Oracle Receivablesユーザー・ガイド リリース12 E06003-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章のトピックは、次のとおりです。
一連の「顧客」ページを使用して、Oracle Receivablesで顧客情報を管理します。
営業取引や販売関連の他のすべての属性を正しく記録して計上できるように顧客を作成します。営業取引を記録するための前提条件は、Oracle Trading Community Architectureにパーティとして格納されている顧客に、アカウントとアカウント・サイトが存在することです。そのため、取引先コミュニティのコンテキストにおける顧客のロールを理解するには、パーティ、顧客アカウントおよびアカウント・サイトなど、他の概念も理解する必要があります。
パーティ: 購入や販売などのビジネス関係を結ぶことができる、「組織」または「個人」タイプのエンティティ。パーティは、別のパーティと結んでいるビジネス関係とは別個に存在します。たとえば、Vision物流が取引先コミュニティ内のパーティとなる場合があります。
顧客: 販売関係を結んでいるパーティ(組織または個人)。この販売関係は、製品やサービスの購入、または将来発生する購入の基盤となる支払条件やその他の条件の交渉から確立できます。たとえば、Vision物流の1部門が顧客になることもあります。
顧客アカウント: パーティとパーティが相互に結ぶビジネス関係の属性を表します。このアカウントには、パーティ間でビジネスを行うための支払条件やその他の条件に関する情報があります。たとえば、Vision物流の社内購入用の商用アカウントやエンド・ユーザーに販売する製品の購入用の再販業用アカウントをオープンできます。
1つのパーティに複数の顧客アカウントを作成すると、ビジネス活動の様々なカテゴリに関する情報を保守できます。たとえば、様々な購入タイプの請求書を追跡管理するために、オフィス用品の購入アカウントと家具の購入アカウントをそれぞれ別に保守できます。
また、組織の複数のビジネス・ラインで取引を行う顧客について、複数の顧客アカウントを保守することも可能です。
プロファイル、所在地および担当者などのパーティ情報は、パーティの顧客アカウント間で共有できます。また、顧客アカウントごとに個別のプロファイルおよび担当者を、その担当者の所在地および連絡先とともに保守することもできます。
サイト/所在地
事業所とは、所在地で表される空間的な場所のことです。
パーティ・サイトとは、パーティが物理的に存在する事業所のことです。すべてのパーティにとって、識別所在地は1つのみですが、パーティ・サイトは複数持つことができます。
アカウント・サイトとは、アカウントのコンテキストで使用されるパーティ・サイトです。1つのアカウントが複数のアカウント・サイトを持つことができます。
顧客所在地とは、請求や出荷などの目的に使用されるアカウント・サイトです。
関連
パーティ関連とは、別のパーティのコンテキストにおけるパーティのロールです。パーティ関連には、シード済とユーザー定義があります。たとえば、関連会社、子会社、パートナ、従業員または担当者などがあります。
アカウント関連は、請求、出荷および価格設定情報を共有できるように、1つのパーティの異なるアカウント間で設定されます。
担当者: パーティまたは顧客アカウントのために通信し、またはパーティや顧客アカウントにかわって処理を行います。顧客の担当者は、アカウント・レベルまたは所在地レベルで配置できます。個人は通常組織の担当者となりますが、別の個人の担当者にもなれます。たとえば、総務アシスタントが役員の担当者になる場合があります。
これらのOracle Trading Community Architectureの概念の詳細と、一連の「顧客」ページを使用して顧客をモデル化する方法の例は、『Oracle Trading Community Best Practices Setting Up Customer and Prospect Data』(OracleMetalinkのノート#269124.1)を参照してください。
次のダイアグラムに、顧客情報を管理、検索、作成および更新するための処理フローを示します。
Oracle Trading Community Architecture(TCA)のデータ品質管理(DQM)機能には、顧客ページ・セットが付属しています。DQM機能を使用すると、次のことができます。
ユーザー定義の基準を使用して、パーティ・アカウントおよび顧客アカウントの拡張検索を実行できます。
作成または更新対象の顧客が既存の顧客の潜在的重複であるかどうかを判断できるため、重複入力を防止できます。
DQM検索を有効にするには、「HZ: DQMパーティ検索の有効化」プロファイル・オプションを「Yes」に設定します。関連項目: 『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』のDQMの設定に関する項
関連項目
『Oracle Trading Community Architecture管理ガイド』のデータ品質管理の概要に関する項
『Oracle Trading Community Architecture管理ガイド』の主要な機能に関する項
『Oracle Trading Community Architecture管理ガイド』のデータ品質管理プロセスに関する項
次の手順を使用します。
詳細を更新する顧客を検索します。
顧客アカウントが存在するかどうかを判別し、重複するパーティまたは顧客アカウントが作成される可能性を最小限に抑えます。
「顧客検索」ページにナビゲートします。
顧客タイプとして「組織」または「個人」を選択します。
検索タイプとして「単純」または「拡張」を選択し、検索基準を指定します。
「進む」をクリックします。
「顧客」リージョンでは最初の顧客レコードがデフォルトで選択され、この顧客のアカウントのうち検索基準と一致するものが「アカウント」リージョンに表示されます。他の顧客レコードを選択すると、「アカウント」リージョンが自動的に更新されます。
重要: 検索基準は1つ以上指定する必要があります。
関連項目
次の手順を使用します。
顧客を作成します。
既存顧客に関する情報を追加および更新します。
この手順には、次のステップを使用します。
関連項目
この手順を使用して次のタスクを実行します。
新規顧客に関する情報を入力します。関連項目: 顧客の作成
既存顧客の詳細を追加および更新します。次の項目を参照してください。
関連項目
この手順に従って次の項目を作成できます。
新規顧客
顧客のアカウント
アカウントのアカウント・サイト
アカウント・サイトのビジネス目的
次の表に、この手順に使用するページでの用語を示します。
用語 | 摘要 |
---|---|
プロファイル区分 | 「顧客プロファイル」ウィンドウで定義したカテゴリ。顧客を産業、事業所、規模、信用価値、取引規模および支払サイクルで分類できます。「産業」を選択した場合は、「ハイテク」、「不動産」、「卸売り」および「小売り」などの区分を定義する必要があります。 |
アカウント・タイプ | 入力するアカウントのタイプ。社内の顧客アカウントを追跡するには「内部」、社外の顧客アカウントを追跡するには「外部」を使用します。 |
アカウント摘要 | アカウント名など、顧客アカウントの摘要を格納できます。アカウント摘要は、「顧客インタフェース」表を使用してロードできません。アカウント摘要データを手動で格納したり、TCA APIを使用して移入することはできますが、そのデータは一連の「顧客」ページにのみ表示されます。 |
「顧客の作成」ページにナビゲートします。
表示される「顧客の作成」ページは、「顧客検索」ページで選択した顧客タイプ(「組織」または「個人」)に応じて異なります。
顧客、アカウントおよびアカウント・サイトの詳細を入力します。
重要: 顧客を作成するには、少なくとも顧客名、アカウント番号およびアカウント・サイト所在地を指定する必要があります。他のすべての詳細は、企業のビジネス要件に応じたオプションです。
注意: 顧客アカウント番号を入力するか、「顧客番号自動採番」を有効にできます。関連項目: 『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の取引および顧客のシステム・オプションに関する項
「顧客番号自動採番」を有効化しなくても、「MO: デフォルト営業単位」プロファイル・オプションの値が設定されていなければ、顧客アカウント番号が自動的に生成されます。
「詳細の保存と追加」または「適用」をクリックします。
重要: 「詳細の保存と追加」をクリックすると「アカウント概要」ページにナビゲートし、さらにアカウント詳細(アカウント・サイト、プロファイル、支払および通信詳細など)を追加できます。「適用」をクリックすると「顧客概要」ページにナビゲートし、さらに顧客詳細(アカウント、プロファイル、通信、パーティ関連および税金プロファイルなど)を追加できます。
すでに存在する情報を入力すると、「顧客重複防止」ページが表示されます(関連項目: 顧客重複防止)。それ以外の場合は、顧客が作成され、「アカウント概要」ページ(「適用」をクリックした場合は「顧客概要」ページ)が表示されます。次の項目を参照してください。
関連項目
「顧客概要」ページを使用して、既存の顧客の詳細を管理します。
このページには、次の5つのサブタブがあります。
重要: 顧客作成時に入力した顧客詳細が、「顧客概要」ページの対応するサブタブにデフォルト設定されます。たとえば、アカウント番号、アカウント摘要およびプロファイル区分などのアカウント情報は、「顧客概要」ページの「アカウント」サブタブにデフォルト設定されます。
「顧客概要」ページの「アカウント」サブタブを使用して、既存の顧客のアカウントを表示、追加および更新します。
顧客を定義します。
次の表に、この手順に使用するページでの用語を示します。
用語 | 摘要 |
---|---|
拡充 | 顧客に関する第三者データを検討、購入、インポートおよび更新できます。 |
ステータス | 値を「有効」と「無効」の間で切り替えると、「アカウント」リージョンがリフレッシュされます。ステータスにより、有効または無効なアカウントやサイトが表示されるように、アカウントおよびサイトのリストをフィルタします。 |
削除 | ステータスが「有効」の場合に表示されます。対応するサイトを無効化できます。 |
復元 | ステータスが「無効」の場合に表示されます。対応するサイトを有効化できます。 |
「顧客概要」ページの「アカウント」サブタブにナビゲートします。
「アカウント」リージョンに、顧客の有効なアカウントがすべて表示されます。リージョン内の最初のアカウントがデフォルトで選択され、その有効サイトが「サイト」リージョンに表示されます。
他のアカウント・レコードを選択すると、サイトのステータスに応じて、そのアカウントの「有効」または「無効」ステータスのサイトが「サイト」リージョンに表示されます。
注意: 「サイト」リージョンに表示されるサイトは、アクセス・リスト内の営業単位に属しています。Oracle Receivablesでは、アカウント・サイトを表示する営業単位を明示的に選択できます。
「アカウント」リージョンで、更新するアカウントの「詳細」をクリックします。
「顧客概要」ページの「アカウント」サブタブの「サイト」リージョンで、更新するサイトの「詳細」をクリックします。
「顧客概要」ページの「アカウント」サブタブで、「アカウントの作成」をクリックします。
関連項目: アカウントの作成および更新
「顧客概要」ページの「アカウント」サブタブで、「サイトの作成」をクリックします。
関連項目: アカウント・サイトの作成および更新
関連項目
「顧客概要」ページの「プロファイル」サブタブを使用して、既存顧客のプロファイルを追加および更新します。
顧客を定義します。
次の表に、この手順に使用するページでの用語を示します。
用語 | 摘要 |
---|---|
税金登録番号 | 顧客の一意の納税者登録番号(VAT番号と呼ぶこともあります)。Oracle Receivablesでは、この番号が顧客請求書に印刷されます。 Receivablesには、税金登録番号の国固有の検証が用意されています。検証ルールは、「システム・オプション」ウィンドウの「デフォルト国」フィールドの値と「デフォルト国」プロファイル・オプションの設定に基づきます。「システム・オプション」ウィンドウでの値が「デフォルト国」プロファイル・オプションと同一の場合は、デフォルト国のルールに基づいて税金登録番号が検証されます。これらの値が異なる場合、Receivablesでは検証が実行されません。 Receivablesでは、次の国について税金登録番号が検証されます。
|
与信分類 | 特定のプロファイル区分の与信分類が表示されます。 |
与信アナリスト | この勘定の与信可能度を監視し、与信関連の問題の解決を支援する責任者を示します。 |
検討サイクル | 顧客勘定の与信ステータスを検討する頻度を指定します。たとえば、顧客勘定の与信可能度を毎月検討するように指定できます。 |
与信限度額 | 特定のプロファイル区分に割り当てる顧客に付与する、特定の通貨によるクレジット金額合計。このフィールドはOracle Order Managementで使用されます。この顧客に対する与信チェックが有効な場合に、貸付残高がこの金額を超えると、この顧客に関するすべての新規受注は自動的にOracle Order Managementで保留になります。 顧客の未払クレジット残高は、Oracle Order Managementで定義した与信チェック・ルールを使用して計算されます。関連項目: 『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』の与信チェック・ルールの定義に関する項 注意: Oracle Credit Managementを使用する場合、与信限度額の更新は与信検討の後の与信勧告の発行を介してのみ行ってください。 |
1099インディケータ | 顧客がIRSフォーム1099レポートの対象となるかどうかを示します。顧客の借入金を消し込む場合、または顧客が自社からの融資に対する担保として使用していた資産を放棄する場合に、IRSからこのフォームを要求されることがあります。期間が重複しなければ、顧客用に複数の適格期間を作成できます。 |
「顧客概要」ページの「プロファイル」サブタブにナビゲートします。
次の組織情報を入力します。
合計従業員数
産業分類
税金および財務情報
与信プロファイルを確認します。
注意: 各「与信プロファイル」フィールドには「顧客プロファイル区分」ウィンドウで値が割り当てられており、一連の「顧客」ページには読取り専用で表示されます。
与信限度額を確認します。
注意: 各「与信限度額」フィールドにはOracle Credit Managementで値が割り当てられており、一連の「顧客」ページには読取り専用で表示されます。
「1099インディケータ」関連情報を入力します。
関連項目
「顧客概要」ページの「通信」サブタブを使用して、既存顧客の担当者情報(電話番号、Eメール・アドレスおよびURLなど)を入力および更新します。
顧客を定義します。
関連項目: 連絡先の作成および更新
関連項目
「顧客概要」ページの「パーティ関連」サブタブで、事前定義済の関連タイプおよびロールを使用して、既存の顧客(パーティ)間の関連を定義、表示および更新します。
注意: 関連タイプおよび関連ロールは、Oracle Trading Community Architecture Relationship Managerを使用して定義されます。関連項目: 『Oracle Trading Community Architecture管理ガイド』の関連タイプの作成に関する項
パーティ関連では、取引先であるパーティ(顧客)について理解を深めて適切な決定を下せるように、パーティ登録を現実のビジネス界としてモデル化します。
関連は、2つのエンティティの対応関係を、各エンティティが相互に果たすロールに基づいて表します。たとえば、個人と組織の間の「雇用」関連タイプは、従業員としての個人のロールと事業主としての組織のロールで定義されます。
相互関連を使用できます。各エンティティは、観点や方向に応じてサブジェクトまたはオブジェクトとなります。関連の定義対象であるパーティはサブジェクトで、関連付けるパーティがオブジェクトです。たとえば、Joeがオラクル社の従業員であれば、Joeはサブジェクトで、オラクル社はオブジェクトです。サブジェクトとオブジェクトを逆にして、オラクル社がJoeの事業主であるという記述も、同じ関連を示すことになります。
この例は、関連が次の要素で構成されることを示しています。
対応パーティ: この例ではJoeとオラクル社。
関連タイプ: この例では雇用。
関連フレーズおよびロール・ペア: この例では、「従業員-」と「事業主-」です。関連フレーズおよびロール・ペアには、対応するフレーズ・ペアとロール・ペアが含まれ、それぞれのペアでは関連における2つのエンティティの相互ロールが記述されます。関連フレーズおよびロール・ペアである「従業員-」および「事業主-」には、「従業員-」および「事業主-」というフレーズ・ペアと、「従業員」および「事業主」というロール・ペアが含まれています。
Oracle Receivablesでは階層型関連もサポートされており、パーティとそれ自体の関連付けが可能な場合もあります。たとえば、あるパーティを子会社のみでなくそれ自体の本部としても設定できます。
顧客を定義します。
関連ロールと関連タイプを定義します。
次の表に、この手順に使用するページでの用語を示します。
用語 | 摘要 |
---|---|
関連ロール | 関連におけるエンティティのロールを記述します。 |
「顧客概要」ページの「パーティ関連」サブタブにナビゲートします。
「別の行の追加」をクリックします。
関連付けるパーティを選択します。
適切な関連ロールを選択します。
関連の開始日と終了日を入力します。
関連項目
Receivablesで各種支払関連機能に使用可能なパーティ関連を、パーティ支払関連と呼びます。
パーティ支払関連では、1つのパーティに関連付けられたすべての対応するアカウントと取引が別のパーティからアクセス可能でです。たとえば、Business WorldとAcme Worldwideとの間にパーティ支払関連を作成すると、Business Worldの入金を消し込むとき、Business WorldとAcme Worldwideの両方の取引から選択できます。
顧客アカウント関連でもこのタイプのアクセスが可能です。関連項目: アカウント関連の定義および更新
ただし、顧客アカウント関連ではフラットな階層のみ作成されるため、複数のパーティが関係する場合は保守が困難な場合があります。これに対してパーティ支払関連を使用すると、関連するパーティのグループを定義でき、関連マネージャで簡単に作成および保守できます。この柔軟性によって、取引先コミュニティの複雑なビジネス関連を効率的にモデル化できます。
注意: 支払パーティには少なくとも1つのアカウントが必要です。
Receivablesは、次の活動中にパーティ支払関連と顧客勘定関連の両方をサポートしています。
入金の消込。次の入金が含まれます。
手動入金
入金の検索および消込
クイック入金
ロックボックス入金
取引約定および受取手形に対する請求書の消込
取引の修正またはクレジット
「取引」ワークベンチでの取引の支払顧客の入力
自動入金の作成(「取引」ワークベンチで指定した支払顧客による)
注意: Oracle Order Managementの「受注」ウィンドウには、選択した顧客または関連顧客に対して定義した基本契約を入力できます。ただし、Oracle Order Managementが関連顧客を認識するのは、関連が顧客アカウント関連を使用して作成された場合のみです。
特定のパーティに別のパーティの取引を支払わせる場合、これらの各パーティの関連を定義する必要はありません。単にシステム・オプション「非関連請求書入金消込の許可」を「Yes」に設定します。関連項目: 『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』のOracle Receivablesシステム・オプションの定義に関する項
顧客関連リストは、顧客に対して存在するすべての関連を表示するために使用します。関連項目: 顧客関連リスト
パーティ関連を作成するには、最初に、関連マネージャの「概要」ページからサブジェクト・パーティ(関連を作成するパーティ)と関連タイプを選択します。関連タイプによって関連の特性を制御します。関連項目: 『Oracle Trading Community Architecture User Guide』の関連の作成に関する項
パーティ関連を作成するとき、既存の関連タイプを選択するか、または新規の関連タイプを定義できます。関連項目: 『Oracle Trading Community Architecture管理ガイド』の関連タイプの作成に関する項
いずれの場合も、パーティ支払関連の作成で使用する関連タイプは、次の要件を満たす必要があります。
関連タイプは階層型で、サブジェクト・パーティとオブジェクト・パーティは「組織」タイプである必要があります。
関連タイプは、次の関連グループのいずれかに割り当てられている必要があります。
グループ内支払
グループ下位に支払
関連グループは、類似した関連ロールおよびフレーズをグループ化するための方法です。関連グループにより、Receivablesで使用できるように作成する支払関連のタイプを指定します。
関連タイプを関連グループに割り当てるには、関連タイプの1フレーズをグループに割り当てます。関連フレーズは、関連の各方向におけるサブジェクト・パーティおよびオブジェクト・パーティのロールを表します。
関連項目: 『Oracle Trading Community Architecture管理ガイド』の関連グループへの関連フレーズおよび関連ロールの割当に関する項
重要: パーティ支払関連を作成するには、「顧客アカウント情報」関連グループに関連タイプのフレーズも1つ割り当てる必要があります。
関連タイプの1フレーズを「グループ内支払」関連グループに割り当てると、その関連タイプを使用して作成する関連は「グループ内支払」支払関連になります。これは、関連内のパーティは、同じ関連内の別のパーティのアカウントに対して支払が可能であることを意味します。
次の図は、「グループ内支払」支払関連内の複数のパーティを示しています。このシナリオでは、入金消込、取引約定への消込などのために、関連内の各パーティのすべてのアカウントが、同じ関連内の他のすべてのパーティから使用可能です。
「グループ内支払」支払関連の例
この例では、次のようになります。
Acme Worldwideは、Acme USA、Acme JapanおよびAcme Westに対する支払が可能です。
Acme USAは、Acme Worldwide、Acme JapanおよびAcme Westに対する支払が可能です。
Acme Japanは、Acme Worldwide、Acme USAおよびAcme Westに対する支払が可能です。
Acme Westは、Acme Worldwide、Acme USAおよびAcme Japanに対する支払が可能です。
関連タイプの1フレーズを「グループ下位に支払」関連グループに割り当てると、その関連タイプを使用して作成する関連は「グループ下位に支払」支払関連になります。「グループ下位に支払」支払関連は親子関連で、各パーティは、自分のパーティの取引とともに、階層内で下位(子、孫など)にある全パーティの取引に対して支払が可能です。
「グループ内支払」支払関連の項に示した図のパーティが「グループ下位に支払」支払関連であるとすると、入金消込、取引約定への消込などのために、関連内の各子パーティのすべてのアカウントが、同じ関連内の各親パーティから使用可能です。
この例では、次のようになります。
Acme Worldwideは、Acme USA、Acme Japan、Acme Westおよび自分の取引に対する支払が可能です。
Acme USAは、Acme Westおよび自分の取引に対する支払が可能です。
Acme Japanは、自分の取引に対する支払が可能です。
関連タイプの1フレーズを複数の関連グループに割り当てることができます。ただし、パーティ支払関連の場合は、Oracle Receivablesが「グループ内支払」グループのみ認識するため、同じフレーズを「グループ内支払」と「グループ下位に支払」の両方の関連グループに割り当てることはできません。
したがって、Business Worldが会社Aとの「グループ内支払」支払関連を作成し、会社Bとの「グループ下位に支払」支払関連を作成する場合は、次の作業が必要です。
異なる2つの関連タイプを定義します。
各関連タイプについて、1フレーズを「グループ内支払」または「グループ下位に支払」のいずれかの関連グループに割り当てます。
この2つの関連タイプを使用して、2つの支払関連(会社A用と会社B用)を作成します。
関連項目
『Oracle Trading Community Architecture管理ガイド』の関連の管理に関する項
『Oracle Trading Community Architecture User Guide』の関連の概要に関する項
『Oracle Trading Community Architecture User Guide』のパーティの検索および結果の表示に関する項
『Oracle Trading Community Architecture User Guide』の関連の作成に関する項
「顧客概要」ページの「税金プロファイル」サブタブを使用して、顧客の税金プロファイルを設定、表示および更新します。関連項目: 『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』のサード・パーティ税金プロファイルの設定に関する項
関連項目
『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』のOracle E-Business Taxのパーティ税金プロファイルに関する項
『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』の税務登録の設定に関する項
『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』のパーティ会計年度分類の設定に関する項
『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』の免税の設定に関する項
『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』の税金レポート・タイプの設定に関する項
次の手順を使用します。
既存の顧客にアカウントを追加します。関連項目: アカウントの作成
既存のアカウントのサイト、プロファイル、プロファイル金額、支払、通信、アカウント関連、受注管理および延滞手数料詳細を追加および更新します。次の項目を参照してください。
関連項目
次の手順に従って、既存の顧客にアカウントを追加します。
重要: Oracle Receivablesでアカウントを作成する場合は、新規アカウントのアカウント・サイトも作成する必要があります。
アカウントを作成するには、次の方法があります。
既存のパーティ所在地を使用する方法
パーティ所在地を作成する方法
顧客を定義します。
「アカウントの作成」ページにナビゲートします。
アカウント情報を入力します。
アカウント・サイトの所在地として指定するパーティ所在地を選択します。
「続行」をクリックします。
アカウント・サイト詳細を入力します。
アカウント・サイトのビジネス目的を入力します。
すでに存在する情報を入力すると、重複防止ページが表示されます(関連項目: 顧客とアカウント・サイトの重複防止)。それ以外の場合は、アカウントが作成されて「アカウント概要」ページが表示され、アカウント・サイトを追加作成したり、アカウント詳細を追加および更新できます。次の項目を参照してください。
関連項目: アカウント・サイトの作成および更新
関連項目
「アカウント概要」ページを使用して、既存アカウントの詳細を管理します。
このページには、次の8つのサブタブがあります。
重要: 顧客またはアカウントの作成フロー中に入力した情報が、「アカウント概要」ページの対応するサブタブにデフォルト設定されます。たとえば、所在地やビジネス目的などのアカウント・サイト情報は、「アカウント概要」ページの「サイト」サブタブにデフォルト設定されます。
「アカウント概要」ページの「サイト」サブタブを使用して、既存アカウントのサイトを表示、追加および更新します。
アカウントを定義します。
「アカウント概要」ページの「サイト」サブタブにナビゲートします。
アカウントに有効なサイトがすべて「サイト」リージョンに表示されます。
「サイト」リージョンで、更新するサイトの「詳細」をクリックします。
「アカウント概要」ページの「サイト」サブタブで、「サイトの作成」をクリックします。
関連項目: アカウント・サイトの作成および更新
関連項目
「アカウント概要」ページの「アカウント・プロファイル」サブタブを使用して、既存アカウントのプロファイルを追加および更新します。
「アカウント・プロファイル」サブタブのほとんどのフィールドの値は、割当済の顧客プロファイル区分からデフォルト設定され、更新可能です。関連項目: 『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の顧客プロファイル区分および顧客アカウント・プロファイルのフィールド・リファレンスに関する項
アカウントを定義します。
「アカウント概要」ページの「アカウント・プロファイル」サブタブにナビゲートします。
このアカウントに割り当てるプロファイル区分を選択します。
プロファイル区分は、信用価値、取引規模および支払サイクルが類似した顧客アカウントをグループ化するために「顧客プロファイル区分」ウィンドウで定義する汎用カテゴリです。関連項目: 『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の顧客プロファイル区分の定義に関する項
顧客を作成するか、既存の顧客に新規アカウントを追加すると、そのアカウントにはReceivablesによりプロファイル区分DEFAULTが割り当てられます。このプロファイル区分を使用するか、このプロファイル区分の情報を変更するか、または前に定義しておいたプロファイル区分を選択できます。
「アカウント・プロファイル」サブタブでは、次のことができます。
DEFAULTプロファイル区分など、顧客またはアカウントの作成時にReceivablesにより自動的に割り当てられる汎用プロファイル区分を、より適切なプロファイル区分で置き換えることができます。
重要: 新規プロファイル区分を選択すると、通貨レートおよび限度など、すべての値が新規に選択したプロファイル区分のデフォルトに再設定されます。
汎用プロファイル区分のデフォルト値を、特定のアカウントにあわせて更新または変更します。
重要: 「アカウント・プロファイル」サブタブでプロファイルに対して行った変更内容は、その顧客アカウントまたはサイトにのみ適用されます。変更内容で実際のプロファイル区分定義が更新されることはありません。
(オプション)次のプロファイル情報を更新します。
「与信および回収」情報
「繰越残高請求」情報
「条件」情報
「入金」情報
「取引明細書および督促」情報
「請求」情報
関連項目
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の顧客プロファイル区分の定義に関する項
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の繰越残高請求の設定に関する項
「アカウント概要」ページの「プロファイル金額」サブタブを使用して、次の操作を実行します。
特定のプロファイル区分に割り当てた顧客の通貨を追加または更新します。
顧客のプロファイル金額(「最低取引明細書金額」、「最低督促金額」および「与信限度額」など)を定義および更新します。
「プロファイル金額」サブタブのほとんどのフィールドの値は、割当済の顧客プロファイル区分からデフォルト設定され、更新可能です。関連項目: 『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の顧客プロファイル区分および顧客アカウント・プロファイルのフィールド・リファレンスに関する項
重要: 通貨に利率を割り当てないと、Oracle Receivablesでは、その通貨での支払遅延品目の延滞手数料は計算されません。関連項目: 率のない通貨
注意: Oracle Credit Managementがインストールされている場合、与信管理では、プロファイル区分に割り当てられた通貨をOracle Order Managementの与信使用ルールと照合して、与信検討に含める取引を特定します。
アカウントを定義します。
「アカウント概要」ページの「プロファイル金額」サブタブにナビゲートします。
「通貨の追加」を選択します。
注意: 通貨は「通貨」ウィンドウで定義します。
次の情報を入力します。
最低入金額
与信限度額
受注当り与信限度額
最低取引明細書金額
最低督促金額
最低督促請求書金額
関連項目
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の顧客プロファイル区分の定義に関する項
「アカウント概要」ページの「支払詳細」サブタブを使用して、既存アカウントの次の支払詳細を追加および更新します。
入金方法
顧客のアカウントに自動入金方法を割り当てることができるのは、「自動入金」を使用している場合です。入金方法により、確認、送金、消込などの自動入金に必要な処理ステップが決定されます。
顧客アカウントに手動入金方法を割り当てて、クレジット・カードや銀行口座振替など、その顧客の取引について支払の回収に使用する入金の形式を指定できます。入金方法の開始日と終了日が重複しなければ、顧客アカウントに複数の入金方法を割り当てることができます。
取引および入金入力中に、Oracle Receivablesでは顧客アカウントのデフォルトとして定義した基本入金方法が使用されます。ただし、入金方法は、支払方法および支払手段とともに取引レベルまたは入金レベルで上書きできます。関連項目: 取引の入力および入金の入力
支払手段
ここで作成する顧客支払情報は、資金取得処理中に使用できるように、実際にはOracle Paymentsに格納されます。
クレジット・カード
銀行口座振替
銀行口座を顧客アカウントに割り当て、残余予算がこれらの口座から送金銀行口座へ自動的に振り替えられることを許可するには、「自動入金」を使用します。異なる通貨での複数の顧客銀行口座が許可され、顧客所在地に銀行口座を割り当てることができます。
「自動入金」を使用するとき、特定通貨の主銀行口座はデフォルト口座として使用されます。日付範囲が重なっていても、同一の通貨において複数の非主要口座を定義できます。
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の入金方法の定義に関する項
銀行を定義します。
関連項目: 『Oracle Cash Managementユーザー・ガイド』の「銀行口座モデルの概要」
顧客を作成します。
請求先事業所を入力します。
「アカウント概要」ページの「支払詳細」サブタブにナビゲートします。
「入金方法の追加」をクリックします。
該当する入金方法を検索して選択します。
注意: 入金方法は「入金区分」ウィンドウで定義します。
入金方法の開始日と終了日を指定します。
この入金方法がこの顧客アカウントの基本入金方法の場合は、「基本」を選択します。
クレジット・カードを割り当てるには、事前定義済のクレジット・カードを追加する方法と、新規のクレジット・カードを作成する方法があります。
クレジット・カードを追加する手順は、次のとおりです。
「アカウント概要」ページの「支払詳細」サブタブで「追加」をクリックします。
該当するクレジット・カードを検索して選択します。
クレジット・カードを作成する手順は、次のとおりです。
「アカウント概要」ページの「支払詳細」サブタブで「作成」をクリックします。
クレジット・カード詳細(番号、失効日および取引明細書の請求先所在地など)を入力します。
注意: 請求先所在地を作成することもできます。
銀行口座を割り当てるには、事前定義済の銀行口座を追加する方法と、新規の銀行口座を作成する方法があります。
銀行口座を追加する手順は、次のとおりです。
「アカウント概要」ページの「支払詳細」サブタブで「追加」をクリックします。
該当する銀行口座を検索して選択します。
銀行口座を作成する手順は、次のとおりです。
「アカウント概要」ページの「支払詳細」サブタブで「作成」をクリックします。
銀行口座詳細(通貨、銀行、支店および口座番号など)を入力します。
注意: 銀行および銀行支店を作成することもできます。
関連項目
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の資金取得処理の有効化に関する項
「アカウント概要」ページの「通信」サブタブを使用して、アカウント担当者と連絡先(電話番号、Eメール・アドレスおよびURLなど)を入力および更新します。
アカウントを定義します。
関連項目:
関連項目
「勘定概要」ページの「関連」サブタブを使用して既存の勘定間の関連を定義、表示および更新し、支払および取引約定の消込を管理します。すべての顧客勘定間の関連を作成し、それが一方的関連であるか相互関連であるかを指定できます。
関連が請求先関連であるのか、出荷先関連であるのか、あるいはその両方であるのかを指定する必要があります。請求に対して顧客勘定を指定すると、Oracle Receivablesの関連機能が有効になり、関連が相互関連であることを指定しないかぎり、一方的関連、つまり親子関連が確立されます。
ある勘定について関連を指定すると、関連勘定の関連が自動的に設定されます。たとえば、親勘定の「請求先」および「出荷先」チェック・ボックスを選択すると、関連勘定についても同じチェック・ボックスが自動的に選択されます。
一方的関連では入金を請求書に消し込む場合、親勘定は入金によって関連勘定の請求書に消し込むことができますが、関連勘定の入金で親勘定の請求書を消し込むことはできません。取引約定に請求書を消し込む場合、勘定は、自分が所有するか、または関連する親顧客勘定の取引約定にのみ請求書を消し込むことができます。
勘定相互関連で、パーティは借方品目を相互に支払うことができ、また請求書を相互取引約定に対して入力できます。
重要: Oracle Receivablesでは、Oracle Trading Community Architectureの関連マネージャを使用すると、パーティ間の関連も作成できます。次の項目を参照してください。
『Oracle Trading Community Architecture管理ガイド』の関連タイプの作成に関する項
特定のパーティに別のパーティの取引を支払わせる場合、これらの各パーティの関連を定義する必要はありません。単にシステム・オプション「非関連請求書入金消込の許可」を「Yes」に設定します。関連項目: 『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』のOracle Receivablesシステム・オプションの定義に関する項
無制限数の顧客勘定関連を定義できます。
Order Managementでは、関連顧客が基本契約、取引約定、請求先所在地、出荷先所在地および担当者を共有します。
Oracle Order Managementには、受注を入力するときに顧客勘定関連を処理する方法を指定するために使用できる設定パラメータ、「顧客関連」があります。「顧客関連」チェック・ボックスを選択すると、関連顧客の基本契約、取引約定、請求先所在地、出荷先所在地および担当者を選択できます。このチェック・ボックスの選択を解除すると、関連は使用されないため、販売先顧客の基本契約、取引約定、請求先所在地、出荷先所在地および担当者のみを選択できます。
アカウントを定義します。
「勘定概要」ページの「関連」サブタブにナビゲートします。
「勘定関連」リージョンに、勘定に有効な関連がすべて表示されます。
「勘定関連」リージョンで「更新」をクリックします。
該当する関連タイプ「請求先」または「出荷先」とステータス「有効」または「無効」を選択(または選択を解除)します。
「勘定概要」ページの「関連」サブタブの「勘定関連」リージョンで、「勘定関連の作成」をクリックします。
関連勘定(関連付ける勘定)を検索して選択します。
関連営業単位を選択します。
関連タイプを1つ以上選択します。
注意: 相互関連を(「相互」関連タイプを選択して)指定しないかぎり、「請求先」または「出荷先」関連タイプを選択すると、一方的(親子)関連が設定されます。
関連項目
「アカウント概要」ページの「受注管理」サブタブを使用して、既存アカウントの受注管理情報(価格表、運送条件および倉庫など)を入力および更新します。
アカウントを定義します。
次の表に、この手順に使用するページでの用語を示します。
用語 | 摘要 |
---|---|
価格表 | Order Managementで顧客アカウントの受注を入力するときに、「受注」ウィンドウのデフォルト値として使用される価格表を検索して選択できます。Order Managementをインストールしていない場合、Receivablesでは価格表を指定できません。価格表の定義と保守には、Order Managementの「価格表」ウィンドウを使用します。 |
品目識別子タイプ: | 特定の顧客に対して作成された受注明細ごとに、相互参照タイプ(内部、顧客または一般)を指定できます。 |
期限超過請求書基準 | 請求書の基準を受注量か納入量のいずれにするかを指定します。 |
超過出荷の許容範囲 | 超過出荷と元の受注との間で許容される差分をパーセントで表した値です。 |
超過返品の許容範囲 | 超過返品と元の受注との間で許容される差分をパーセントで表した値です。 |
到着セットの明細: | 「明細セット」フィールドの値を「受注時に到着」ウィンドウに設定し、デフォルトの到着セット内の受注に追加されたすべての明細を含める場合に選択します。 |
出荷セットの明細: | 「明細セット」フィールドの値を「受注時に出荷」ウィンドウに設定し、デフォルトの出荷セット内の受注に追加されたすべての明細を含める場合に選択します。 |
要求日タイプ | 要求日として出荷日か到着日のいずれを使用するかを決定します。 |
運送条件 | この顧客アカウントに関連付ける運送条件。運送条件により、顧客が注文の運送費に対して支払責任があるかどうかが決定されます。運送条件を定義するには、Order Managementの「参照」ウィンドウを使用します。 |
本船渡しポイント(FOB) | 商品の所有権が売り手から買い手に移る時点または場所。Receivablesでは、取引の入力時にデフォルト値として最初に出荷先FOB、次に請求先FOBが使用されます。FOBカテゴリは、Receivablesの「参照」ウィンドウで参照タイプ「FOB」を使用して定義できます。 このフィールドをOracle Order Managementで標準値ルール・セットのソースとして使用できます。 |
倉庫 | この顧客アカウントにOracle Order Managementで関連付ける標準出荷倉庫。倉庫はOrder Managementの「組織」ウィンドウを使用して定義します。 このフィールドは「受注」ウィンドウの「倉庫」フィールドの標準値ルール・セットのデフォルト・ソースとして使用できます。Oracle Order Managementでは、このフィールドが「返品」ウィンドウの「倉庫」フィールドのデフォルト値の1つとしても使用されます(デフォルトの優先順位はRMAデフォルト・ソースで指定されます)。 |
出荷方法 | 組織で品目の輸送に使用する出荷方法。Receivablesでは、取引入力時のデフォルト運送業者として最初に出荷先、次に請求先の運送業者が使用されます。運送業者は「運送業者」ウィンドウで定義できます。 「複数組織サポート」機能を使用している場合、顧客アカウント・レベルでは運送業者を入力できません。入力できるのは、顧客の請求先、出荷先または督促サイトの運送業者のみです。複数組織を使用していない場合は、顧客および各サイト使用に運送業者を割り当てることができます。 このフィールドは、Oracle Order Managementの「受注」ウィンドウの「運送業者」フィールドの標準値ルール・セットのデフォルト・ソースとして使用できます。また、Oracle Order Managementでは、このフィールドが「返品」ウィンドウの「運送業者」フィールドのデフォルト値の1つとしても使用されます(デフォルトの優先順位はRMAデフォルト・ソースで指定されます)。 このフィールドは、「受注」ウィンドウの「販売チャネル」フィールドの標準値ルール・セットのデフォルト・ソースとして使用できます。 |
不足出荷の許容範囲 | 不足出荷と元の受注との間で許容される差分をパーセントで表した値です。 |
不足返品の許容範囲 | 不足返品と元の受注との間で許容される差分をパーセントで表した値です。 |
「アカウント概要」ページの「受注管理」サブタブにナビゲートします。
受注管理情報を入力または更新します。
関連項目
「アカウント概要」ページの「延滞手数料」サブタブを使用して、既存アカウントの延滞手数料プロファイルを追加および更新します。
「延滞手数料」サブタブのほとんどのフィールドの値は、割当済の顧客プロファイル区分からデフォルト設定されます。関連項目: 『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の延滞手数料の設定に関する項
デフォルト設定された値を更新できます。たとえば、組織に延滞手数料規定が存在する場合も、「延滞手数料」サブタブで「延滞手数料の有効化」ボックスの選択を解除すると、顧客アカウントを延滞手数料から除外できます。
この顧客アカウントに対して繰越残高請求が有効化されている場合は、「日次平均残高」手数料計算方法を選択できます。この手数料計算方法を選択すると、「延滞手数料」サブタブに次のように影響します。
次のフィールドが使用不可になります。
貸方品目
係争取引
複数金利の使用
利息日数期間
利息計算期間
請求書の保留
最小請求書金額期限超過
次のフィールドが更新不可になります。
延滞手数料タイプ
このフィールドの値は「請求書」にデフォルト設定されます。
利息計算算式
支払条件
このフィールドの値は、繰越残高請求書の支払条件からデフォルト設定されます。
延滞手数料規定を定義します。
関連項目
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の延滞手数料の設定に関する項
次の手順を使用します。
既存のアカウントにサイトを追加します。関連項目: アカウント・サイトの作成
既存サイトの詳細を追加および更新します。次の項目を参照してください。
アカウントを定義します。
関連項目
次の手順に従って、既存のアカウントにサイトを追加します。
アカウント・サイトを作成するには、次の方法があります。
既存の所在地を使用する方法
所在地を作成する方法
アカウントを定義します。
次の表に、この手順に使用するページでの用語を示します。
用語 | 摘要 |
---|---|
識別所在地 | 各パーティにつき1つの所在地を識別所在地として指定できます。 |
「アカウント・サイトの作成」ページにナビゲートします。
アカウント・サイトの所在地を選択します。
アカウント・サイトの詳細とビジネス目的を入力します。
「アカウント・サイトの作成」ページで「所在地の作成」をクリックします。
アカウント・サイトの所在地、ビジネス目的およびその他の詳細を入力します。
注意: ビジネス目的がこのアカウント・サイトの主要目的の場合は、「主要」を選択します。営業単位に有効で主要として使用できるサイト使用タイプのインスタンスは1つのみです。
関連項目
「アカウント・サイト概要」ページを使用して、既存のアカウント・サイトの詳細を管理します。このページの機能は、次のとおりです。
「税金プロファイル」ボタンが表示されます。このボタンを選択すると、アカウント・サイトの税金プロファイルを追加および更新できます。関連項目: アカウント・サイトの税金プロファイルの追加および更新
次の7つのサブタブがあります。
重要: 顧客、アカウントまたはサイトの作成時に入力した情報が、「アカウント・サイト概要」ページの対応するサブタブにデフォルト設定されます。たとえば、所在地などのアカウント・サイト情報は、「アカウント・サイト概要」ページの「サイト詳細」サブタブにデフォルト設定されます。
「アカウント・サイト概要」ページの「ビジネス目的」サブタブを使用して、既存のアカウント・サイトのビジネス目的を表示、追加および更新します。
アカウント・サイトを定義します。
次の表に、この手順に使用するページでの用語を示します。
用語 | 摘要 |
---|---|
売掛/未収金 | 所在地の売掛/未収金勘定。売掛/未収金勘定を取引の請求先サイトから導出するように選択した場合、「自動会計」ではこの値が使用されます。 |
収益 | この所在地の収益勘定。収益勘定を取引の請求先サイトから導出するように選択した場合、「自動会計」ではこの値が使用されます。 |
税金 | この所在地の税金勘定。税金勘定を取引の請求先サイトから導出するように選択した場合、「自動会計」ではこの値が使用されます。 |
運送費 | この所在地の運送費勘定。運送費勘定を取引の請求先サイトから導出するように選択した場合、「自動会計」ではこの値が使用されます。このフィールドに値を入力できるのは、この所在地のビジネス目的が「請求先」の場合のみです。 |
未請求売掛金 | この所在地の未請求売掛金勘定。未請求売掛金勘定を取引の請求先サイトから導出するように選択した場合、「自動会計」ではこの値が使用されます。このフィールドに値を入力できるのは、この所在地のビジネス目的が「請求先」の場合のみです。 |
前受収益 | この所在地の前受収益勘定。前受収益勘定を取引の請求先サイトから導出するように選択した場合、「自動会計」ではこの値が使用されます。 |
産業分類 | 標準産業分類(SIC)コード。Receivablesではこのフィールドは検証されません。 |
用語 | 摘要 |
---|---|
社内事業所: | 事業所を使用して社内購買依頼から社内受注を作成する場合に使用します。 |
内部組織: | 事業所が在庫組織に関連付けられている場合、このフィールドは社内事業所に基づいて作成されます。 |
用語 | 摘要 |
---|---|
営業地域 | この所在地に関連する「地域フレックスフィールド」です。「営業地域」は、「国および地域」ウィンドウで定義します。 |
支払条件 | Oracle Receivablesでは、取引入力中にこれをデフォルト値として使用します。ここに値を入力しない場合は、支払条件のデフォルトは顧客またはサイトから設定されます。 |
担当者 | この所在地のこのビジネス目的の主要な担当者になる人物です。 |
受注タイプ | このビジネス目的の返品を入力する場合、Oracle Order Managementの「返品」ウィンドウでデフォルトとして使用する受注タイプです。受注タイプは、受注サイクル、標準値基準、および需要区分などの受注性格を決定します。 |
需要区分 | 基本計画担当が様々なタイプの需要の追跡管理および消費に使用できる需要の分類。需要区分は、「需要区分」ウィンドウで定義します。このフィールドは、Oracle Manufacturingで使用されます。 |
一般調達局 | この顧客が、Oracle Order Managementの一般調達局(GSA)合意書に対して発注する政府機関であるかどうかを示します。 |
用語 | 摘要 |
---|---|
受取手形 | 所在地の受取手形勘定。受取手形勘定を取引の名宛人サイトから導出するように選択した場合、「自動会計」ではこの値が使用されます。 |
未払受取手形 | この所在地の未払受取手形勘定。未払受取手形勘定を取引の名宛人サイトから導出するように選択した場合、「自動会計」ではこの値が使用されます。このフィールドに値を入力できるのは、この所在地のビジネス目的が「名宛人」の場合のみです。 |
送金済受取手形 | この所在地の送金済受取手形勘定。送金済受取手形勘定を取引の名宛人サイトから導出するように選択した場合、「自動会計」ではこの値が使用されます。このフィールドに値を入力できるのは、この所在地のビジネス目的が「名宛人」の場合のみです。 |
ファクタリング受取手形 | 所在地のファクタリング受取手形勘定。ファクタリング受取手形勘定を取引の名宛人サイトから導出するように選択した場合、「自動会計」ではこの値が使用されます。 |
「アカウント・サイト概要」ページの「ビジネス目的」サブタブにナビゲートします。
アカウント・サイトに有効なすべてのビジネス目的が表示されます。
「別の行の追加」をクリックし、ビジネス目的を選択します。
このアカウント・サイトのビジネス目的タイプ(サイト使用)が主要の場合は、「主要」を選択します。
アカウント・サイトに対して請求先や出荷先などの新規ビジネス目的タイプを定義すると、最初のサイト使用が自動的に主要として分類されます。特に指定しないかぎり、以降の定義は非主要として作成されます。
注意: 営業単位に対してアクティブな主要目的として指定できるのは、サイト使用タイプの1インスタンスのみです。たとえば、アクティブな主要出荷先所在地とアクティブな主要請求先所在地は、1つのみです。
「アカウント・サイト概要」ページの「ビジネス目的」サブタブで、更新するビジネス目的の「詳細」をクリックします。
アカウント・サイトのビジネス目的情報を入力します。
選択したビジネス目的に応じて異なる「アカウント・サイトのビジネス目的」ページが表示されます。
請求先: 「アカウント・サイトのビジネス目的: 請求先」ページで、次の情報を入力します。
会計情報
サイト使用詳細
受注管理
出荷先: 「アカウント・サイトのビジネス目的: 出荷先」ページで、次の情報を入力します。
サイト使用詳細
受注管理
名宛人: 「アカウント・サイトのビジネス目的: 名宛人」ページで、次の情報を入力します。
会計情報
サイト使用詳細
延滞手数料: 「アカウント・サイトのビジネス目的: 延滞手数料」ページで、次の情報を入力します。
会計情報
サイト使用詳細
その他: その他のビジネス目的の場合は、「アカウント・サイトのビジネス目的」ページに次のサイト使用詳細のみを入力します。
営業地域
担当
関連項目
「アカウント・サイト概要」ページの「サイト詳細」サブタブを使用して、既存のアカウント・サイトのサイト詳細(所在地など)とカテゴリを追加および更新します。
アカウント・サイトを定義します。
次の表に、この手順に使用するページでの用語を示します。
「アカウント・サイト概要」ページの「サイト詳細」サブタブにナビゲートします。
アカウント・サイトの所在地と詳細を入力します。
関連項目
「アカウント・サイト概要」ページの「通信」サブタブを使用して、既存のアカウント・サイトの担当者情報を入力および更新します。
アカウント・サイトを定義します。
関連項目: 担当者の作成および更新
関連項目: 連絡先の作成および更新
関連項目
「アカウント・サイト概要」ページの「支払詳細」サブタブを使用して、既存のアカウント・サイトの支払詳細(入金方法や支払手段など)を追加および更新します。
ここで作成する顧客支払情報は、資金取得処理中に使用できるように、実際にはOracle Paymentsに格納されます。
入金方法と支払手段の詳細は、「アカウントの支払詳細の入力および更新」を参照してください。
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の入金方法の定義に関する項
銀行を定義します。
関連項目: 『Oracle Cash Managementユーザー・ガイド』の「銀行口座モデルの概要」
顧客を作成します。
アカウントを作成します。
請求先事業所を入力します。
「アカウント・サイト概要」ページの「支払詳細」サブタブにナビゲートします。
関連項目: アカウントの支払詳細の入力および更新
関連項目
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の資金取得処理の有効化に関する項
「アカウント・サイト概要」ページの「プロファイル」サブタブを使用して、既存のアカウント・サイトのプロファイルを追加および更新します。プロファイル区分の詳細は、次の関連項目を参照してください。
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の顧客プロファイル区分の定義に関する項
アカウント・サイトを定義します。
「アカウント・サイト概要」ページの「プロファイル」サブタブにナビゲートします。
(新規に作成したアカウント・サイトのみ)「プロファイル区分の割当」の確認メッセージに対して「Yes」を選択します。
Receivablesにより、アカウント・サイトにプロファイル区分DEFAULTが割り当てられます。
重要: 「顧客の作成」または「アカウントの作成」ページで選択したプロファイル区分はアカウントにのみ適用され、「アカウント・サイト概要」ページの「プロファイル」タブにはデフォルト設定されません。そのため、新規に作成したアカウント・サイトには、プロファイル区分が割り当てられていません。
関連項目: アカウント・プロファイルの追加および更新
関連項目
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の顧客プロファイル区分の定義に関する項
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の繰越残高請求の設定に関する項
「アカウント・サイト概要」ページの「プロファイル金額」サブタブを使用して、既存アカウント・サイトのプロファイル金額を定義および更新します。プロファイル金額の詳細は、「アカウントのプロファイル金額の定義および更新」を参照してください。
「アカウント・サイト概要」ページの「プロファイル金額」サブタブにナビゲートします。
(新規に作成したアカウント・サイトのみ)「プロファイル区分の割当」の確認メッセージに対して「Yes」を選択します。
Receivablesにより、アカウント・サイトにプロファイル区分DEFAULTが割り当てられます。
重要: プロファイル金額はプロファイル区分に関連付けられています。したがって、プロファイル区分が割り当てられていないアカウント・サイトについてはプロファイル金額を定義できません。
「顧客の作成」または「アカウントの作成」ページで選択したプロファイル区分はアカウントにのみ適用され、「アカウント・サイト概要」ページの「プロファイル」タブにはデフォルト設定されません。そのため、新規に作成したアカウント・サイトには、プロファイル区分が割り当てられていません。
DEFAULTプロファイル区分を変更するか、「プロファイル金額」サブタブにナビゲートしてサイトのプロファイル金額を更新します。
関連項目: アカウントのプロファイル金額の定義および更新
関連項目
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の顧客プロファイル区分の定義に関する項
「アカウント・サイト概要」ページの「税金プロファイル」ボタンを使用して、既存アカウント・サイトの税金プロファイルを表示、追加および更新します。税金プロファイルの詳細は、「顧客の税金プロファイルの追加および更新」を参照してください。
重要: 「顧客概要」ページで定義した税金プロファイルは、「アカウント・サイト概要」ページにデフォルト設定されません。ただし、顧客レベルで定義した税金プロファイルよりも、アカウント・サイト・レベルで定義した税金プロファイルが優先されます。たとえば、顧客レベルの税金プロファイルには免税が含まれていない場合があります。ただし、顧客のアカウント・サイトの1つが開発中のリージョンにあり、免税適格となる可能性があります。この場合は、このアカウント・サイト用に個別の税金プロファイルを定義する必要があります。
アカウント・サイトを定義します。
関連項目: 顧客の税金プロファイルの追加および更新
関連項目
『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』のサード・パーティ税金プロファイルの設定に関する項
『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』のOracle E-Business Taxのパーティ税金プロファイルに関する項
『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』の税務登録の設定に関する項
『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』のパーティ会計年度分類の設定に関する項
『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』の免税の設定に関する項
『Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド』の税金レポート・タイプの設定に関する項
「アカウント・サイト概要」ページの「延滞手数料」サブタブを使用して、既存アカウント・サイトの延滞手数料プロファイルを追加および更新します。
「延滞手数料」サブタブのフィールドの値は、割当済の顧客プロファイル区分からデフォルト設定されます。関連項目: 『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の延滞手数料の設定に関する項
デフォルト設定された値を更新できます。たとえば、組織に延滞手数料規定が存在する場合も、「延滞手数料」サブタブで「延滞手数料の有効化」ボックスの選択を解除すると、顧客サイトを延滞手数料から除外できます。
「延滞手数料」サブタブの詳細は、「アカウントの延滞手数料の追加および更新」を参照してください。
オプションで「AR: 取引明細書、 督促状および延滞手数料サイト・プロファイルの使用」プロファイル・オプションを設定し、「延滞手数料の生成」プログラムで使用するアカウント・サイトの延滞手数料設定を制御します。次のいずれかを選択できます。
Yes
「延滞手数料の生成」プログラムでは、「延滞手数料」ビジネス目的を持つアカウント・サイトで指定された延滞手数料規定が使用されます。
No
「延滞手数料の生成」プログラムでは、請求サイトで指定された延滞手数料規定が使用されます。
延滞手数料規定を定義します。
関連項目
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の延滞手数料の設定に関する項
一連の「顧客」ページには、次の2レベルの重複防止機能が組み込まれています。
また、Receivablesでは、次の作成が防止されます。
無効な所在地。関連項目: 無効な所在地の作成防止
重複担当者。関連項目: 担当者重複防止
関連項目
「顧客の作成」ページに入力した顧客情報がすでに存在する場合、Receivablesでは「顧客重複防止」ページが表示されます。
重複する顧客情報が存在すること。
「顧客重複防止」ページで、次のいずれかのオプションを選択します。
既存顧客の使用(組織または個人)
顧客の作成(組織または個人)
オプションの選択後、Receivablesにより次の操作が実行されます。
「詳細の保存と追加」をクリックしたときに「顧客重複防止」ページが表示された場合は、「アカウント概要」ページが表示され、さらにアカウント詳細(アカウント・サイト、プロファイル、支払および通信詳細など)を追加できます。
「適用」をクリックしたときに「顧客重複防止」ページが表示された場合は、「顧客概要」ページが表示され、さらに顧客詳細(アカウント、プロファイル、通信、パーティ関連および税金プロファイルなど)を追加できます。
関連項目
「所在地の作成」ページに入力したアカウントのサイト所在地が顧客に存在する場合は、「サイト/所在地重複防止」ページが表示されます。このページは、次の項目の作成時に「適用」をクリックすると表示されます。
顧客(「顧客の作成」ページ)
アカウント(「所在地の作成」ページ)
アカウント・サイト(「所在地の作成」ページ)
重複するアカウントのサイト所在地が存在すること。
「サイト/所在地重複防止」ページで、次のいずれかのオプションを選択します。
既存の所在地の使用
所在地の作成
オプションの選択後、Receivablesにより次の操作が実行されます。
「アカウント・サイト」ページが作成されます。
「アカウント・サイト概要」ページが表示されます。関連項目: アカウント・サイトの作成および更新
関連項目
アカウントまたはアカウント・サイトを作成中に選択する内容とその結果は、次のとおりです。
既存の所在地を使用するように選択した場合に、その所在地が無効であれば、「アカウント・サイトの作成」ページの「アカウント・サイト所在地」領域が更新モードで表示され、無効な所在地要素の訂正を求めるエラー・メッセージが表示されます。
所在地を作成するように選択した場合に、入力した所在地が無効であれば、無効な所在地要素の訂正を求めるエラー・メッセージが表示されます。エラー・メッセージを無視して「適用」をクリックすると、「提案」ドロップダウン・メニューが表示され、提案を受け入れるか有効な所在地を入力しないかぎり所在地を作成できません。
注意: Receivablesで「提案」ドロップダウン・メニューが表示されるのは、所在地チェックを適切に設定している場合のみです。
無効なパーティ・サイト所在地が存在すること。
無効な所在地を訂正します。
「適用」をクリックします。
所在地が有効であれば、アカウント・サイトが作成されて「アカウント・サイト概要」ページが表示されます。
関連項目
すでに存在する担当者情報を入力すると、Receivablesでは「担当者重複防止」ページが表示されます。
重複する担当者情報が存在すること。
「担当者重複防止」ページで、次のいずれかのオプションを選択します。
既存の個人の使用
個人の作成
オプションを選択すると、Receivablesにより担当者が作成され、「アカウント概要」ページの「通信」サブタブが表示されます。このサブタブで担当者を追加作成したり、担当者詳細を追加および更新できます。関連項目: 連絡先の作成および更新
関連項目
担当者は、顧客アカウントに関する通信を受け取ったり、その代理の役割を果たす個人です。Oracle Receivablesでは、アカウント・レベルとアカウント・サイト・レベルの両方で顧客の担当者を作成できます。次の項目を参照してください。
必要な数の担当者を入力し、担当者ごとに複数の連絡先を入力できます。
関連項目
次の手順を使用します。
アカウント担当者の作成手順
アカウント担当者の表示および更新手順
顧客、アカウントおよびアカウント・サイトを定義します。
次の表に、この手順に使用するページでの用語を示します。
用語 | 摘要 |
---|---|
役割 | 担当者の役割(請求先、出荷先、取引明細書またはマーケティングなど)。 役割により、この担当者がOrder Managementの「受注」および「返品」ウィンドウに表示される場所が制御されます。「出荷先」担当者と主要役割のない担当者は、「出荷先」および「受入元」フィールドの値リストに表示されます。「請求先」担当者と主要役割のない担当者は、「請求先」および「与信先」フィールドの値リストに表示されます。この2つのウィンドウの第1「担当」フィールドの値リストには、すべての担当者が表示されます。 |
役職: | 担当者に入力した役職タイトルは、次の場所に表示されます。
|
郵送先 | 担当者の郵送先事業所 |
「アカウント概要」ページの「通信」サブタブにナビゲートします。
「担当者の作成」をクリックします。
所在地や役割などの担当者情報を入力します。
入力済の担当者情報が存在する場合は、Receivablesで「担当者重複防止」ページが表示されます(関連項目: 担当者重複防止)。それ以外の場合、Receivablesで担当者が作成され、「アカウント概要」ページの「通信」サブタブに表示されます。これにより、追加の担当者を作成し、担当者詳細を追加および更新できます。関連項目: 連絡先の作成および更新
次の手順に従って既存のアカウント担当者を表示および更新します。
「アカウント概要」ページの「通信」サブタブにナビゲートします。
アカウントに有効な担当者がすべて「アカウント担当者」リージョンに表示されます。
「アカウント担当者」リージョンで、アカウント担当者の「詳細」をクリックし、次のアカウント担当者詳細を更新します。
所在地
担当者電話番号
担当者Eメール
担当URL
担当者の役割
関連項目: アカウント担当者の連絡先の作成および更新
関連項目
次の手順を使用します。
アカウント・サイト担当者の表示および更新手順
アカウント・サイト担当者の作成手順
顧客、アカウントおよびアカウント・サイトを定義します。
「アカウント・サイト概要」ページの「通信」サブタブにナビゲートします。
関連項目: アカウント担当者の作成および更新
関連項目: アカウント・サイト担当者の連絡先の作成および更新
関連項目
次の手順を使用します。
顧客の連絡先を作成および更新します。関連項目: 顧客連絡先の作成および更新
アカウント担当者の連絡先を作成および更新します。関連項目: アカウント担当者の連絡先の作成および更新
アカウント・サイトの連絡先を作成および更新します。関連項目: アカウント・サイトの連絡先の作成および更新
アカウント・サイト担当者の連絡先を作成および更新します。関連項目: アカウント・サイト担当者の連絡先の作成および更新
関連項目
次の手順に従って、電話番号、Eメール・アドレスおよびURLなど、顧客の連絡先を作成および更新します。
顧客を定義します。
「顧客概要」ページの「通信」サブタブにナビゲートします。
顧客の電話番号を作成または更新する手順は、次のとおりです。
「電話番号」領域で、作成する担当者番号のタイプを選択して「作成」をクリックします。
「顧客電話番号の作成」ページで、担当者番号詳細を入力します。
顧客のEメール・アドレスを作成または更新する手順は、次のとおりです。
「Eメール・アドレス」領域で「作成」をクリックします。
「顧客Eメールの作成」ページで、Eメール・アドレスと関連詳細を入力します。
顧客のURLを作成または更新する手順は、次のとおりです。
「URL」領域で「作成」をクリックします。
「顧客URLの作成」ページで、URLと関連詳細を入力します。
関連項目
次の手順に従って、所在地、電話番号、Eメール・アドレスおよびURLなど、アカウント担当者の連絡先を作成および更新します。
アカウント担当者を定義します。
「アカウント概要」ページの「通信」サブタブにナビゲートします。
アカウントに有効な担当者がすべて「アカウント担当者」リージョンに表示されます。
「アカウント担当者」リージョンで、アカウント担当者の「詳細」をクリックします。
アカウント担当者の所在地を作成または更新する手順は、次のとおりです。
「アカウント担当者詳細」ページの「担当者所在地」領域で「作成」をクリックします。
「アカウント担当者所在地の作成」ページで、担当者所在地を入力して所在地目的(「請求先」、「出荷先」および「督促」など)を選択します。
アカウント担当者の電話番号を作成または更新する手順は、次のとおりです。
「アカウント担当者詳細」ページの「担当者電話番号」領域で、作成(更新)する担当者番号のタイプを選択し、「作成」(「更新」)をクリックします。
関連項目: 顧客連絡先の作成および更新
アカウント担当者のEメール・アドレスを作成または更新する手順は、次のとおりです。
「アカウント担当者詳細」ページの「担当者Eメール」領域で「作成」(「更新」)をクリックします。
関連項目: 顧客連絡先の作成および更新
アカウント担当者のURLを作成または更新する手順は、次のとおりです。
「アカウント担当者詳細」ページの「担当URL」領域で「作成」(「更新」)をクリックします。
関連項目: 顧客連絡先の作成および更新
アカウント担当者の役割を作成または更新する手順は、次のとおりです。
「アカウント担当者詳細」ページの「担当者の役割」領域で、次の操作を実行します。
担当者の役割を作成するには、「別の役割の追加」をクリックします。
担当者の既存の役割を削除するには、「削除」をクリックします。
関連項目
次の手順に従って、電話番号、Eメール・アドレスおよびURLなど、アカウント・サイトの連絡先を作成および更新します。
アカウント・サイトを定義します。
「アカウント・サイト概要」ページの「通信」サブタブにナビゲートします。
関連項目: 顧客連絡先の作成および更新
関連項目
次の手順に従って、所在地、電話番号、Eメール・アドレスおよびURLなど、アカウント・サイト担当者の連絡先を作成および更新します。
アカウント担当者を定義します。
「アカウント・サイト概要」ページの「通信」サブタブにナビゲートします。
アカウント・サイトに有効な担当者がすべて「アカウント・サイト担当者」リージョンに表示されます。
「アカウント・サイト担当者」リージョンで、更新するアカウント・サイト担当者の「詳細」をクリックします。
「アカウント・サイト担当者詳細」ページが表示されます。
関連項目: アカウント担当者の連絡先の作成および更新
関連項目
顧客アカウント所在地を、受取手形の名宛人として定義します。受取手形を作成する顧客アカウントごとに名宛人サイトを定義する必要があります。名宛人として複数の所在地を定義できますが、各アカウントに対して主要名宛人サイトとして指定できる所在地は、1つのみです。
名宛人サイトごとに、ビジネス目的として「名宛人」を割り当て、受取手形勘定を定義します。それぞれの名宛人サイトには、受取手形、未払受取手形、送金済受取手形およびファクタリング受取手形勘定を割り当てられます。受取手形作成入金方法または銀行口座のデフォルトを手動入力または自動インボイスでのインポートによる取引にするには、その入金方法および銀行口座を、顧客アカウント・レベルまたは顧客アカウントの請求先サイトのレベルでの「主」に設定します。
注意: 受取手形作成入金方法でグループ化ルール「顧客毎」または「顧客支払期日毎」が使用されている場合は、顧客名宛人を主と指定して、受取手形を自動的に生成するようにする必要があります。
前提条件
顧客アカウントと顧客アカウント所在地の入力
顧客アカウントへの銀行の割当
受取手形作成入金方法の定義、『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』
「検索基準」ウィンドウまたは「顧客の検索/入力」ウィンドウにナビゲートします。
ビジネス目的を割り当てる顧客アカウントを検索します。
名宛人サイトとして定義する最初の顧客所在地の「顧客所在地」ウィンドウをオープンします。
「ビジネス目的」タブ・リージョンをオープンします。
「使用目的」フィールドに名宛人を入力します。
このサイトの事業所を入力します。
このサイトが主要名宛人サイトの場合は、「主」ボックスを選択します。
「オープン」を選択します。
「アカウント」リージョンに、この名宛人サイトに対する受取手形アカウントを入力します。
重要: この名宛人サイトのアカウントを入力するには、この顧客アカウントに「請求先」サイトが必要です。
作業内容を保存します。
名宛人サイトとして定義する顧客アカウント所在地ごとに、ステップ2からステップ9を繰り返します。
関連項目
『Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド』の入金方法に関する項
Oracle Exchange顧客データをReceivablesにインポートするには、「Oracle Exchange顧客インポート要求セット」を使用します。
Oracle Exchange顧客インポート要求セットは、Exchange内の登録済パーティに関する顧客情報をReceivablesのインタフェース表に移入します。インポート・データがインタフェース表にロードされると、要求セットは「顧客インタフェース」プログラムを自動的に発行して、データを検証し、Receivables顧客情報に変換します。
「Oracle Exchange顧客インポート要求セット」に含まれるプログラムは、次のとおりです。
Oracle Exchange顧客データ・フィーダ・プログラム(AREXCUSP): Exchangeからデータを抽出し、Receivablesの顧客インタフェース表に格納するフィーダ・プログラム
Oracle Receivables顧客インタフェース・プログラム
Exchangeからインポートされる顧客情報は、次のとおりです。
顧客名と所在地
顧客担当者
顧客銀行口座
顧客入金方法
注意: Exchangeからインポートされる顧客には、事前定義済のDEFAULTプロファイル区分が割り当てられます。
Oracle Exchange BillingとReceivablesの統合の詳細は、『Oracle Exchange and Oracle Sourcing System Operator Implementation Guide』を参照してください。