Sun Management Center 3.5 Performance Reporting Manager ユーザーガイド

第 5 章 レポートオプション

Performance Reporting Manager では、レポーティング機能をカスタマイズすることができます。

この章の内容は次のとおりです。

レポートオプションの概要

Performance Reporting Manager には、レポーティング機能をカスタマイズするオプションが複数用意されています。

Web ブラウザのレポート表示に関する詳細は、レポート出力表示オプションを参照してください。

レポートのスケジューリング

標準レポート要求とカスタムレポート要求は、レポート要求にホスト名が保存されていれば、自動生成の間隔スケジュールを設定することができます。スケジュール設定された全レポートの出力は Sun Management Center 3.5 のサーバーマシンに送られ、ディレクトリに保存されます。保存されたレポートは、http://server-machine-name:8080/prm/reports にアクセスしてブラウザに表示できます。

レポートをスケジュールする
  1. レポートマネージャの「ファイル」メニューから「スケジュール」を指定し、「定期レポートを作成する」を選択します。

    「レポート作成のスケジュール」ダイアログボックスが開きます。

  2. 左区画の階層表示から、希望するレポート要求名を選択します。

    レポート要求は、階層表示の第 3 レベルに表示されています。

  3. 「追加」ボタンをクリックします。

    レポート要求の名前が右区画に移動します。

  4. 同時に複数のレポートをスケジュールする場合は、「Multiple Report Requests」を選択します (省略可能)。

    このオプションは、全てのレポートを同時に実行したい場合のみ選択してください。

  5. 「日付」、「時間」、「繰り返し間隔」の各フィールドを指定します。

    日付形式は地域固有です。日付ラベルに、指定通りの日付を入力します。「時間」フィールドと「繰り返し 間隔」フィールドは、ドロップダウンメニューから選択します。

  6. 「了解」をクリックします。

    レポートは、ユーザーが指定した生成間隔でスケジュールされます。この生成間隔は、要求を削除するまで変わりません。

スケジュールされたレポートを削除する
  1. レポートマネージャの「ファイル」メニューから「スケジュール」を指定し、「定期レポートの状態を表示する」を選択します。

    新しいウィンドウが開いて、現在スケジュールされている全レポートが一覧表示されます。列見出しのセルの境界をドラッグすると、列幅を変更できます。

  2. 削除するレポート名の行を指定します。

  3. 「削除」ボタンをクリックします。

    レポートが表から削除されます。

  4. 「了解」をクリックします。

    レポートの生成間隔スケジュールが解除されました。

レポート出力表示オプション

生成されたレポートの出力を表示したり保存したりするために、複数のオプションが用意されています。これらのオプションには、以下の出力が含まれます。

HTML ファイルで保存されたレポートは、NavigatorTM 4.5.1 以上、または Internet Explorer 5.0 以上で見ることができます。

レポートを HTML でブラウザに表示する
  1. 希望するレポートを生成します。

    レポート出力は、別のウィンドウに表示されます。詳しい手順は、標準レポートを生成する を参照してください。

  2. レポートウィンドウの「ファイル」メニューから「Web ブラウザに表示」を指定します。

    Web ブラウザが起動し、レポートが HTML で表示されます。

Sun Management Center の Web サーバーに送信する
  1. 希望するレポート要求を作成します。

    レポート出力は、別のウィンドウに表示されます。詳しい手順は、標準レポートを生成する を参照してください。

  2. レポートウィンドウの「ファイル」メニューから「Web サーバに通知」を指定します。

    レポートは、Web サーバーとして接続された Sun Management Center 3.5 サーバーに送信されます。

データをエクスポートする
  1. 希望するレポートを作成します。

    レポート出力は、別のウィンドウに表示されます。詳しい手順は、標準レポートを生成する を参照してください。

  2. レポートウィンドウの「ファイル」メニューから「データのエクスポート」を指定します。

    「データのエクスポート」ダイアログボックスが表示されます。

  3. 区切り文字として「コンマ」または「タブ」を指定します。

  4. ファイルを保存するディレクトリを指定します。

  5. 「ファイル名」テキストフィールドに、名前を入力します。

  6. 「ファイルタイプ」ドロップダウンメニューからファイルタイプを選択します。

  7. 「保存」をクリックします。

Sun Management Center Web サーバーからレポートへのアクセス

レポートは、HTML でブラウザに表示することができます。この場合、まずレポートを保存してから、Sun Management Center 3.5 の Web サーバーに送信します。スケジュールされたレポートは、全て Sun Management Center 3.5 サーバーマシンに送信されます。また、レポートメニューの「Web サーバに通知」オプションを使用して、個別にレポートを送信することも可能です。全ての送信済みレポートは、サーバーからオープンされたブラウザウィンドウに一覧表示されます。一旦表示されたレポートは、削除されるまでそのままです。

送信済みレポートにアクセスする
  1. 以下の URL から Sun Management Center 3.5 のWeb サーバーを起動します。


    http://server-machine-name:8080/prm/reports
    

  2. テキストフィールドにログイン名とパスワードを入力して、ログインします。

    このとき、Sun Management Center 3.5 サーバーと同じログイン名とパスワードを使用してください。

    ブラウザウィンドウに、Web サーバーに送信された全レポートの要求名、カテゴリとサブカテゴリ、タイトル、作成時間などが一覧表示されます。

  3. 「レポートタイトル」フィールドの名前をクリックして、レポートを表示します。

    ブラウザウィンドウにレポートが表示されます。

  4. ブラウザの印刷オプション使用して、レポートを印刷します (省略可能)。

  5. ブラウザウィンドウを閉じます。

送信済みレポートを削除する
  1. Sun Management Center 3.5 の Web サーバーにログインします。

    詳しい手順は、送信済みレポートにアクセスする の手順 1 と手順 2 を参照してください。

  2. 一覧表からレポート名を探して、そのレポートの「削除」ボタンをクリックします。

    2 番目のダイアログボックスが開き、削除するかどうかを確認されます。

  3. 「削除」をクリックして、削除要求を確認します。

    レポートが一覧表と Web サーバーから削除されます。

次の図は、ブラウザウィンドウに表示された送信済みレポート一覧の例です。

図 5–1 Web サーバーに送信されたレポート一覧の例

Netscape: Sun Management Center 3.5 Reports ブラウザ。図内のテキストで図の内容が理解できます。

折れ線グラフレポートの表示オプション

折れ線グラフ形式のレポートの場合、いくつかのデータ表示オプションが用意されています。レポートウィンドウの最上部には、オプションにアクセスするために、複数のボタンが設置されています。まず、グラフ上でクリックして、次のいずれかのボタンをクリックします。

折れ線グラフレポートのカスタマイズ

レポートを折れ線グラフ形式で実行した場合、レポートの形態をカスタマイズすることができます。「編集」メニューから「グラフのカスタマイズ」を指定します。使用できるオプションは、新規カスタムレポートテンプレートのときと同じです。ただし、レポートの実行後に選択するカスタムオプションの場合、そのレポートだけにしか適応できないという点が異なります。変更を保存することはできませんが、カスタマイズしたレポートを Sun Management Center の Web サーバーに送信して、表示したり印刷したりすることが可能です。

詳細については、レポート形態のカスタマイズを参照してください。

データ収集オプション

この画面を使用すると、各ホストのデータ収集を有効または無効にできます。「データ収集」ダイアログボックスには、データ収集を有効または無効にしたエージェントマシンが表示されます。

次の要件をすべて満たすとき、エージェントマシンのデータ収集はデフォルトで有効になります。

ホストのデータ収集が有効になっている場合、左区画の表には、データ収集の状態と前回のデータ収集時刻が表示されます。前回のデータ収集時にデータ収集が行われなかった場合、最初の列に警告が表示されます。これは、前回のデータ収集時にホストが起動していなかった場合などに発生します。警告がない場合、データがスケジュールどおりに収集されていると確認できます。最後の列には、前回のデータ収集時刻が表示されます。

Performance Reporting Manager ソフトウェアをインストールした直後には、データ収集の時刻が表示されるまでに時間がかかることがあります。データ収集を有効にしている限り、この表にはエントリが追加され続けます。次の図に、「データ収集」ダイアログボックスの例を示します。

図 5–2 「データ収集」ダイアログボックスの例

「データ収集」ダイアログボックス。図内のテキストで図の内容が理解できます。

データ収集を無効にした場合でも、右区画の表にはホスト名と前回のデータ収集時刻が表示されます。この情報は、Performance Reporting Manager ソフトウェアをアンインストールするまで、ホストをトポロジから外すまで、あるいは、ホストをサーバーコンテキストから外すまで残ります。

エージェントマシンをレポートに含める必要がなくなった場合、そのマシン上でのデータ収集を停止することができます。あるホストのデータ収集を無効にしても、この画面を使用すれば、もう一度、そのホストのデータ収集を有効にできます。

ホストのデータ収集を有効または無効にする
  1. レポートマネージャの「ファイル」メニューから「データ」を指定して、「データ収集」を選択します。

    「データ収集」ダイアログボックスが開きます。 右区画には、現在データが収集されていないホストが一覧表示されます。左区画には、現在データが収集されているホストが一覧表示されます。

  2. 対応する表からホスト名を選択します。

  3. 必要に応じて、「有効」、「すべて有効」、「無効」、および「すべて無効」ボタンをクリックして、ホスト名を移動します。

    データ収集を無効にするには、左の表から右の表にホスト名を移動します。データ収集を有効にするには、右の表から左の表にホスト名を移動します。「了解」をクリックするまで、変更は適用されません。

  4. 「了解」をクリックして、変更を保存します。