスタ作成の一部として capped-memory プロパティー属性を構成する手順を実行できます。ゾーンクラスタの作成の一部として capped-memory プロパティー属性を構成する場合は、最初のゾーンクラスタのブート後にメモリー関連のプロパティーが即時に有効になります。Oracle Solaris Cluster 4.3 ソフトウェアのインストール のゾーンクラスタの作成方法 (clsetup)を参照してください。

次のステップ

ゾーンクラスタで Oracle RAC のサポートソフトウェアに必要な特権を設定する方法に進みます。

ゾーンクラスタで Oracle RAC のサポート ソフトウェア用の共有メモリーを構成する方法

ゾーンクラスタで Oracle RAC のサポートソフトウェア用の共有メモリーを構成する方法