システムおよびネットワーク構成情報の記録
システムをネットワークに接続すると、一般的なネットワーク構成情報および2つのシステム・コントローラ(SC)の各構成情報が必要になります。「一般的なシステム構成情報」および「システム・コントローラ構成情報」を参照してください。
表4-1 一般的なシステム構成情報
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クラスタ名 |
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サブネット |
システムに割り当てられたすべてのパブリック・アドレスを同じサブネットに指定する必要があります(4つの数値で構成されるIPアドレスの最初の3つの部分の数値は同じです)。 |
単一クライアント・アクセス名(SCAN)およびアドレス |
インストール前にDNSで構成され、現在は使用されていないアドレスに解決されます。 SCANはクラスタの名前です。DNSが構成され、ランダムに2つのアドレスのSCANが解決されます。OneCommandソフトウェアが実行される前に、アドレスにpingを実行できません。 |
ネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)サーバー |
ノードを同期化するため、ネットワークのNTPサーバーを使用するよう選択できます。NTPサーバーを使用しない場合、 Oracle Clusterwareは、Oracle Clusterwareのクラスタ時刻同期化サービス(CTSS)を使用して、すべてのクラスタ・メンバー・ノードの時間を同期化します。 |
ネットワークのドメイン・ネーム・サーバー(DNS) |
システムのクライアント・リクエストのアドレス解決を提供するには、DNSが必要です。 |
パブリック・ゲートウェイ・アドレス |
パブリック・ゲートウェイ・アドレスを把握する必要があります。 |
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各SCのネットワーク・インタフェースのネットワークの名前およびアドレスを記録します。すべてのアドレスは、DNSで構成される静的アドレスにする必要があります。すべてのアドレスは、英数字およびハイフンを許可してアンダースコア文字を許可しないRFC 952標準規格に準拠する必要があります。
表4-2 システム・コントローラ構成情報
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Oracle ILOMサービス・プロセッサ・ホスト名およびアドレス(2) |
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)は、帯域外のリモート管理および構成を提供します。インストール前に解決可能。 |
パブリック名およびIPアドレス(少なくとも2つ) |
各ノードへのインストール前に構成され、インストール前にそのノードに対して解決されます。 |
仮想IP名およびアドレス(少なくとも2つ) |
インストール前に各ノードに構成されますが、現在使用されていません。 |
必要に応じて、追加のアドレス |
必要になる可能性のある他のネットワーク・アドレスを記録します。 |
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