ジャンボフレームのサポートの一時的な設定方法

hxge ネットワークインタフェースに対してジャンボフレームサポートを一時的に有効にする (または変更する) には、ifconfig ethn mtu nnn コマンドを使用します。この作業は、インタフェースが動作している (およびネットワークトラフィックをアクティブに引き渡している) 間に実行できますが、最大フレームサイズを現在より小さい値に設定する場合は、従来の (より大きい) 値を使用しているほかのノードからの受信トラフィックに支障を及ぼす結果になる可能性があります。

1. 現在のフレームサイズ (Maximum Transition Unit、MTU) の値を確認します。

   host #> ifconfig eth2 
   eth2      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:14:4F:29:00:1D         
   inet addr:10.1.10.156  Bcast:10.1.10.255  Mask:255.255.255.0
   inet6 addr: fe80::214:4fff:fe29:1/64 Scope:Link
   UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
   RX packets:1 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
   TX packets:30 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
   collisions:0 txqueuelen:1000 
   RX bytes:150 (150.0 b)  TX bytes:7850 (7.6 KiB)
       Memory:fb000000-fc000000 

   この例では、eth2 (前述した例の NEM) は現在、1500 バイトという標準的な MTU を使用して動作しています。

2. 希望する新しい値に設定します。たとえば、9000 バイトにします。

   host #> ifconfig eth2 mtu 9000

3. 設定を確認します。

   host #> ifconfig eth2 
   eth2      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:14:4F:29:00:01         
   inet addr:10.1.10.156  Bcast:10.1.10.255  Mask:255.255.255.0
   inet6 addr: fe80::214:4fff:fe29:1/64 Scope:Link
   UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:9000  Metric:1
   RX packets:26 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
   TX packets:40 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
   collisions:0 txqueuelen:1000 
   RX bytes:3900 (3.8 KiB)  TX bytes:9352 (9.1 KiB)
   Memory:fb000000-fc000000

   ifconfig が今度は、MTU サイズとして 9000 バイトを報告するようになったことに注意してください。NFS の 8K バイトページは、単一の Ethernet パケットとしてフロー (送信または受信) されるようになりました。