ラック取付けハードウェアは、次の要件を満たす特別なラックにのみ使用できます。
表3-2 ラックの互換性要件
|
注意 - ラックの上側が重くなって倒れないように、常に下から上にラックに機器を搭載してください。機器の設置中にラックが倒れないように、ラックの転倒防止バーを伸ばしてください。地震キットがラックに設置され、床に固定されている場合、この注意は適用されません。 |
注意 - 動作時周囲温度の上昇: システムが密閉されたラック構成部品またはマルチユニットのラック構成部品に設置されている場合、ラック環境の動作時周囲温度が室内の周囲温度より高くなる場合があります。そのため、システムに指定された最大周囲温度(Tma)に適した環境に機器を設置することを考慮する必要があります。システムの環境要件は、「環境要件」を参照してください。 |
注意 - 通気の減少: 機器をラックに設置する場合、機器の安全な動作に必要な通気が妨げられないようにする必要があります。 |
注意 - 機械的負荷: ラックに機器を取り付ける場合、不均等な機械的負荷によって危険な状態にならないようにする必要があります。 |
注意 - 回路の過負荷: 電源回路への機器の接続および回路の過負荷によって発生する可能性のある過電流対策および電源配線の影響を考慮する必要があります。この問題に対処する場合は、機器のネームプレートの電力定格を十分に考慮する必要があります。 |
注意 - 確実な接地: ラックに取り付けた機器の接地を確実に維持する必要があります。分岐回路への直接接続以外の電源の接続(テーブル・タップの使用など)を行う場合は、特に注意する必要があります。 |