大容量ファイルの格納

非常に大きなファイルを操作するときは、システムで使用可能なディスクキャッシュのサイズに特に注意してください。ディスクキャッシュよりも大きなファイルを書き込もうとした場合は、使用しているファイルシステムの種類によって次のように動作が異なります。

• 非アーカイブファイルシステムを使用している場合は、システムが ENOSPC エラーを返します。

• アーカイブファイルシステムを使用している場合は、利用可能なディスク領域がリクエストを処理するためには不十分であるため、プログラムがブロックされ、存在しない領域を待機します。

アーカイブ環境で操作していて、アプリケーションがディスクキャッシュよりも大きなファイルを書き込む必要がある場合は、segment コマンドを使用してファイルをセグメント化できます。segment コマンドの詳細については、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「segment(1)」を参照するか、『Sun Storage Archive Manager 5.3 構成および管理ガイド』の「セグメント化ファイルの使用」を参照してください。