ディスクアーカイブボリュームのリサイクルの構成

ディスクにアーカイブする場合は、リサイクルを行うように archiver.cmd ファイルを編集する必要があります。

アーカイブセット単位でリサイクルする場合は、params 指示と endparams 指示の間にアーカイブセットのリサイクル指示を追加する必要があります。

ライブラリ単位のリサイクルの場合、この手順は省略可能です。

`archiver.cmd` ファイルの編集

archiver.cmd ファイルを編集するには、「archiver.cmd ファイルについて」で説明されている手順に従います。

別の方法として、File System Manager を使用して archiver.cmd ファイルを編集することもできます。詳細は、File System Manager のオンラインヘルプを参照してください。

次の表は、使用できる、アーカイブセットのリサイクル指示を示しています。

表 16-3 アーカイブセットのリサイクル指示

指示	機能
`-recycle_dataquantity` size	リサイクラが再アーカイブ用にスケジュールするデータ量を制限し、有用なデータのディスクボリュームをクリアします。デフォルトでは、ディスクアーカイブのリサイクル処理で制限が無視されます。
`-recycle_ignore`	アーカイブセットのリサイクルを行わないようにします。
`-recycle_mailaddr` mail-address	指定された電子メールアドレスにリサイクラのメッセージを送信します。
`-recycle_mingain` percent	ディスクボリュームの `mingain` マークを設定することで、アーカイブセット内のボリュームのリサイクルを制限します。`mingain` は、そのボリュームに関連する期限切れデータのパーセンテージで表されます。ボリュームの期限切れデータが `mingain` のパーセンテージを超えると、リサイクラによるそのボリュームのリサイクルが開始されます。デフォルトは 50% です。
`-recycle_minobs` percent	リサイクラによるディスクアーカイブボリュームの再アーカイブプロセスのしきい値を設定することで、リサイクラによるボリューム内の tar ファイルの選択を制限します。ディスク上のアーカイブ tar ファイル内にある期限切れファイルのパーセンテージが、このしきい値に到達すると、リサイクラは、アーカイブから新しい tar ファイルへ現在のファイルの移動を開始します。現在のファイルをすべて移動すると、ディスクアーカイブから削除する候補として元の tar ファイルにマークが付きます。デフォルトは 50% です。
`-rearch_stage_copy` copy-number	再アーカイブのための書き込みを、選択した (高速な) コピーから行うように設定します。

アーカイバ指示の詳細は、第 10 章アーカイバの構成または archiver.cmd(4) のマニュアルページを参照してください。

ディスクアーカイブのリサイクラログ

例 16-5 ディスクアーカイブファイルのリサイクラログファイル

---Archives---   -----Percent-----
 ----Status-----    Count    Bytes   Use Obsolete Free   Library:Type:VSN
new candidate          0      0        0    41     59  none:dk:disk01
677 files recycled from VSN disk01 (mars:/sam4/copy1)
0 directories recycled from VSN disk01 (mars:/sam4/copy1)

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	Sun Storage Archive Manager 5.3 構成および管理ガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語)

ディスクアーカイブボリュームのリサイクルの構成

archiver.cmd ファイルの編集

ディスクアーカイブのリサイクラログ

`archiver.cmd` ファイルの編集