この章では、インストール時にコンポーネントを設定するために、Sun JavaTM Enterprise System (Java ES) インストーラに指定する必要のある情報について説明します。
この章で説明する内容は、次のとおりです。
この章では、インストール時に (「今すぐ設定」設定オプションを使用して) 設定可能な製品コンポーネントの設定情報について説明します。この章は、第 4 章「設定ワークシート」に記載されているワークシートとともに使用してください。
「あとで設定」インストールタイプを選択する場合、インストール時に設定する必要はほとんどありません。
Java ES インストーラでは設定できないため、インストール後に設定する必要があるコンポーネントには、Directory Proxy Server、Java DB、Monitoring Console、Service Registry、および Sun Cluster コンポーネントがあります。
インストールを実行したあと、『Sun Java Enterprise System 5 Update 1 Installation Guide for UNIX』の第 6 章「Completing Postinstallation Configuration」で、これらの製品コンポーネントの設定方法を参照してください。
「今すぐ設定」オプションを使用する場合、Java ES のインストーラにより、選択されたコンポーネントの設定ページが表示されます。インストール時に、このページを使って設定できます。デフォルトの情報をそのまま使用することも、別の情報を入力することもできます。別の情報を指定する場合は、設定時にコンポーネントがそのディレクトリまたはポートを常に認識するようにする必要があります。「今すぐ設定」インストールのデフォルトの共通サーバー設定については、「共通設定」を参照してください。個別のコンポーネントコンフィギュレータを使用して、追加の変更を加えることもできます。
たいていの場合、インストール時に設定可能なコンポーネントの設定をインストール後に完了する際、このマニュアルの表とワークシートおよび『Sun Java Enterprise System 5 Update 1 Installation Guide for UNIX』の第 6 章「Completing Postinstallation Configuration」の説明を参照することが役立ちます。
インストールセッションの最後に、インストール中に設定された設定値がサマリーファイルに記録されます。このファイルは、インストーラの最後のページ、またはこのファイルが保存されている次のディレクトリから表示することができます。
Solaris OS の場合: /var/sadm/install/logsLinux の場合: /var/opt/sun/install/logs
この章に示す表には、「ラベルと状態ファイルのパラメータ」および「説明」という 2 つの列があります。「ラベルと状態ファイルのパラメータ」列には、次の情報が含まれます。
ラベル:対話的グラフィカルインストーラのページ内の情報を識別するためのテキスト。これは、通常は入力フィールドに付けられたラベルです。テキストベースのインストーラでも、同じ用語が使用されます。
状態ファイルのパラメータ:状態ファイルのパラメータをキーとして使用して、サイレントインストール状態ファイル内の情報を識別できます。状態ファイルのパラメータは、大文字のモノスペースフォントで表示されます。たとえば、AS_ADMIN_USER_NAME のようになります。
パラメータの使用方法を理解するには、『Sun Java Enterprise System 5 Update 1 Installation Guide for UNIX』の付録 C「Example State File」で示されている状態ファイルの例を検討するのがよい方法です。
「説明」列には、「ラベルと状態ファイルのパラメータ」列のパラメータに関する説明が含まれます。パラメータにデフォルト値が設定されている場合は、そのデフォルト値を示します。説明列で、サイレントモードの状態ファイル用に別の値が示される場合を除き、インストーラのすべてのモードにデフォルト値が適用されます。状態ファイルの値は、特に明記されていないかぎり大文字と小文字が区別されます。パラメータに適用されるその他の情報があれば、例、パス、そのパラメータについての注意事項を説明した注記などの情報が示されます。
この章の情報を参考にして、「今すぐ設定」インストールの実行中にインストーラから要求される設定情報を入力するには、次のようにします。
この章の中で、該当する製品コンポーネントについて説明している節を特定します。
表示されているインストーラページに対応する表を探します。表には、インストーラのそれぞれのページに含まれるすべてのフィールドと質問が記載されています。
この章で状態ファイルのパラメータに関する情報を参照するには、次のようにします。
オンラインガイドを使用している場合は、HTML または PDF の検索機能を使用してパラメータ文字列を検索します。
印刷されているマニュアルを使用している場合は、索引を参照します。索引には、各パラメータ名の項目が記載されています。実際のパラメータ名または「状態ファイルパラメータ」の項目内を参照してください。
インストールおよび設定時に、さまざまなタイプのドメイン、組織、および関連する設定情報の値を指定するように求められます。
DNS (Domain Name System)。DNS (Domain Name System) は、分散インターネットディレクトリサービスです。たいていの場合、DNS は、ドメイン名と IP アドレス間の変換および電子メールの配信を制御するために使用されます。
DNS ドメイン名。DNS ドメイン名は、ネットワーク上のサーバーのグループを識別します。ドメイン名の例: example.com、red.example.com
完全修飾ドメイン名 (FQDN: Fully Qualified Domain Name)。FQDN は、サーバー、ルーターなどのネットワークデバイス上に存在するネットワークインタフェースの TCP/IP アドレスに対応する、人間に解読可能な名前です。サーバーの FQDN には、ホスト名とドメイン名の両方が含まれます。サーバーの FQDN の例: myComputer.example.com
ホスト名。ホスト名は、ネットワーク上でサーバーを識別する一意の名前です。ホスト名は、サーバーのローカル名と組織のドメイン名の組み合わせで表現できます。これは、サーバーの FQDN でもあります。ドメインのコンテキスト内では、ホスト名をローカル名だけで表せます。これは、ローカル名がドメイン内部で一意でなければならないためです。ホスト名の例:
FQDN 表現: myComputer.red.example.com
red.example.com ドメイン内で一意のローカル名表現: myComputer
設定ディレクトリ。さまざまな管理ドメインの設定情報を格納する Directory Server のインスタンス。管理サーバーは、これらのドメインを管理する際に、設定ディレクトリにアクセスします。設定情報を保持するサブツリーのベースサフィックスは、常に o=NetscapeRoot になります。
ユーザー / グループディレクトリ。LDAP 階層内の組織情報を格納する Directory Server のインスタンス。通常、組織は、LDAP 階層内の DNS ドメイン名で表現されます。階層内の各組織には、人、組織単位、プリンタ、ドキュメントなどを表すエントリを含めることができます。
管理ドメイン。Directory Server 設定ディレクトリサーバー内で表現され、Sun Java System サーバーコンソールで管理されるサーバーのセット。通常、管理ドメインは、LDAP 階層内で DNS ドメイン名を使用して表現されますが、任意の名前を使用して、管理ドメインを構成するサーバーグループを表現できます。
電子メールドメイン。電子メールのルーティングに使用される DNS 内の一意のドメイン。組織の電子メールドメインには DNS ドメイン名を使用できますが、別のドメインを使用して電子メールをルーティングすることも可能です。たとえば、DNS ドメインが example.com で、電子メールドメインが sfbay.example.com などです。Sun の LDAP スキーマ 2 では、電子メールドメインは、ユーザー / グループディレクトリで組織の属性として表現されます。
認証ドメイン。Access Manager では、トラストサークルは認証ドメインとして実装されます。認証ドメインは DNS ドメインではありません。Access Manager では、認証ドメインは、アイデンティティーを連携する目的でグループ化されるエンティティーを表します。
組織 DN。ユーザー / グループディレクトリの LDAP 階層内の組織の一意名。通常、組織は、o、ou、または dc LDAP 属性を使用して、LDAP 階層内の DNS ドメイン名で表現されます。組織には、サブ組織を含めることができます。
ディレクトリマネージャー。UNIX のスーパーユーザーに相当する、権限のある Directory Server 管理者。デフォルトのディレクトリマネージャー DN は cn=Directory Manager ですが、これは変更可能です。インストールおよび設定時に、ディレクトリマネージャー DN およびパスワードを指定して、LDAP 設定を変更する必要があります。
「今すぐ設定」オプションを使用して製品コンポーネントをインストールする場合、インストーラにより表示されるページを使って、インストール時の設定で一部の共通設定がどのように処理されるかを指定できます。
サイレントインストールで作成される状態ファイルでは、管理者のパスワードなどの機密データを変数を使って指定できます。配備しても安全なように、ファイルが保護されていることを確認してください。
「今すぐ設定」インストールでは、「管理者アカウント設定情報の指定」画面から、管理者設定を使用するすべての製品コンポーネントに対して単一の管理者アカウントおよびパスワードを指定できます。
表 3–1 パスワード選択
共通サーバー設定は、設定を使用する製品コンポーネントのデフォルト値を指定する場合に使用します。
インストーラの設定ページで「共有デフォルト値」という表記は、その設定が「共通サーバー設定」ページで設定されたデフォルト値であることを示します。デフォルト値をそのまま使用することも、設定中の製品コンポーネントに固有の値を入力することによってデフォルト値を変更することもできます。
表 3–2 共通サーバー設定
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
CMN_HOST_NAME |
Java ES コンポーネントのインストール先ホストのホスト名。 hostname コマンドの出力。例: thishost |
CMN_DOMAIN_NAME |
インストール先ホストのドメイン。ローカル DNS サーバーに登録されている、このコンピュータのドメイン名。形式は subdomain.domain.com です。例: example.com |
ホスト IP アドレス |
インストール先ホスト (ローカルホスト) の IP アドレス。例: 127.51.91.192 |
CMN_ADMIN_USER |
インストールされるすべてのコンポーネントの管理者のデフォルトユーザー ID。例: admin 注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 |
CMN_ADMIN_PASSWORD |
インストールされるすべてのコンポーネントの管理者のデフォルトパスワード。 デフォルト値は存在しません。パスワードは 8 文字以上で指定する必要があります。 注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 注意: Java ES インストーラでは、管理パスワードに、空白文字および ; & ( ) ! | < > ' “ $ ^ \ # / , @ % 記号は使用できません。 |
CMN_SYSTEM_USER |
コンポーネントプロセスの実行に適用されるユーザー ID (UID)。 デフォルト値は root です。 |
CMN_SYSTEM_GROUP |
システムユーザーのグループ ID (GID)。 デフォルト値は root です。 |
Java ES インストーラでは、Access Manager の次のサブコンポーネントをインストールできます。
Access Manager SDK はアイデンティティー管理とポリシーサービスコアの一部として 自動的にインストールされますが、SDK はリモートホストに個別にインストールすることもできます。Access Manager SDK の個別のインストールについては、「Access Manager SDK 設定情報」を参照してください。
Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアのサブコンポーネントは、Web コンテナ (通常は Web Server または Application Server) 内で稼働します。
Access Manager は、サードパーティーの Web コンテナ (具体的には IBM WebSphere Application Server または BEA WebLogic Server) でも稼働します。「あとで設定」オプションを使用して Access Manager をインストールしてから、amconfig スクリプトを実行して、インストール後の設定を行います。IBM または BEA のマニュアルに従って、サードパーティーの Web コンテナをインストールおよび設定してください。
インストーラが要求する情報は、Web コンテナの種類によって異なります。
この節では、Application Server が Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントの Web コンテナである場合に、インストーラに指定する必要のある情報を示します。
表 3–4 Application Server を Access Manager の Web コンテナとして使用する場合
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
セキュリティー保護されたサーバーインスタンスポート |
Application Server がインスタンスへの接続を待機するポート。 デフォルト値は 8080 です。 選択内容が Application Server 用に設定したプロトコルと対応していない場合、エラーが表示されます。作業を続行する前にこの状態を解決する必要があります。 |
セキュリティー保護された管理サーバーポート |
Application Server の管理サーバーが接続を待機するポート。 デフォルト値は 4849 です。 |
管理者ユーザー ID IS_IAS81_ADMIN |
Application Server 管理者のユーザー ID デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「管理者ユーザー ID」の値です。 注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 |
管理者パスワード IS_IAS81_ADMINPASSWORD |
デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した管理者パスワードです。 注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 注意: Java ES インストーラでは、管理パスワードに、空白文字および ; & ( ) ! | < > ' “ $ ^ \ # / , @ % 記号は使用できません。 |
この節では、Web Server が Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントの Web コンテナである場合に、インストーラに指定する必要のある情報を示します。
表 3–5 Web Server を Access Manager の Web コンテナとして使用する場合
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
ホスト名 |
ホストの完全修飾ドメイン名。 たとえば、このホストが siroe.example.com の場合、値は siroe.example.com となります。 デフォルト値は、現在のホストの完全修飾ドメイン名です。 |
IS_WS_ADMIN_ID |
Web Server 管理者のユーザー ID。 デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「管理者ユーザー ID」の値です。 注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 |
IS_WS_ADMIN_PASSWORD |
Web Server マスター管理者のパスワード。 デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した管理者パスワードです。 注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 注意: Java ES インストーラでは、管理パスワードに、空白文字および ; & ( ) ! | < > ' “ $ ^ \ # / , @ % 記号は使用できません。 |
IS_WS_DOC_DIR |
Web Server がコンテンツドキュメントを格納するディレクトリ。 Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWwbsvr7/https-hostname.domain /docs Linux の場合: /var/opt/sun/webserver7/https-hostname.domain /docs |
Web Server のポート |
Web Server 管理インスタンスが HTTPS 接続を待機するポート。このポートが使用中の場合は、使用可能なポートを選択するよう求められます。 デフォルト値は 80 です。 |
Web Server インスタンスディレクトリ |
Web Server のインスタンスがインストールされたディレクトリへのパス。パスの構文は次のとおりです。 WebServer-base/https- webserver-instancename このセッションで Web Server をインストールする場合、WebServer-base のデフォルト値は、次に示す Web Server のインスタンスディレクトリです。 Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWwbsvr7 Linux の場合: /var/opt/sun/webserver7 |
IS_WS_PROTOCOL |
Web Server が Web Server ポート上で待機する際に使用するプロトコル。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 デフォルト値は HTTP です。 |
次に示す Access Manager のサブコンポーネントでは、インストーラに指定する Access Manager サービスの情報が異なります。
この節では、Web コンテナの詳細設定を行う際にインストーラに指定する必要のあるサービス情報について説明します。
表 3–6 Web コンテナ指定用の Access Manager サービス情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
ホスト名 |
Java ES をインストールするホストの完全修飾ドメイン名。 デフォルト値は、ローカルホストの完全修飾ドメイン名です。 |
サービス配備 URI |
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントに関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI (Uniform Resource Identifier) プレフィックス。この URI は、レルム (AccessManager 7.x 互換) コンソールにアクセスするために使用します。 デフォルト値は amserver です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
共通ドメイン配備 URI |
Web コンテナ上の共通ドメインサービスにアクセスするための URI プレフィックス。 デフォルト値は amcommon です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
Cookie ドメイン |
Access Manager がユーザーにセッション ID を付与する場合に、Access Manager がブラウザに返す、信頼できる DNS ドメインの名前。 この値は、example.com などの単一の最上位ドメインに限定することができます。この場合、セッション ID で example.com のすべてのサブドメインの認証が得られます。 また、.corp.example.com,.sales.example.com のように、コンマで区切ってサブドメインを指定することもできます。この場合、セッション ID でリスト内のすべてのサブドメインの認証が得られます。 リスト内の各ドメインの先頭に、ドット (.) を指定する必要があります。 デフォルト値は、現在のドメインにプレフィックスとしてドット (.) を付加した値となります。 |
パスワード配備 URI |
Access Manager を実行する Web コンテナが使用する、ユーザー指定の文字列と対応する配備済みアプリケーション間のマッピングを決定する URI。これは、Access Manager パスワードリセットサービスの URI です。 デフォルト値は ampassword です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
CONSOLE_PROTOCOL |
Web Server が Web Server ポート上で待機する際に使用するプロトコル。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 デフォルト値は HTTP です。 |
この節では、インストーラの実行時に指定する必要のある Access Manager コンソールのサービス情報について説明します。
表 3–7 Access Manager コンソールの Access Manager サービス情報
この節では、次の両方の条件にあてはまる場合に、インストーラに指定するサービス情報を示します。
Access Manager 管理コンソールサブコンポーネントのみをインストールする。
アイデンティティー管理とポリシーサービスコアサブコンポーネントが同一のホストにインストール済みである。
AM コンソール単体のインストールは、レルムモード (AccessManager 7.x 互換) でのみ実行できます。旧バージョンモード (6.x 互換) では実行できません。
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
コンソール配備 URI |
Access Manager の旧バージョンモード (AccessManager 6.x 互換) コンソールに関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI プレフィックス。旧バージョンモードだけに適用されます。 デフォルト値は amconsole です。 AM_REALM が Enabled の場合 (レルムモード 7.x を設定)、CONSOLE_DEPLOY_URI は無視されます。 |
パスワードサービス配備 URI |
Access Manager を実行する Web コンテナが使用する、ユーザー指定の文字列と対応する配備済みアプリケーション間のマッピングを決定する URI。これは、Access Manager パスワードリセットサービスの URI です。 デフォルト値は ampassword です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
この節では、次の両方の条件にあてはまる場合に、インストーラに指定するサービス情報を示します。
Access Manager 管理コンソールサブコンポーネントのみをインストールする。
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントが、異なるホストにインストールされる。
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
Access Manager 管理コンソール用の Web コンテナ |
|
コンソールホスト名 |
インストール先のホストの完全修飾ドメイン名。 |
コンソール配備 URI |
Access Manager の旧バージョンモード (AccessManager 6.x 互換) コンソールに関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI プレフィックス。旧バージョンモードだけに適用されます。デフォルト値は amconsole です。 AM_REALM が Enabled の場合 (レルムモード 7.x を設定)、CONSOLE_DEPLOY_URI は無視されます。 |
パスワードサービス配備 URI |
パスワードサービス用の配備 URI。 デフォルト値は ampassword です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
Access Manager サービス用の Web コンテナ |
|
サービスホスト名 |
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントのインストール先ホストの完全修飾ドメイン名。 デフォルト値は、このホストの完全修飾ドメイン名です。デフォルト値は指定形式を示す例としてだけ用い、値を編集して正しいリモートホスト名を指定する必要があります。 状態ファイルでは、リモートホストの完全修飾ドメイン名を指定します。 |
ポート |
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントが接続を待機するポート。このポートは、Web コンテナが使用する HTTP ポートまたは HTTPS ポートです。 |
サービス配備 URI |
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントに関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI プレフィックス。この URI は、レルム (AccessManager 7.x 互換) コンソールにアクセスするために使用します。 デフォルト値は amserver です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
Cookie ドメイン |
Access Manager がユーザーにセッション ID を付与する場合に、Access Manager がブラウザに返す、信頼できる DNS ドメインの名前。 この値を example.com などの単一の最上位ドメインに限定できます。この場合、セッション ID で example.com のすべてのサブドメインの認証が得られます。 また、.corp.example.com のように、コンマで区切ってサブドメインを指定することもできます。この場合、セッション ID でリスト内のすべてのサブドメインの認証が得られます。 各ドメインの先頭に、ドット (.) を指定する必要があります。 デフォルト値は、現在のドメインにプレフィックスとしてドット (.) を付加した値となります。 |
この節では、連携管理サブコンポーネントの共有ドメインサービスのみをインストールする場合に、インストーラに指定するサービス情報を示します。
表 3–10 連携管理をインストールするための Access Manager サービス情報 (コアがすでにインストールされている場合)
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
共通ドメイン配備 URI |
Web コンテナ上の共通ドメインサービスにアクセスするための URI プレフィックス。 デフォルト値は amcommon です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
アイデンティティー管理およびポリシーサービスコアをインストールする場合に、インストーラに指定する情報は次のとおりです。
表 3–11 Access Manager のインストール時に必要となる Directory Server に関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
Directory Server ホスト |
Directory Server が存在するホストを決定するホスト名または値。 デフォルト値は、ローカルホストの完全修飾ドメイン名です。たとえば、ローカルホストが siroe.example.com の場合、デフォルト値は siroe.example.com となります。 |
Directory Server ポート |
Directory Server がクライアント接続を待機するポート。 デフォルト値は 389 です。 |
Access Manager ディレクトリルートサフィックス |
Access Manager ルートサフィックスとして設定する識別名 (DN)。 デフォルト値は、このホストの完全修飾ホスト名からホスト名を除いた値に基づきます。たとえば、このホストが siroe.subdomain.example.com の場合、値は dc=subdomain,dc=example,dc=com になります。 |
ディレクトリマネージャー DN IS_DIRMGRDN |
Directory Server への無制限のアクセス権を持つユーザーの DN。 デフォルト値は cn=Directory Manager です。 |
ディレクトリマネージャーパスワード |
ディレクトリマネージャーのパスワード。 |
プロビジョニングされたディレクトリの設定に必要な情報は、インストーラがホスト内でプロビジョニングされた既存ディレクトリを検出するかどうかによって異なります。インストーラは、状態ファイルを生成するとき、プロビジョニングされた既存ディレクトリを検出すると、状態ファイルに IS_EXISTING_DIT_SCHEMA=y を書き込みます。プロビジョニングされた既存ディレクトリが検出されない場合、インストーラは状態ファイルに IS_EXISTING_DIT_SCHEMA=n を書き込みます。
インストーラがプロビジョニングされた既存ディレクトリを検出した場合は、次の情報を指定します。
表 3–12 Access Manager のインストール時に必要となる、プロビジョニングされた既存ディレクトリに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
ユーザーネーミング属性 IS_USER_NAMING_ATTR |
プロビジョニングされたディレクトリ内でユーザーに対して使用されるネーミング属性。 デフォルト値は uid です。 |
インストーラがプロビジョニングされた既存ディレクトリを検出しない場合、プロビジョニングされた既存ディレクトリを使用するかどうかを選択できます。次の表の最初の質問に対して yes を指定した場合、表に記載されている残りの質問に対しても情報を指定する必要があります。
表 3–13 Access Manager のインストール時に必要となる、プロビジョニングされた既存ディレクトリが検出されない場合の設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
Directory Server にユーザーデータが準備されていますか ? |
プロビジョニングされた既存ディレクトリを使用するかどうかを指定します。y または n を指定できます。 デフォルト値は n です。 |
組織マーカーオブジェクトクラス |
プロビジョニングされた既存ディレクトリ内で組織に対して定義されているオブジェクトクラス。この値は、この表の最初の項目の値を y に設定した場合にだけ使用されます。 デフォルト値は SunISManagedOrganization です。 |
組織ネーミング属性 |
プロビジョニングされている既存ディレクトリ内で組織の定義に使用されるネーミング属性。この値は、この表の最初の項目の値を y に設定した場合にだけ使用されます。 デフォルト値は o です。 |
ユーザーマーカーオブジェクトクラス |
プロビジョニングされた既存ディレクトリ内でユーザーに対して定義されているオブジェクトクラス。この値は、この表の最初の項目の値を y に設定した場合にだけ使用されます。 デフォルト値は inetorgperson です。 |
ユーザーネーミング属性 |
プロビジョニングされた既存ディレクトリ内でユーザーに対して使用されるネーミング属性。この値は、この表の最初の項目の値を y に設定した場合にだけ使用されます。 デフォルト値は uid です。 |
Access Manager のサブコンポーネントであるアイデンティティー管理とポリシーサービスコアをインストールすると、Access Manager SDK が自動的にインストールされます。Access Manager SDK は、Access Manager コアサービスから離れたリモートホストに独立した製品コンポーネントとしてインストールすることもできます。
Access Manager SDK をインストールする前に、リモートホストに Access Manager コアサービスがインストールされ、稼働している必要があります。このインストールの実行中に指定する Web コンテナの情報と Directory Server の設定情報は、Access Manager コアサービスのインストール時に指定した Web コンテナ情報および Directory Server 設定情報と一致している必要があります。
インストーラが Web コンテナと Directory Server に関する情報を要求するとき、ローカルホストの設定に基づいたデフォルト値が表示されます。
デフォルト値は形式の例としてだけ使用し、これらの値をそのまま適用しないでください。ここでは、デフォルト値の代わりに、正しいリモート情報を指定する必要があります。
Access Manager SDK を別個の製品コンポーネントとしてインストールする場合は、次の情報を指定する必要があります。
Access Manager SDK のみをインストールする場合、インストーラは次の管理情報を要求します。
表 3–14 Access Manager SDK のインストール時に必要となる管理に関する設定情報
ほかの Access Manager サブコンポーネントなしで Access Manager SDK をインストールする場合、インストーラは Directory Server に関する次の情報を要求します。
表 3–15 Access Manager SDK のインストール時に必要な Directory Server に関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
Directory Server ホスト |
Directory Server が存在するホストを決定するホスト名または値。リモートホスト上の Access Manager が使用する値と同じ値を設定します。 |
Directory Server ポート |
Directory Server がクライアント接続を待機するポート。リモートホスト上の Access Manager が使用する値と同じ値を設定します。 |
Access Manager ディレクトリルートサフィックス |
Directory Server のインストール時に Access Manager のルートサフィックスとして指定した識別名 (DN)。ルートサフィックスは、Access Manager により管理されるディレクトリの一部を示します。リモートホスト上の Access Manager が使用する値と同じ値を設定します。 デフォルト値は、このホストの完全修飾ホスト名からホスト名を除いた値に基づきます。たとえば、このホストが siroe.subdomain.example.com の場合、値は dc=subdomain,dc=example,dc=com になります。 デフォルト値は、形式を示す例としてだけ利用します。 |
ディレクトリマネージャー DN IS_DIRMGRDN |
Directory Server への無制限のアクセス権を持つユーザーの DN。リモートホスト上の Access Manager が使用する値と同じ値を設定します。 デフォルト値は cn=Directory Manager です。 |
ディレクトリマネージャーパスワード |
ディレクトリマネージャーのパスワード。リモートホスト上の Access Manager が使用する値と同じ値を設定します。 |
プロビジョニングされたディレクトリの設定に必要な情報は、インストーラがホスト内でプロビジョニングされた既存ディレクトリを検出するかどうかによって異なります。
インストーラは、状態ファイルを生成するとき、プロビジョニングされた既存ディレクトリを検出すると、状態ファイルに IS_EXISTING_DIT_SCHEMA=y を書き込みます。プロビジョニングされた既存ディレクトリが検出されない場合、インストーラは状態ファイルに IS_EXISTING_DIT_SCHEMA=n を書き込みます。
インストーラがプロビジョニングされた既存ディレクトリを検出した場合は、次の情報を指定します。
表 3–16 Access Manager SDK のインストール時に必要となる、プロビジョニングされた既存ディレクトリに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
IS_USER_NAMING_ATTR |
プロビジョニングされたディレクトリ内でユーザーに対して使用されるネーミング属性。 デフォルト値は uid です。 |
インストーラがプロビジョニングされた既存ディレクトリを検出しない場合、プロビジョニングされた既存ディレクトリを使用するかどうかを選択できます。次の表の最初の質問に対して yes を指定した場合、表に記載されている残りの質問に対しても情報を指定する必要があります。
表 3–17 Access Manager SDK のインストール時に必要となる、プロビジョニングされた既存ディレクトリが存在しない場合の設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
Directory Server にユーザーデータが準備されていますか ? |
プロビジョニングされた既存ディレクトリを使用するかどうかを指定します。y または n を指定できます。 デフォルト値は n です。 |
組織マーカーオブジェクトクラス |
プロビジョニングされた既存ディレクトリ内で組織に対して定義されているオブジェクトクラス。この値は、この表の最初の項目の値を y に設定した場合にだけ使用されます。 デフォルト値は SunISManagedOrganization です。 |
組織ネーミング属性 |
プロビジョニングされている既存ディレクトリ内で組織の定義に使用されるネーミング属性。この値は、この表の最初の項目の値を y に設定した場合にだけ使用されます。 デフォルト値は o です。 |
ユーザーマーカーオブジェクトクラス |
プロビジョニングされた既存ディレクトリ内でユーザーに対して定義されているオブジェクトクラス。この値は、この表の最初の項目の値を y に設定した場合にだけ使用されます。 デフォルト値は inetorgperson です。 |
ユーザーネーミング属性 |
プロビジョニングされた既存ディレクトリ内でユーザーに対して使用されるネーミング属性。この値は、この表の最初の項目の値を y に設定した場合にだけ使用されます。 デフォルト値は uid です。 |
Access Manager SDK だけをインストールする場合、インストーラは Web コンテナに関する次の情報を要求します。
表 3–18 Access Manager SDK のインストール時に必要となる Web コンテナに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
IS_WS_HOST_NAME |
Access Manager コアサービスを実行する Web コンテナのホスト名。リモートホストに Access Manager をインストールするときに指定した値を使用します。 デフォルト値は存在しません。 |
サービス配備 URI |
Access Manager に関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI プレフィックス。リモートホスト上の Access Manager が使用する値と同じ値を設定します。この URI は、レルム (AccessManager 7.x 互換) コンソールにアクセスするために使用します。 デフォルト値は amserver です。先頭にスラッシュを入力しないでください。 |
Cookie ドメイン |
Access Manager がユーザーにセッション ID を付与する場合に、Access Manager がブラウザに返す、信頼できる DNS ドメインの名前。リモートホスト上の Access Manager が使用する値と同じ値を設定します。 デフォルト値は、現在のドメインにプレフィックスとしてドット (.) を付加した値となります。 |
IS_SERVER_HOST |
Access Manager コアサービスを実行する Web コンテナが存在するホスト名。 |
IS_SERVER_PORT |
Access Manager コアサービスを実行する Web コンテナのポート番号。 |
IS_SERVER_PROTOCOL |
Access Manager Web コンテナポート上での待機に使用するプロトコル。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 デフォルト値は HTTP です。 |
サービスポート IS_WS_INSTANCE_PORT IS_IAS81INSTANCE_PORT |
Access Manager コアサービスを実行する Web コンテナインスタンスのポート番号。Access Manager コアサービスのインストール時に指定したポート番号を使用します。 Web Server のデフォルト値は 80 です。 Application Server のデフォルト値は 8080 です。 |
インストール時に、Application Server について次の情報を指定する必要があります。
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
管理ホスト名 |
ノードエージェントが接続可能なドメイン管理用ホストの名前。 デフォルト値は、ドメインを含むローカルホストの名前です。 |
管理ユーザー名 |
Application Server 管理ユーザーのユーザー ID。 デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「管理者ユーザー ID」の値です。 注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 |
パスワード |
Application Server 管理ユーザーのパスワード。 デフォルト値は存在しません。 注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 注意: 管理者パスワードには、空白文字および ; & ( ) ! | < > ' “ $ ^ \ # / , @ % 記号は使用できません。 |
マスターパスワード |
ドメイン管理サーバーやノードエージェントの起動などの asadmin 操作で使用される SSL 証明書データベースパスワード。 デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した管理パスワードの値です。 |
管理ポート |
Application Server のノードエージェントが接続を待機するポート。管理ツールにアクセスするために必要です。 デフォルト値は 4849 です。 |
ノードエージェント名 |
ローカルノードの名前。 デフォルト値はローカルホスト名です。 |
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
ロードバランスプラグインが使用する Web サーバー |
Sun Java System Web Server または Apache Web Server を選択します。 デフォルト値は Sun Java System Web Server です。 |
Web Server インストールディレクトリ |
Web Server または Apache HTTP Server のインストールディレクトリ。 デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /opt Linux の場合: /opt/sun |
CMN_WS_INSTANCE_DIR |
Web Server または Apache HTTP Server のインスタンスディレクトリ。 デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWwbsvr7/https-hostname.domainname Linux の場合: /var/opt/sun/webserver7/https-hostname.domainname |
インストール時に、Directory Server について次の情報を指定する必要があります。
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
CREATE_INSTANCE |
インストール中にディレクトリインスタンスを作成することができます。これは必須ではありません。デフォルト値は Yes です。 デフォルトを受け入れると、インスタンスの作成に必要な情報を指定するよう求められます。 |
「Directory Server インスタンス選択パネル」で「はい」を選択すると、このページが表示されます。「いいえ」を選択した場合、このページは表示されません。別のコンポーネントが Directory Server インスタンスを必要とする場合、このページで作成可能なインスタンス、またはインストールおよび設定済みの Directory Server インスタンスのどちらを使用するか、選択を求められます。
表 3–23 Directory Server のインスタンス作成情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
DSEE_INSTANCE_DIR |
新規インスタンスの位置。 デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合:/var/opt/SUNWdsee/dsins1 Linux の場合: /var/opt/sun/dsins1 |
DSEE_INSTANCE_PORT |
新しいインスタンスのセキュリティー保護されていないポート。 デフォルト値は 389 です。 |
DSEE_INSTANCE_SSL_PORT |
新しいインスタンスのセキュリティー保護されたポート。 デフォルト値は 636 です。 |
DSEE_DN_MANAGER |
Directory Server に対して無制限のアクセス権を持つユーザーの識別名 (DN)。 デフォルト値は cn=Directory Manager です。 |
DSEE_INSTANCE_USER |
新しいインスタンスを実行するユーザー ID。 デフォルト値は root です。 |
DSEE_INSTANCE_GROUP |
新しいインスタンスのグループ ID。 デフォルト値は root です。 |
DSEE_INSTANCE_PASSWORD |
ディレクトリマネージャーのパスワード。 デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「管理者パスワード」の値です。最低 8 文字以上です。 |
サフィックス |
このインスタンスによって管理される初期ディレクトリサフィックス。 デフォルト値は、現在のホストの完全修飾ドメイン名のセグメントから構成されます。たとえば、インストール先が siroe.sub1.example.com の場合、デフォルト値は dc=sub1,dc=example,dc=com になります。 |
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
CREATE_INSTANCE |
インストール中に作成した Directory Server インスタンスを使用するか、既存の Directory Server インスタンスを使用するかを選択できます。デフォルトの代わりに既存のインスタンスを使用する場合は、代替インスタンスがすでに設定されている必要があります。 デフォルト値は yes です。 |
インストール時に、HADB について次の情報を指定する必要があります。
表 3–25 HADB のポート選択情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
HADB_DEFAULT_ADMINPORT |
HADB 管理が待機するポート。 デフォルト値は 1862 です。 |
HADB_DEFAULT_RESDIR |
HADB がリソースの内容を格納する場所。 デフォルト値は /var/opt です。 |
HADB_DEFAULT_GROUP |
HADB のデフォルトインスタンスの実行時ユーザーが所属する UNIX グループ (GID)。 デフォルト値は other です。 |
HADB_AUTO_START |
インストーラに対し、システムの再起動時に HADB を自動的に起動するように指示する場合に、このオプションを選択します。 デフォルト値は yes です。 |
HADB_ALLOW_GROUPMANAGE |
HADB を HADB 管理グループによって管理する場合は、このオプションを選択してください。このパラメータを yes に設定した場合は、そのグループ (HADB_DEFAULT_GROUP) に属するすべてのメンバーが HADB を実行および管理できます。 デフォルト値は no です。 |
Portal Server を実行するには Web コンテナが必要です。インストールを実行する際、選択する Web コンテナに応じて、以降の節で示す設定情報を指定してください。
この節では、Portal Server の Web コンテナが Application Server の場合にインストーラが必要とする情報を示します。
表 3–27 Portal Server と Application Server を連動させる場合の Web コンテナに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
インストールディレクトリ |
Application Server のインストール先ディレクトリ。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /opt/SUNWappserver/appserver Linux の場合: /opt/sun/appserver |
ドメイン名 |
Portal Server が配備される Application Server ドメイン。 デフォルト値は domain1 です。 |
サーバーインスタンスディレクトリ |
ドメインの、この Portal Server インスタンスを配備する Application Server ディレクトリへのパス。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1 Linux の場合: /var/opt/sun/appserver/domains/domain1 |
サーバーインスタンスポート |
Application Server がインスタンスへの接続を待機するポート。 デフォルト値は 8080 です。 |
ドキュメントルートディレクトリ |
スタティックページが保持されるディレクトリの名前。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1/docroot Linux の場合: /var/opt/sun/appserver/domains/domain1/docroot |
管理ポート |
Application Server 管理インスタンスが、Portal Server のインストール先ドメインで稼働するポート。 デフォルト値は 4849 です。 |
管理者ユーザー ID |
Portal Server が Application Server に管理者としてアクセスする際に使用するユーザー ID。これは、Access Manager のユーザー ID とパスワードです。 デフォルト値は admin です。 |
管理者パスワード |
Portal Server が Application Server に管理者としてアクセスする際に使用するパスワード。 |
セキュリティー保護されたサーバーインスタンスプロトコル |
このプロトコルは、サーバーインスタンスポートの値がセキュリティー保護されたポートを参照するかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は http です。 |
セキュリティー保護された管理サーバーポート |
このプロトコルは、管理ポートの値がセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。 |
この節では、Portal Server の Web コンテナが Web Server の場合にインストーラが必要とする情報を示します。
表 3–28 Portal Server と Web Server を連動させる場合の Web コンテナに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
インストールディレクトリ |
Web Server のインストール先ディレクトリ。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /opt/SUNWwbsvr7 Linux の場合: /opt/sun/webserver7 |
管理ドメイン PS_DEPLOY_DOMAIN |
Portal Server の配備先の Web Server ドメイン。 デフォルト値は domain1 です。 |
インスタンスディレクトリ |
Web Server インスタンスのインストール先ディレクトリ。デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWwbsvr7-hostname.domainname Linux の場合: /var/opt/sun/webserver7-hostname.domainname |
サーバーインスタンスポート |
Web Server が HTTP 接続に対して待機するポート。 デフォルト値は 8800 です。 このインストーラセッションで Web Server をインストールする場合、デフォルト値は「Web Server HTTP ポート」の値 (WS_HTTP_PORT) となります。 |
管理ホスト PS_DEPLOY_ADMIN_HOST |
管理サーバーのホスト名。 |
管理ポート PS_DEPLOY_ADMIN_PORT |
Portal Server のインストール先ドメインで Web Server 管理インスタンスが実行されているポート。 デフォルト値は 8989 です。 |
セキュリティー保護されたサーバー管理プロトコル |
このプロトコルは、Web Server インスタンスのポートがセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。 |
この節では、Portal Server の Web コンテナが BEA WebLogic の場合にインストーラが要求する情報を示します。
表 3–29 Portal Server と BEA WebLogic を連動させる場合の Web コンテナに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
インストールディレクトリ |
BEA WebLogic のインストール先ディレクトリへのパス。 デフォルト値は /usr/local/bea/weblogic81 です。 |
インスタンスディレクトリ |
BEA WebLogic がユーザープロジェクトを格納するディレクトリへのパス。 デフォルト値は /usr/local/bea/user_projects/domains です。 |
JDK ホームディレクトリ PS_DEPLOY_JDK_DIR |
BEA WebLogic が使用する JDK のコピーのインストール先ディレクトリへのパス。 デフォルト値は /usr/local/bea/jdk142_05 です。 |
サーバー / クラスタポート |
BEA WebLogic が配備されるポートの番号。 デフォルト値は 7001 です。 |
サーバー / クラスタプロトコル |
「サーバー / クラスタポート」の値がセキュリティー保護されたポートを参照するかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 デフォルト値は http です。 |
管理者ユーザー ID |
BEA WebLogic 管理者 (システムユーザー) のユーザー名。 デフォルト値は weblogic です。 |
管理者パスワード |
BEA WebLogic 管理者 (システムユーザー) のパスワード。 |
管理ホスト PS_DEPLOY_ADMIN_HOST |
管理サーバーホスト名。完全修飾ドメイン名。たとえば、mycomputer.example.com です。 |
管理ポート PS_DEPLOY_ADMIN_PORT |
デフォルト値は 7001 です。 |
管理プロトコル PS_DEPLOY_ADMIN_PROTOCOL |
管理ポートがセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 デフォルト値は http です。 |
管理対象サーバー PS_DEPLOY_NOW |
BEA WebLogic Server が管理対象サーバーであるかどうかを指定します。 状態ファイルで、管理対象サーバーの場合は n を、管理対象サーバーではない場合は y を指定します。デフォルト値は n です。 |
この節では、Portal Server の Web コンテナが IBM WebSphere Application Server の場合にインストーラが要求する情報を示します。
表 3–30 Portal Server と IBM WebSphere を連動させる場合の Web コンテナに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
インストールディレクトリ |
IBM WebSphere Application Server のインストール先ディレクトリへのパス。 デフォルト値は /opt/IBM/WebSphere/Express51/AppServer です。 |
セル名 |
IBM WebSphere Application Server セルの名前。 デフォルト値は DefaultNode です。 |
ノード名 |
IBM WebSphere Application Server ノードの名前。 デフォルト値は DefaultNode です。 |
サーバーインスタンス |
IBM WebSphere Application Server インスタンスの名前。 デフォルト値は server1 です。 |
サーバーインスタンスポート |
IBM WebSphere アプリケーションインスタンスが HTTP 接続を待機するポート。この値は、通常はフロントエンド Web サーバーから設定されます。 デフォルト値は 7080 です。 |
サーバーインスタンスプロトコル |
「サーバーインスタンスポート」がセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は http です。 |
ドキュメントルートディレクトリ |
IBM WebSphere Application Server がコンテンツドキュメントを格納するディレクトリ。 デフォルト値は /opt/IBM/WebsSphere/Express51/Appserver/web/docs です。 英語以外の言語を使用する場合は、パス名の最後の部分を変更する必要があります。 |
JDK ホームディレクトリ PS_DEPLOY_JDK_DIR |
IBM WebSphere Application Server が使用する JDK インストールへのパス。 デフォルト値は /opt/IBM/WebsSphere/Express51/Appserver/java です。 |
管理者ユーザー ID |
WebSphere 管理者 (システムユーザー) のユーザー名。 デフォルト値は weblogic です。 |
管理者パスワード |
WebSphere 管理者 (システムユーザー) のパスワード。 |
PS_DEPLOY_ADMIN_HOST |
管理サーバーホスト名。完全修飾ドメイン名。たとえば、mycomputer.example.com です。 |
PS_DEPLOY_ADMIN_PORT |
デフォルト値は 7090 です。 |
PS_DEPLOY_ADMIN_PROTOCOL |
管理ポートがセキュリティー保護されたポートであるかどうかを指定します。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 デフォルト値は http です。 |
この節では、インストーラが Portal Server 用に必要とする Web コンテナの配備に関する情報を示します。
表 3–31 Portal Server Web コンテナの配備
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
PS_PORTALACCESS_URL |
プライマリポータルインスタンスアクセス URL。http:// hostname.domain:port/portal/dt の形式を使用します。例: http://mycomputer.example.com:8080/portal Gateway/Rewriter/Netlet プロキシ専用ノード以外のロードバランサ URL に設定できます。これらのノードの場合は、ポータルアクセス URL はロードバランサ URL ではなく、プライマリポータルインスタンス URL にしてください。 |
PS_PORTAL_ID |
ポータルを表す一意の識別子。 デフォルト値は portal1 です。 |
PS_SEARCH_ID |
ポータル内の検索インスタンスを表す一意の識別子。 デフォルト値は search1 です。 |
配備 URI |
Portal Server に関連する HTML ページ、クラス、および JAR ファイルにアクセスするための URI (Uniform Resource Identifier) プレフィックス。 値の先頭にスラッシュを含め、かつそれ以外のスラッシュを含んでいてはなりません。http://hostname.domain:port/portal の形式を使用し、ポータルアクセス URL と同じでなければなりません。 デフォルト値は /portal です。 |
PS_INSTANCE_ID |
ポータル内のポータルインスタンスを表す一意の識別子。 hostname-port の形式を使用します。例: mycomputer-8080 |
SRA_SWITCH_CORE |
このパラメータを Enabled に設定した場合は、インストーラによって、Portal Server Secure Remote Access ゲートウェイ情報を要求されます。 デフォルト値は Disabled です。 |
PS_DEVELOPER_PORTAL |
この開発者向けの機能を含むサンプルを設定するかどうかを選択します。 デフォルトでオンになっています。 |
PS_ENTERPRISE_PORTAL |
このビジネスポータル内の機能を含むサンプルを設定するかどうかを選択します。 デフォルトでオンになっています。 |
PS_COMMUNITY_PORTAL |
このコラボレーションとコミュニティー用の機能を含むサンプルを設定するかどうかを選択します。 デフォルトでオンになっています。 |
この節では、Portal Server Secure Remote Access のサブコンポーネントをインストールするのに必要な設定情報について説明します。
Portal Server のインストール時に、Portal Server Secure Remote Access コアがインストールされます。「Secure Remote Access を有効」をオンにすると (デフォルト値はオフ)、次の表に示す情報を指定するようインストーラにより求められます。
表 3–32 Portal Server Secure Remote Access 情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
SRA_GATEWAY_PROTOCOL |
Portal Server との通信時にゲートウェイが使用するプロトコル。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。 |
SRA_SERVER_DOMAIN |
Portal Server のインストール先ドメインの名前。デフォルト値は、ホストのドメイン名です。 たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com の場合、subdomain1.example.com を入力します。 |
SRA_GATEWAY_DOMAIN |
ゲートウェイのインストール先ドメインの名前。デフォルト値はホストのデフォルトドメインです。 たとえば、ゲートウェイホストの完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com である場合は、subdomain1.example.com と入力します。 |
ゲートウェイポート SRA_GATEWAY_PORT |
ゲートウェイホストの待機ポート。 デフォルト値は 443 です。 |
ゲートウェイプロファイル名 |
リスナポート、SSL オプション、プロキシオプションなどのゲートウェイ設定情報を含むプロファイル。 デフォルト値は default です。 |
ログのユーザーパスワード |
ルート以外のアクセス権を持つ管理者がゲートウェイログファイルにアクセスするためのパスワード。 |
この節では、ゲートウェイサブコンポーネントのインストール時に、インストーラに指定するゲートウェイ情報を示します。
表 3–33 Portal Server Secure Remote Access ゲートウェイのインストール時に必要となるゲートウェイに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
プロトコル |
ゲートウェイが通信に使用するプロトコル (HTTP または HTTPS)。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。ほとんどの場合、ゲートウェイでは HTTPS を使用する必要があります。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。 |
ホスト名 |
ゲートウェイサブコンポーネントのインストール先ホストの名前。たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com の場合、ホスト名は siroe です。 デフォルト値は、ローカルホストの名前です。 |
サブドメイン |
ゲートウェイホストのサブドメイン名。 デフォルト値は存在しません。 |
ドメイン |
ゲートウェイホストのドメイン名。たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.example.com の場合、この値は example.com となります。 デフォルト値は、ローカルホストのドメインです。 |
ホスト IP アドレス |
Access Manager ホストの IP アドレス。Portal Server に対して Access Manager がインストールされたホストの IP アドレスを指定します。 デフォルト値は、ローカルホストの IP アドレスです。 |
アクセスポート |
ゲートウェイホストの待機ポート。 デフォルト値は 443 です。 |
ゲートウェイプロファイル名 |
ゲートウェイが待機するポート、SSL オプション、プロキシオプションなど、ゲートウェイの設定に関連する情報を含むゲートウェイプロファイル。 デフォルト値は default です。 |
この節では、Netlet プロキシのインストール時に、インストーラに指定する Netlet プロキシ情報を示します。
表 3–34 Portal Server Secure Remote Access Netlet プロキシのインストール時に必要となる Netlet プロキシに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
ホスト名 |
Netlet プロキシサブコンポーネントのインストール先ホストの名前。 たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com の場合、ホスト名は siroe です。 デフォルト値は、ローカルホストの名前です。 |
サブドメイン |
Netlet プロキシのインストール先サブドメインの名前。 デフォルト値は存在しません。 |
ドメイン |
Netlet プロキシのインストール先ドメインの名前。 デフォルト値は、ローカルホストのドメインです。 |
ホスト IP アドレス |
Netlet プロキシのインストール先ホストの IP アドレス。 デフォルト値は、ローカルホストの IP アドレスです。 |
アクセスポート |
Netlet プロキシの待機ポート。 デフォルト値は 10555 です。 |
ゲートウェイプロファイル名 |
リスナポート、SSL オプション、プロキシオプションなどのゲートウェイ設定情報を含むプロファイル。 デフォルト値は default です。 |
この節では、Rewriter プロキシのインストール時に、インストーラに指定する Rewriter プロキシ情報を示します。
表 3–35 Portal Server Secure Remote Access Rewriter プロキシのインストール時に必要となる Rewriter プロキシに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
ホスト名 |
Rewriter プロキシサブコンポーネントのインストール先ホストの名前。 たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com の場合、ホスト名は siroe です。 デフォルト値は、ローカルホストの名前です。 |
サブドメイン |
Rewriter プロキシのインストール先サブドメインの名前。 デフォルト値は存在しません。 |
ドメイン |
Rewriter プロキシのインストール先ドメインの名前。 デフォルト値は、ローカルホストのドメイン名です。 |
ホスト IP アドレス |
Rewriter プロキシのインストール先ホストの IP アドレス。 デフォルト値は、ローカルホストの IP アドレスです。 |
アクセスポート |
Rewriter プロキシの待機ポート。 デフォルト値は 10443 です。 |
ゲートウェイプロファイル名 |
リスナポート、SSL オプション、プロキシオプションなどのゲートウェイ設定情報を含むプロファイル。 デフォルト値は default です。 |
ゲートウェイ、Netlet プロキシ、または Rewriter プロキシをインストールする場合、Portal Server, Secure Remote Access で使用する自己署名付き証明書を作成するための情報を指定できます。証明書を設定するには、インストーラに次の情報を指定する必要があります。
証明書情報には、マルチバイト文字を使用することはできません。
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
組織 |
所属する組織または会社名。 |
部署 |
所属する部署名。 |
市 / 地域 |
居住する市または地域。 |
州 / 都道府県名 |
居住する都道府県名。 |
国名コード |
2 文字の国名コード。 |
証明書データベースパスワード |
自己署名付き証明書にのみ適用されるパスワード (および確認用パスワード)。 |
インストール時に、Web Server に関する次の情報を指定する必要があります。
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
WS_ADMIN_IS_SERVER_MODE |
管理サーバーは、管理の目的にのみに使用される、特別に設定された Web Server インスタンスです。 サーバーファームの環境の場合、このサーバーがインスタンス管理命令をノードに送信する、マスター管理インスタンスになります。管理アプリケーションは、このサーバーに配備されます。 Web Server のスタンドアロンインストールの場合は、常に「管理インスタンスをサーバーとして設定」を選択してください。 後続のページで、この設定情報を指定するように求められます。 デフォルトでオンになっています。 |
WS_ADMIN_IS_NODE_MODE |
管理ノードは、特別に設定された Web Server インスタンスであり、登録された管理サーバーからのコマンドを受け取って、その特定のノード上で、Web Server インスタンスの作成、削除、起動、停止などの限られたアクションを実行します。 後続のページで、この設定情報を指定するように求められます。 デフォルトでオフになっています。 |
WS_START_ON_BOOT |
システムを再起動したときに Web Server が自動的に起動されるように設定します。Web Server は、システムの再起動時に Access Manager の起動スクリプトによって起動されるため、Access Manager を Web Server に配備した場合、この値は無視されます。 状態ファイルで、T または F (True または False) を指定できます。デフォルト値は F です。 |
Web Server 管理サーバーが稼働するポートは、SSL (デフォルトは 8989) および非 SSL (デフォルトは 8800) の 2 つです。HTTP を選択する場合は、非 SSL 管理ポートを参照するように PS_DEPLOY_ADMIN_PORT パラメータを変更する必要があります。デフォルトの非 SSL 管理ポートは 8800 です。
表 3–39 Web Server 用の管理サーバー設定
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
WS_LOGIN_USER |
Web Server 管理者のユーザー ID。 デフォルト値は、admin または共通サーバー設定で指定した値です。 注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 |
WS_LOGIN_PASSWORD |
Web Server 管理者のパスワード。 デフォルトは、共通サーバー設定で指定した値です。 注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 注意: Java ES インストーラでは、管理パスワードに、空白文字および ; & ( ) ! | < > ' “ $ ^ \ # / , @ % 記号は使用できません。 |
WS_ADMIN_HOST |
ローカルホストとして解決されるホストとドメインの値。この値を使用して、Web Server インスタンスのサーバールート内にディレクトリが作成されます。 デフォルト値は、共通サーバー設定の「ホスト名」と「DNS ドメイン名」に指定した値を結合して自動的に作成されます。値の書式は hostname.domainname です。 |
WS_ADMIN_SSL_PORT |
管理サーバーをセキュリティー保護されたモードで実行するために使用されるポート。有効な SSL ポートでなければなりません。このポートを選択した場合は、URL を起動するときに HTTPS を指定する必要があります。 デフォルト値は 8989 です。 |
WS_ADMIN_HTTP_PORT |
Web Server が HTTP 接続に対して待機するポート。 デフォルト値は 8800 です。 |
WS_ADMIN_SERVER_USER |
デフォルトは、root または共通サーバー設定で指定した値です。 注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 |
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
WS_NODE_HOST |
ドメイン名を含むホストの完全修飾名。 |
WS_NODE_SSL_PORT |
Web Server がエージェントとして HTTPS 接続を待機するポート。有効な SSL ポートでなければなりません。 デフォルト値は 8989 です。 |
WS_INSTANCE_USER |
Web Server のデフォルトインスタンスがシステムでの実行に使用するユーザー ID。 Access Manager または Portal Server をインストールする場合は、この値を root に設定し、「実行時グループ」の値を other に設定しますこれらの値は、インストール後に変更できます。その他のサーバーの場合、「実行時ユーザー ID」をルート以外のユーザーに設定する必要があります。 デフォルト値は root です。 |
WS_REGISTER_NODE |
デフォルトでオンになっています。ノードをリモート管理サーバーに登録することを選択した場合は、次の 4 つのフィールドに入力する必要があります。 |
WS_ADMIN_HOST |
管理サーバーのインストール先リモートホストの完全修飾ドメイン名。 |
WS_ADMIN_SSL_PORT |
リモート管理サーバーが待機する SSL ポート。デフォルト値は 8989 です。 |
WS_ADMIN_LOGIN_USER |
リモート管理サーバーにログインするために使用する管理者ユーザー名。 |
WS_ADMIN_LOGIN_PASSWORD |
リモート管理サーバーにログインするために使用するパスワード。 |
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
WS_SERVER_NAME |
ローカルホストとして解決されるホストとドメインの値。この値を使用して、Web Server インスタンスのサーバールート内にディレクトリが作成されます。 デフォルト値は、共通サーバー設定の「ホスト名」と「DNS ドメイン名」に指定した値を結合して自動的に作成されます。値の書式は hostname.domainname です。 |
WS_HTTP_PORT |
Web Server インスタンスが HTTP 接続を待機するポート。 デフォルト値は 80 です。 |
実行時 UNIX ユーザー ID |
既存の非スーパーユーザー。Access Manager または Portal Server をインストールする場合は、この値を root に設定し、「実行時グループ」の値を other に設定します。これらの値は、インストール後に変更できます。その他のサーバーの場合、「実行時ユーザー ID」をルート以外のユーザーに設定する必要があります。 注意: Web Server を Web コンテナとして使用する場合は、Web Server 実行時インスタンス値を root に設定する必要があります。 デフォルト値は webservd です。 |
WS_DOCROOT |
Web Server がコンテンツドキュメントを格納する場所。 デフォルト以外の値を使用するには、指定するディレクトリがファイルシステムにすでに存在していることを確認します。存在しないディレクトリを指定しても、インストーラはディレクトリを作成しません。 デフォルト値は次のとおりです。 Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWwbsvr7/https-hostname.domain /docs Linux の場合: /var/opt/sun/webserver7/https-hostname.domain /docs |
次の表は、製品コンポーネントの設定に関係しない状態ファイルパラメータに関する情報を示しています。パラメータ名は、アルファベット順に記載されています。
表 3–42 状態ファイルのパラメータ
パラメータ名 |
説明 |
---|---|
INCOMPATIBLE_JDK |
JDK がホスト内で検出されたが、Java ES により配布される JDK とは互換性がない場合に、アップグレードするかどうかを指定します。yes または no を指定できます。このパラメータでは、大文字と小文字は区別されます。 デフォルト値は no です。 |
設定の種類を定義します。指定できる値は、Custom (インストール時に設定、「今すぐ設定」と同じ) または Skip (インストール後に設定、「あとで設定」と同じ) です。 デフォルト値は Custom です。 重要: 状態ファイルにこの値を設定してはなりません。インストーラを実行して状態ファイルを生成する場合にのみ、この値を指定します。設定タイプは、インストーラの処理ロジックにさまざまな方法で影響を及ぼします。状態ファイルの生成後に値を変更した場合、エラーが発生する場合があります。 |
|
Access Manager の Web コンテナの種類を指定します。指定可能な値は、WebServer および AppServer です。 デフォルト値は AppServer (Application Server) です。 |
|
Portal Server の Web コンテナの種類を指定します。指定可能な値は、IWS、SUNONE8、WEBLOGIC、WEBSPHERE です。 |
|
英語以外の言語パッケージをインストールするかどうかを指定します。値は True または False です。このオプションはコンポーネント選択とともに表示されます。値が True の場合、選択したすべてのコンポーネント用の多言語パッケージがインストールされます。False の場合は、ロケールパッケージはインストールされません。 デフォルト値は False です。 |
|
指定可能な値は「Evaluation」および「Deployment」ですが、このフィールドは使用されません。 |
|
選択した製品コンポーネントの依存関係が要件を満たしていない場合に終了するようにインストーラに指示します。通常、警告を確認することで、設定時に指定可能なリモートコンポーネントに適した依存関係を識別できます。 依存関係の警告が表示されたらインストールを終了する場合は Yes を指定し、警告に関係なく処理を続行する場合は No を指定します。デフォルト値は No です。 このパラメータでは、大文字と小文字が区別されません。 |
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現在インストールされている製品リストのログファイルへの書き出しをインストーラに指示します。このオプションは、グラフィカルインストーラの「コンポーネントの選択」ページの「インストール済みの製品」ボタンをクリックする操作に相当します。指定可能な値は、Yes および No です。このパラメータでは、大文字と小文字が区別されません。 デフォルト値は Yes です。 |
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インストールする製品コンポーネントおよびサブコンポーネントのコンマ区切りのリスト。 デフォルト値は All です。 |