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Oracle E-Business Taxユーザー・ガイド
リリース12
E05886-01
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Oracle E-Business Taxでの税金の設定

Oracle E-Business Taxでの税金の設定

E-Business Taxを使用して、事業を行うすべての地理的場所の取引税金要件を設定および保守します。個別の税金要件に必要なルール、デフォルト値およびその他の情報を含めるよう税金構成を設定できます。取引時に、E-Business Taxは税金構成を使用して各取引に適用される税金を決定し、税額を計算します。

E-Business Taxを使用して次のことができます。

E-Business Taxのホーム・ページを使用して、設定および保守を目的としたE-Business Taxシステムのすべての場所へのアクセスを管理できます。

E-Business Taxでの税金要件の設定に必要なタスクは、次の3つの一般的なカテゴリに分けられます。

  1. 取引税金の設定。関連項目: 税金構成の評価

  2. 取引上の税金の処理に関連するすべての設定の実行。関連項目: 取引上の税金の処理

  3. 税金処理を管理するための税務処理基準およびデフォルトの設定。関連項目: Oracle E-Business Taxの税務処理基準

E-Business Taxおよび取引税金

E-Business Taxは、次のアプリケーションの「受注-入金」および「調達-支払」ビジネス・フローについて税金サービスを提供します。

E-Business Taxは、次の取引については税金サービスを提供しません。

リリース11iで使用可能な機能を使用して、Oracle E-Business Suiteで引き続きこれらの税金を設定および保守できます。

ページ階層のパーソナライズの使用

E-Business Taxのホーム・ページでは、Oracle Application Frameworkのページ階層のパーソナライズおよび階層グリッド(HGrid)を使用して、税金構成の設定および保守に必要な各E-Business SuiteアプリケーションおよびE-Business Taxコンポーネントへのナビゲーションを管理できます。

「ページ階層のパーソナライズ」ユーザー・インタフェースでは、構成可能ページのレイアウト全体が階層表またはHGridに表示されます。作業中の構造の部分に従って「ページ階層」のフォーカスを変更し、ページ構造の様々なノードにドリルインまたはドリルアウトできます。HGridの場所インディケータにより、ページ構造内の現在の場所が追跡されます。「ページ階層」のナビゲートの詳細は、『Oracle Application Framework Personalization Guide』のUsing the Page Hierarchy Personalization Pageに関する項を参照してください。

「ページ階層」内の各種アイコンにより、税金構成データを表示および保守するための特定の機能にアクセスできます。これらの各機能の使用方法は、『Oracle Application Framework Personalization Guide』のページ階層タスク・フローに関する項を参照してください。

また、E-Business Taxでは次のプロセスに「ページ階層」を使用します。

「設定タスク」リージョンの使用

E-Business Taxホーム・ページの「設定タスク」リージョンでは、HGridを使用して、税金構成を完成させるために必要な必須およびオプションの設定タスクを編成します。税金構成の詳細に応じて、特定の設定タスクが条件付きで必須となります。

「設定タスク」リージョンから各設定ページまたは設定フローにナビゲートできます。示された順序で設定タスクを完了し、税金構成を作成します。

注意: 「設定タスク」リージョンを使用する前に、適用可能なすべてのE-Business Suiteアプリケーションで前提条件となるすべての実装タスクを完了する必要があります。E-Business Taxに関連するすべてのアプリケーション設定タスクの詳細は、『Oracle E-Business Tax Implementation Guide』のOracle E-Business Taxに関するアプリケーションの設定に関する項を参照してください。

外部依存

E-Business Taxで税金関連プロセスに使用されるE-Business Suiteアプリケーションで設定タスクを完了します。設定タスクには次のものがあります。

税金構成

各税制の基本税金構成を作成するには、E-Business Tax設定タスクを完了します。基本税金構成には、税制に属する税金に適用可能なデータが含まれます。

税金構成設定タスクを次に示します。

会計分類システム

税金決定のための税務処理基準の作成で会計分類を使用する場合、会計分類に関するE-Business Tax設定タスクを完了します。当てはまる各設定タスクを完了します。

国デフォルト

法的報告組織パーティ税金プロファイルに対して、適用可能な税制および税金に関する税務登録情報をデフォルト設定するには、国デフォルト管理を設定します。詳細は、「国デフォルト管理の設定」を参照してください。

税金例外

特別税率を製品に適用するには、税金例外を設定します。詳細は、「税金例外の設定」を参照してください。

税法

税制および税金に関するE-Business Tax税金決定プロセスの設定および実行を管理するには、税務処理基準を設定します。詳細は、「Oracle E-Business Taxの税務処理基準」を参照してください。

第一者法的エンティティ・パーティ税金プロファイルの完了

第一者法的エンティティのパーティ税金プロファイルを完了します。

第一者法的報告組織のパーティ税金プロファイル

第一者法的エンティティに属する法的報告組織ごとに、パーティ税金プロファイルを完了します。詳細は、「第一者税金プロファイルの設定」を参照してください。

第三者のパーティ税金プロファイル

顧客および顧客サイトと仕入先および仕入先サイトについて、第三者税金プロファイルを設定します。詳細は、「第三者税金プロファイルの設定」を参照してください。

顧客

仕入先

構成所有者税金オプション

適用可能な場合、構成所有者とアプリケーション・イベント区分の組合せについて、構成所有者税金オプションを設定します。詳細は、「構成所有者税金オプションの設定」を参照してください。

アプリケーション税金オプション

移行済の税金設定を更新したり、リリース11iデフォルト階層モデルに基づいて新規税金設定を作成するには、アプリケーション税金オプションを設定します。デフォルト階層モデルでは、取引に対して税分類コードがデフォルト設定されます。詳細は、「アプリケーション税金オプションの使用」を参照してください。

注意: E-Business Taxで取引上の移行済税金データを使用するには、追加の設定タスクを完了する必要があります。詳細は、「税分類コードの使用」を参照してください。

取引における税金の有効化

税金設定を完了し、税金設定が要件に従って動作することを確認した後、税制の各税金を有効化できます。税金を有効にすると、取引で使用できるようになります。詳細は、「税金の更新」を参照してください。

取引のシミュレート

設定タスクを完了した後、「税金シミュレータ」を使用して税金構成の詳細をテストします。詳細は、「Oracle Tax Simulatorの使用」を参照してください。

「税金構成」リージョンの使用

税金設定を完了した後、「税金構成」リージョンを使用して、国または税制別に税金構成データを表示できます。