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Sun Storage Archive Manager 5.3 構成および管理ガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語) |
リサイクルは、手動または cron ジョブを使用して sam-recycler コマンドを入力することによって開始します。次の表は、リサイクル方法を示しています。
表 16-2 リサイクル方法とメディアタイプ
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リサイクラを構成するときは、次の点に留意してください。
archiver.cmd ファイル内の指示は、アーカイブセット単位のリサイクルを制御します。
recycler.cmd ファイル内の指示は、ライブラリ単位のリサイクルを制御します。また、recycler.cmd ファイルは、一般的なリサイクラ動作を制御します。リサイクラ指示については、「recycler.cmd ファイルの作成」を参照してください。
リムーバブルメディアファイルを含むボリュームはリサイクルしないでください。リムーバブルメディアファイルは、request(1) コマンドを使用して作成します。リムーバブルメディアファイルを含むボリュームが空になることはありません。
ファイルシステムでメンテナンスを実行中にはリサイクラを実行しないでください。リサイクラは .inodes ファイルと mcf ファイルを使用して、現在のファイルか期限切れファイルかの判定や、ファイルシステムに関連付けられているデバイスの識別を行います。.inodes ファイルと mcf ファイルに正しい情報が存在していない場合は、現在のアーカイブ済みデータが期限切れとして示され、リサイクルされる可能性があります。
リサイクラの実行時には、すべてのファイルシステムをマウントする必要があります。オンラインディスクからリサイクルする場合は、ディスクボリュームが入っているファイルシステムがマウントされていて、かつホストシステムへのアクセスが可能である必要があります。
注意 - 複数の SAM-QFS サーバーを含む環境でディスクアーカイブを使用する場合は、リサイクラの構成時に十分な注意が必要です。各 SAM-QFS サーバーの diskvols.conf ファイルが、一意のディスクアーカイブ先ディレクトリを指している必要があります。これらのディレクトリのいずれかが複数の SAM-QFS サーバーで共有されている場合は、1 つの SAM-QFS サーバーでリサイクラを実行すると、ほかの SAM-QFS サーバーで管理されているディスクアーカイブデータが破壊されます。 |