この項では、システムの配線に関する3つの項目について説明します。
電源が接続されると、システムがスタンバイ電源モードになります。
注意 - N+1の電源の冗長性を維持するには、各電源コードを別々の回路に接続してください。
スタンバイ電源モードでは、サーバー・ノード・フロント・パネルのサービス・プロセッサ(SP)ステータスLEDが緑色に点灯して、ゆっくりとした点滅から常時点灯になり、サーバー・ノード・フロント・パネルの電源/OK LEDが緑色に点灯して、スタンバイの点滅になります。
電源コードがAC電源に接続された後、電源/OK LEDがスタンバイの点滅になるまで約5分かかる場合があります。
スタンバイ電源モードでは、サーバー・ノードのサービス・プロセッサはアクティブですが、サーバー・ノードのホストはオフです。
注意 - SP OK LEDが暗いままか、濃い黄色で表示される場合、サービス担当者に連絡してください。
数分後、SPログイン・プロンプトが端末デバイスに表示されます。システムがまだ初期化されていないか、電源が投入されていないので注意してください。
SPログイン・プロンプトが表示されると、主電源//OK LEDがスタンバイ・パターンでゆっくりと点滅し、SPが主電源を投入する準備ができたことを示します。
この時点で、電源は、SPボードおよび電源ファンにのみ供給されます。主電源をシステムに投入する方法の詳細は、「システムへの主電源の投入」を参照してください。
サーバー・ノード0およびサーバー・ノード1の最小ネットワーク接続の場合、電源コードを接続し、イーサネット・ケーブルを1-GbEまたは10-GbEネットワーク・ポートのいずれかに接続します。ケーブルの場所は、「ネットワークのポートおよびインタフェースの特定」を参照してください。
システムに電源を投入すると、緑色のSP OK LEDが約5分間点滅してから、常時点灯になります。これは、コントローラがOracle ILOMがアクティブでホストがオフになっているスタンバイ電源モードであることを示します。
1-GbEネットワークでは、Net0およびNet1とパブリック・ネットワーク・スイッチの間でイーサネット・ケーブルを接続します。
10-GbEネットワークでは、PCIe 0の2つのコネクタとパブリック・ネットワーク・スイッチの間に光ファイバ・ケーブルまたは銅ケーブルを接続します。
![]() | 注意 - パブリック・ネットワークをNet0またはNet1(bond0)あるいはPCIe 0(Xbond0)の2つのコネクタに接続する必要があります。他のポートをパブリック・ネットワークに接続しないでください。 |
注意 - 未使用のポートは、個別のバックアップ、障害時リカバリおよび管理ネットワークの外部アクセスなどの他の用途に使用できます。『Oracle Database Applianceスタート・ガイド』の説明に従ったカスタム構成が必要です。
関連項目
また、Oracle ILOM接続性のシステムも配線できます。構成に応じて、各サーバー・ノードに対して次のポートに接続します。
ポートの場所は、「ネットワーク・ポートおよびインタフェースの特定」を参照してください。
Oracle ILOMへのアクセス手順は、「Oracle ILOMの使用」を参照してください。
注意 - SPは、デフォルトでNetMgt(帯域外)ポートを使用します。SPを構成して、システムの10/100/1000イーサネット・ポート(サーバー・ノードごとに2つ)のいずれかをかわりに共有できます。SPは、構成されたイーサネット・ポートのみ使用します。