47リードおよびキャンペーンの拡張

この章の内容は次のとおりです。

営業リード・オブジェクトおよび営業キャンペーン・オブジェクトの拡張の概要

この章では、営業アプリケーションで営業リードおよび営業キャンペーンのオブジェクトとページを拡張する方法について説明します。

この章では、次の項目について説明します。

  • リード・ページの変更方法

  • アプリケーション・コンポーザを使用した営業キャンペーン・オブジェクトの拡張方法

  • アプリケーション・コンポーザを使用した営業リード検証ルールの作成方法

  • Oracle Marketing Cloudのデータを使用したキャンペーンおよびリードの拡張方法

  • コピー・マップ機能を使用した既存のオブジェクトのコピーによる新規オブジェクトの作成方法

  • ソース・オブジェクトの子オブジェクトおよび属性を新しいオブジェクトのオブジェクトおよび属性にマップする方法

営業リード

リードのページの拡張

アプリケーション・コンポーザを使用すると、営業リードのページに表示される多くのアイテムを変更できます。

アプリケーション・コンポーザを使用して、次のページを変更します。

  • 「リード」ランディング・ページ(ランディング・ページ・レイアウト)

  • 「リードの作成」ページ(作成ページ・レイアウト)

  • 「リードの編集」ページ(詳細ページ・レイアウト)

  • リードEメール通知ページ(リード通知コンテンツ)

  • 一括リード変換ページ(一括リード変換ページ・レイアウト)

  • リード変換ページ(リード変換ページ・レイアウト)

たとえば、次のことが可能です。

  • 標準フィールドの表示と非表示を切り替えます。

  • フィールドを必須として設定します。

  • フィールドのデフォルト値を設定します。

  • 列の順序を変更します。

  • 列ラベルを変更します。

  • ユーザー定義フィールドを追加します(すべてのタイプ)。

注意: リードの一連のページを拡張するには、アプリケーション・コンポーザで営業リード・オブジェクトを使用します。アクティブなサンドボックスで作業している必要があります。

「リード」ランディング・ページ

「リード」ランディング・ページに表示されるアイテムを拡張できます。たとえば、標準フィールドを非表示にしたり、ユーザー定義フィールドを表示できます。このページを変更するには:

  1. アプリケーション・コンポーザで「営業リード」オブジェクトにナビゲートします。

  2. 「ページ」ノードを選択します。

  3. 「アプリケーション・ページ」タブの「ランディング・ページ・レイアウト」で、標準レイアウトを複製して、新しいレイアウトを作成します。

「リードの作成」ページ

「リードの作成」ページを変更できます。たとえば、標準フィールドを非表示にしたり、フィールドを必須にしたり、デフォルト値を追加したり、ユーザー定義フィールドを表示できます。「リードの作成」ページを変更するには:

  1. アプリケーション・コンポーザで「営業リード」オブジェクトにナビゲートします。

  2. 「ページ」ノードを選択します。

  3. 「アプリケーション・ページ」タブの「作成ページ・レイアウト」で、標準レイアウトを複製して、編集する新しいレイアウトを作成します。または、別の既存のレイアウトを編集します。

    エンド・ユーザーの実行時のユーザビリティを向上させるには、オプションでユーザー定義フィールドをフィールド・グループにグループ化します。

「リードの編集」ページ

「リードの編集」ページは、ページの左側に沿って表示される複数のサブタブで構成されます。これらのサブタブのほとんどは変更できます。たとえば、ユーザー定義サブタブを追加して、子または関連オブジェクトからのレコードを表示することもできます。

「リードの編集」ページから使用可能な特定のサブタブにユーザー定義フィールドを追加するには、まずアプリケーション・コンポーザでそれらのサブタブ・ターゲット・オブジェクトにナビゲートして、フィールドを作成する必要があります。ターゲット・オブジェクトにフィールドを作成したら、営業リード・オブジェクトの詳細ページ・レイアウトに戻り、それらのフィールドを特定のサブタブに追加できます。

「リードの編集」ページを変更するには:

  1. アプリケーション・コンポーザで「営業リード」オブジェクトにナビゲートします。

  2. 「ページ」ノードを選択します。

  3. 「アプリケーション・ページ」タブの「詳細ページ・レイアウト」で、標準レイアウトを複製して、編集する新しいレイアウトを作成します。または、別の既存のレイアウトを編集します。

  4. 「リードの編集」ページを変更する場合は、最初に、変更するサブタブを選択します。

    これらのサブタブに対する変更は、「リードの編集」ページに固有です。たとえば、新しいユーザー定義フィールドを追加して営業リード製品を直接拡張できますが、これらの新しいフィールドを表示したり、営業リード製品オブジェクトの既存のフィールドを非表示にする場合は、「営業リード」オブジェクトにナビゲートして「ページ」を選択し、「詳細ページ・レイアウト」、「要約」サブタブ、リード詳細製品領域に移動する必要があります。

    「リードの編集」ページから使用可能なこれらのサブタブを使用して、実行時に表示する標準フィールドおよびユーザー定義フィールドを構成します。

    • 要約

    • 担当者

      必要に応じて、営業リード担当者オブジェクトを使用して、ユーザー定義フィールドを作成します。

    • 評価

      このページからは拡張できません。

    • 営業チーム

      必要に応じて、営業リード・リソース・オブジェクトを使用して、ユーザー定義フィールドを作成します。

    • 製品

      必要に応じて、営業リード製品オブジェクトを使用して、ユーザー定義フィールドを作成します。

    • アクティビティ

      アプリケーション・コンポーザでアクティビティ・オブジェクトを使用して、このサブタブを拡張します。

      アクティビティ・オブジェクトの「アプリケーション・ページ」タブで、ページ下部の「埋込みアクティビティ要約レイアウト」セクションまで下にスクロールします。「標準」レイアウトをクリックするか、複製して新しいレイアウトを作成します。

    • レスポンス

      このページからは拡張できません。

    • ノート

      必要に応じて、アプリケーション・コンポーザでノート・オブジェクトを使用して、ユーザー定義フィールドを作成し、このサブタブを拡張します。

      ノート・オブジェクトの「アプリケーション・ページ」タブで、デフォルトの作成ページ・レイアウトを編集するか、複製して新しいレイアウトを作成します。

      「ノート」リスト・ページは拡張できません。

    • 商談

      必要に応じて、商談オブジェクトを使用して、ユーザー定義フィールドを作成します。

リードEメール通知

Eメール通知リージョンは、パートナ・リードにのみ適用できます。ここから、パートナ・リードが割り当てられたときにユーザーに送信される処理可能なEメール・コンテンツを構成できます。アプリケーション・コンポーザで営業リード・オブジェクトを使用して、パートナ・リードUIのEメール通知を拡張します。営業リード・オブジェクトの「アプリケーション・ページ」タブで、ページ下部の「リード通知コンテンツ」セクションまで下にスクロールします。「標準」レイアウトをクリックするか、複製して新しいレイアウトを作成します。

一括リード変換ページ

一括リード変換は、「リード・リスト」ページで使用可能な一括処理であり、選択した複数のリードを同時に変換するために使用されます。営業担当が一括リード変換処理を使用すると、一括変換プロセスの検証および入力のための一括リード変換ページが表示されます。要件にあわせて一括リード変換ページに対して標準フィールドまたはカスタム・フィールドを追加または削除できます。「アプリケーション・ページ」タブの「一括リード変換ページ・レイアウト」で、標準レイアウトを複製して、編集する新しいレイアウトを作成します。または、別の既存のレイアウトを編集します。

リード変換ページ

リード変換ページでは、商談名、所有者、アカウントおよびプライマリ担当者が公開されます。「アカウント」および「プライマリ担当者」は事前定義済の読取り専用フィールドですが、アカウントおよびプライマリ担当者がリードに直接入力され、営業アプリケーションに存在しない場合は編集可能フィールドになります。

要件にあわせてリード変換ページに対して標準フィールドまたはカスタム・フィールドを追加または削除できます。「アプリケーション・ページ」タブの「リード変換ページ・レイアウト」で、標準レイアウトを複製して、編集する新しいレイアウトを作成します。または、別の既存のレイアウトを編集します。

アプリケーション・コンポーザを使用したリードのページの拡張例

アプリケーション・コンポーザを使用してリード・ページを拡張できます。サンドボックスで変更を行って、最初にその変更をテストできるようにする必要があります。

この例では、次の方法でリード・オブジェクトを拡張する方法を示します。

  • 戦略的リードを識別するためのチェック・ボックスの追加

  • ユーザーがこのチェック・ボックスを選択してリードを保存したときに、ディールのサイズが1000 USDを超えているかどうかをチェックするGroovyスクリプトの追加。ディールがこの金額よりも少ない場合、ユーザーはリードを保存できず、かわりにエラー・メッセージを受け取ります。

「Strategic Deal」チェック・ボックスの作成およびGroovyスクリプト検証チェックの追加

「Strategic Deal」チェック・ボックスを作成して検証チェックを追加する方法を次に示します。

  1. 「アプリケーション・コンポーザ」にナビゲートします。「オブジェクト」パネルから「営業リード」を選択します。

  2. 「リード」オブジェクトの下で、「フィールド」リンクを選択します。

  3. 「カスタム・フィールドの作成」アイコンをクリックし、「フィールド・タイプの選択」ウィンドウで「チェック・ボックス」を選択します。

  4. チェック・ボックス・フィールドの作成ページで、「表示ラベル」としてStrategic Dealと入力します。残りのフィールドはデフォルト値のままにします。

  5. 「保存して閉じる」をクリックします。

  6. 次に、Groovyスクリプトを使用してこの新しいチェック・ボックスを拡張します。ユーザーがチェック・ボックスを選択してレコードを保存しようとすると、スクリプトによってディール・サイズが1000を超えているかどうかが確認されます。ディール・サイズが1000未満の場合、スクリプトでエラーが表示され、リードは保存されません。

    使用できるGroovyロジックを次に示します。

    def retVal
    if (StrategicDeal_c == 'Y')
    {
     if (DealAmount >= 1000)
     {
       retVal = true
     }
     else 
     {
       retVal = false
     }   
    }
    
    if (StrategicDeal_c
     == null || StrategicDeal_c
     == 'N')
    {
     retVal = true
    }
       return(retVal)
    

  7. 「オブジェクト」パネルで、「営業リード」オブジェクトの下の「サーバー・スクリプト」を選択します。

  8. サーバー・スクリプト営業リード・ページで「検証ルール」タブを選択し、「オブジェクト・ルール」「処理」→「追加」を選択して新しい検証ルールを追加します。

  9. 「オブジェクト検証ルールの作成」ページで、ルール名としてEvalを入力し、「エラー・メッセージ」テキスト・リージョンに単純なエラー・メッセージを入力します。

  10. 条件を検証するために記述したスクリプトを切り取って貼り付けます。

  11. 次に、このフィールドを営業リード・アプリケーションのページに追加します。アプリケーション・コンポーザで、「営業リード」オブジェクトの下の「ページ」リンクを選択し、「アプリケーション・ページ」タブを選択します。

  12. 「詳細ページ・レイアウト」リージョンで、標準レイアウトを複製して、編集する新しいレイアウトを作成します。

  13. 「編集」鉛筆アイコンをクリックし、「Strategic Deal」フィールドを選択します。

  14. 「完了」をクリックし、アプリケーション・コンポーザを保存して閉じます。

  15. アプリケーションに再度サインインし、リードにドリルダウンします。

  16. 「Strategic Deal」チェック・ボックスが表示されているかどうかを確認します。

    この図は、「Strategic Deal」チェック・ボックスが選択されたリード要約の編集ページの例を示しています。

    「Strategic Deal」チェック・ボックスが選択された
リード要約の編集ページ。

  17. 「ディール・サイズ」フィールドに1000未満の値を入力します。

  18. 「Strategic Deal」チェック・ボックスを選択し、「保存して閉じる」をクリックします。

    ディール・サイズが検証ルールに違反しているため、ステップ9で入力したエラー・メッセージが表示される必要があります。

  19. 「ディール・サイズ」フィールドに1000より大きい値を再入力して保存します。

    営業リード・アプリケーション・ページを正常に拡張し、Groovyロジックを追加しました。

アプリケーション・コンポーザを使用した営業リード検証ルールの作成方法

リード管理ユーザーは、リード顧客が販売アカウントであるか、リード顧客がリードにプライマリ製品を関連付けたかに関係なく、リードのステータスを「適格」に変更できます。ただし、会社のリード管理ビジネス・プロセスの遵守を強制するために、リードをいつ「適格」ステータスに設定するかを制御するビジネス・ルールを作成する必要があります。

この例では、アプリケーション・コンポーザを使用して、ユーザーがリードのステータスを「適格」に変更する前に販売先住所とプライマリ製品が存在することを確認する検証ルールを作成する方法について説明します。

販売先住所の検証ルールの作成

営業リードの販売先住所の存在を検証するルールを作成する方法を次に示します。

  1. 「アプリケーション・コンポーザ」に移動します。

  2. 「営業」を選択して、オブジェクト検索をフィルタします。

  3. オブジェクト・ビューから、「標準オブジェクト」「営業リード」「サーバー・スクリプト」の順に選択します。

  4. 「オブジェクト関数」タブをクリックし、「新規オブジェクト関数を追加」アイコンをクリックします。「オブジェクト関数の作成」ページが表示されます。

  5. 「関数名」フィールドに、スペースなしの名前isSellToExistsを入力します。

  6. 「戻り値」フィールドで、「ブール」を選択します。

  7. 「関数本体」領域で、次を入力します。if(null != CustomerId){ def partySites = newView('Address'); def criteria = partySites.createViewCriteria(); def criteriaRow = criteria.createRow(); criteria.insertRow(criteriaRow); def criteriaItem = criteriaRow.ensureCriteriaItem('PartyId'); criteriaItem.setValue(CustomerId) partySites.appendViewCriteria(criteria) partySites.executeQuery(); while(partySites?.hasNext()) { def partySite = partySites.next(); def partySiteUses = partySite?.getAttribute('PartySiteUse'); while (partySiteUses?.hasNext()) { def partySiteUse = partySiteUses.next(); if ('SELL_TO' == partySiteUse?.getAttribute('SiteUseType')) { return true; } } } } return false;

  8. 「検証」をクリックします。

  9. 「保存して閉じる」をクリックします。

プライマリ製品の強制ルールの作成

次に、営業リードのプライマリ製品の関連付けを強制するためのルールを作成します。

  1. 「新規オブジェクト関数を追加」アイコンをクリックして、「オブジェクト関数の作成」ページに移動します。

  2. 「関数名」フィールドに、スペースなしの名前isPrimaryProductAssignedを入力します。

  3. 「戻り値」フィールドで、「ブール」を選択します。

  4. 「関数本体」領域で、次を入力します。if((null != PrimaryInventoryOrgId && null != PrimaryInventoryItemId) || null != PrimaryProductGroupId) return true; else return false;

  5. 「検証」をクリックします。

  6. 「保存して閉じる」をクリックして、サーバー・スクリプト営業リード・ページに戻ります。

リード評価の検証ルールの作成

次に、ユーザーが営業リードに「適格」ステータスを設定したときに販売先住所およびプライマリ製品の存在をチェックする検証ルールを作成します。

  1. 「検証ルール」タブをクリックして、「オブジェクト・ルール」領域に移動します。

  2. 新規検証ルールの追加アイコンをクリックします。

  3. 「オブジェクト検証ルールの作成」ページで、「ルール名」フィールドにナビゲートし、スペースなしのルール名qualifyLeadを入力します

  4. 「ルール定義」領域で、次を入力します。if(isAttributeChanged('StatusCode') && getAttribute('StatusCode') == 'QUALIFIED') return (isPrimaryProductAssigned() && isSellToExists()); else return true;

  5. 「エラー・メッセージ」領域で、次のメッセージ・テキストを入力します。Primary Product and Sell to Address are required for qualifying a Lead.

  6. 「保存して閉じる」をクリックします。

    これで、アプリケーション・コンポーザを使用して、リードを評価するときのプライマリ製品フィールドおよび販売先住所フィールドの検証ルールを作成するタスクが完了しました。

ルールのテスト

ルールの検証方法は次のとおりです。

  1. 「リード評価」「リードの編集」ページにナビゲートします。

  2. 「アクション」メニューから「適格」を選択します。

    「プライマリ製品」および「販売先住所」フィールドにデータが含まれていない場合は、次のエラー・メッセージ・テキストが表示されます。

    Primary Product and Sell to Address are required for qualifying a Lead.

リードの所有者としてアカウント所有者を割り当てる例

関連付けられたアカウントの所有者に基づいてリード所有者を自動的に設定するように営業アプリケーションを構成できます。たとえば、営業担当ではない組織の従業員が、関連付けられたアカウントを持つリードを作成したとします。Groovyスクリプトを使用して、関連付けられたアカウントを所有する営業担当にそのリードを自動的に割り当てることができます。

あなたは営業管理者です。経営陣が、リードの作成または割当後にアカウント所有者をリード所有者として自動設定するスクリプトを作成するよう依頼しました。Groovyスクリプトを使用して、次のシナリオに対応できます。

  • 関連付けられたアカウントでリードが作成され、割当プロセスが実行される場合

  • リードがアカウントなしで作成されたが、アカウントが後で追加され、割当プロセスが実行される場合

注意: アカウント所有者は、ファイルベース・データ・インポートを使用して作成または更新されたリードのリード所有者として設定できません。

リードの作成または割当後のリード所有者としてのアカウント所有者の設定

リードの作成または割当後に、アカウント所有者をリード所有者として設定する方法を次に示します。
  1. 営業管理者ロールを使用してサインインします。

  2. サンドボックスを作成し、アクティブ化します。

    サンドボックスの詳細は、「サンドボックスの概要」のトピックを参照してください。

  3. 「アプリケーション・コンポーザ」にナビゲートし、「標準オブジェクト」「営業リード」を展開し、「サーバー・スクリプト」をクリックします。

  4. 「トリガー」タブをクリックし、「オブジェクト・トリガー」セクションで「作成」アイコンをクリックします。

  5. 「データベースでの挿入の前」トリガー・タイプを選択します。「トリガー名」フィールドにUpdatLeadOwnerOnCreateなどの名前を入力します。スクリプトの次の内容をコピーして「トリガー定義」セクションに貼り付けます。

    if(nvl(CustomerId,null) != null)
    {
       def account = newView('OrganizationProfile');
       def criteria = account?.createViewCriteria();
       def criteriaRow = criteria?.createRow();
       criteria?.insertRow(criteriaRow);
       def criteriaItem = criteriaRow?.ensureCriteriaItem('PartyId');
       criteriaItem?.setValue(CustomerId);
       account?.appendViewCriteria(criteria);
       account.executeQuery();
       if(account.hasNext())
       {
            def accRow = account.next();
            def leadResourceIterator = nvl(MklLeadResources,null);
            if(nvl(accRow?.OwnerPartyId,null) !=null)
           {
             setAttribute('OwnerId' , accRow?.OwnerPartyId);
             def resourceId = accRow?.OwnerPartyId;
             boolean alreadyOnSalesTeam = false;
             leadResourceIterator?.reset();
             for (; leadResourceIterator?.hasNext(); ) {
             def mklLeadResourcesVORowImpl = leadResourceIterator.next();
             Long existingResourceId = mklLeadResourcesVORowImpl.getAttribute('ResourceId');
             if (resourceId.equals(existingResourceId)) {
             alreadyOnSalesTeam = true;
             break;
            }
              }
              if(!alreadyOnSalesTeam) {
              def leadResourceVO = leadResourceIterator.createRow();
              leadResourceVO.setAttribute('LeadId',LeadId);
              leadResourceVO.setAttribute('ResourceId',resourceId);
              leadResourceVO.setAttribute('PrimaryFlag','Y');
            }
          }
        }
    } 

  6. 「保存して閉じる」をクリックします。新しく作成したトリガーが「オブジェクト・トリガー」セクションに表示されることを確認します。

  7. 次に、「オブジェクト・トリガー」セクションの「作成」アイコンをクリックして、別のオブジェクト・トリガーを作成します。

  8. 「データベースでの更新の前」トリガー・タイプを選択します。「トリガー名」フィールドにUpdatLeadOwnerOnUpdateなどの名前を入力します。スクリプトの次の内容をコピーして「トリガー定義」セクションに貼り付けます。

     if(isAttributeChanged('LastAssignmentDate')){
       def account = newView('OrganizationProfile');
       def criteria = account?.createViewCriteria();
       def criteriaRow = criteria?.createRow();
       criteria?.insertRow(criteriaRow);
       def criteriaItem = criteriaRow?.ensureCriteriaItem('PartyId');
       criteriaItem?.setValue(CustomerId);
       account?.appendViewCriteria(criteria);
       account.executeQuery();
       if(account.hasNext())
       {
          def accRow = account.next();
          def leadResourceIterator = nvl(MklLeadResources,null);
          if(nvl(accRow?.OwnerPartyId,null) !=null)
          {
             setAttribute('OwnerId' , accRow?.OwnerPartyId);
             def resourceId = accRow?.OwnerPartyId;
             boolean alreadyOnSalesTeam = false;
             leadResourceIterator?.reset();
             for (; leadResourceIterator?.hasNext(); ) {
        def mklLeadResourcesVORowImpl = leadResourceIterator.next();
        Long existingResourceId = mklLeadResourcesVORowImpl.getAttribute('ResourceId');
        if (resourceId.equals(existingResourceId)) {
        alreadyOnSalesTeam = true;
        break;
        }
       }
         if(!alreadyOnSalesTeam) {
         def leadResourceVO = leadResourceIterator.createRow();
         leadResourceVO.setAttribute('LeadId',LeadId);
         leadResourceVO.setAttribute('ResourceId',resourceId);
         leadResourceVO.setAttribute('PrimaryFlag','Y');
       }
      }
     }
    }

  9. 「保存して閉じる」をクリックします。新しく作成したトリガーが「オブジェクト・トリガー」セクションに表示されることを確認します。

  10. サンドボックス環境で次のシナリオを十分にテストします。

    • 関連付けられたアカウントでリードが作成され、割当プロセスが実行される場合。

    • リードがアカウントなしで作成されたが、アカウントが後で追加され、割当プロセスが実行される場合。

  11. テストが正常に検証されたら、サンドボックスを公開します。

販売見込み客のリードUIの変更方法

販売見込み客のリードは潜在的な購買関心のある担当者を表すため、一部の顧客はUIでリード名を非表示にすることを希望します。かわりに、プライマリ担当者フィールドを必須として設定し、プライマリ担当者をリード識別子として使用します。

アプリケーション・コンポーザおよびオブジェクト・トリガーを使用して、次の構成タスクに対応します。

  • 「プライマリ担当者」フィールドを必須として設定します

  • リードの作成ページと編集ページの両方で、名前フィールドを非表示としてマークします

  • リードの作成時と更新時に、リード名にプライマリ担当者の値を自動的に移入します

注意: 営業管理者ロールを使用してサインインし、サンドボックスを作成してアクティブ化します。

プライマリ担当者フィールドの必須としての設定

リードUIでプライマリ担当者フィールドを必須として設定する方法を次に示します。
  1. 「アプリケーション・コンポーザ」にナビゲートし、「標準オブジェクト」「営業リード」を展開し、「フィールド」をクリックします。

  2. 「動的選択リスト」タイプの「プライマリ担当者」フィールドを検索します。

  3. 「標準フィールドの編集: プライマリ担当者」ページの「制約」セクションで、「必須」チェック・ボックスを選択します。

  4. 「保存して閉じる」をクリックします。

「名前」フィールドの非表示

リードUIで「名前」フィールドを非表示にする方法を次に示します。
  1. 「アプリケーション・コンポーザ」にナビゲートし、「標準オブジェクト」「営業リード」を展開し、「ページ」をクリックします。

  2. 「営業リード」「ページ」「作成ページ・レイアウト」複製レイアウトの作成ページにナビゲートします。

  3. 「作成ページ・レイアウト」セクションで、「アクション」メニューから「レイアウトの複製」を選択します。

  4. 「レイアウトの複製」ダイアログで、「新規レイアウト名」フィールドにDefault User-Defined Layoutと入力します。

  5. 「保存して編集」をクリックします。

  6. 「編集」アイコンをクリックして、「詳細フォームの構成」を表示します。

  7. 「選択したフィールド」リストから「使用可能なフィールド」リストに「名前」を移動します。

  8. 「保存して閉じる」をクリックしてから、「完了」をクリックします。

  9. ステップ4から9を繰り返して、「詳細ページ・レイアウト」セクションを編集します。

リード名へのプライマリ担当者の値の移入

リードの作成時と更新時に、リード名にプライマリ担当者の値を移入する方法を次に示します。
  1. 「アプリケーション・コンポーザ」にナビゲートし、「標準オブジェクト」「営業リード」を展開し、「サーバー・スクリプト」をクリックします。

  2. 「トリガー」タブをクリックし、「オブジェクト・トリガー」セクションで「新規トリガーの追加」アイコンをクリックします。

  3. 「トリガー」フィールドで、「データベースでの挿入の前」トリガー・タイプを選択します。

  4. 「トリガー名」フィールドに、UpdatLeadOwnerOnCreateなどのスペースなしの名前を入力します。

  5. スクリプトの次の内容をコピーして「トリガー定義」セクションに貼り付けます。

    if(PrimaryContactName == null)
    {
      throw new oracle.jbo.ValidationException('Primary Contact is a required field. Please select a Primary Contact.') 
    }
    else
    {
      setAttribute('Name',PrimaryContactName)
    }

  6. 「保存して閉じる」をクリックします。

    新しく作成したトリガーが「オブジェクト・トリガー」セクションに表示されることを確認します。

  7. 次に、「オブジェクト・トリガー」セクションの「新規トリガーの追加」アイコンをクリックして、別のオブジェクト・トリガーを作成します。

  8. 「トリガー」フィールドで、「データベースでの更新の前」トリガー・タイプを選択します。

  9. 「トリガー名」フィールドに、UpdatLeadOwnerOnUpdateなどの名前を入力します。

  10. スクリプトの次の内容をコピーして「トリガー定義」セクションに貼り付けます。

     if(PrimaryContactName == null)
    {
        throw new oracle.jbo.ValidationException('Primary Contact is a required field. Please select a Primary Contact.') 
    }
    else if(isAttributeChanged('PrimaryContactName') && PrimaryContactName != null)
    {
      setAttribute('Name',PrimaryContactName)
    }

  11. 「保存して閉じる」をクリックします。

    新しく作成したトリガーが「オブジェクト・トリガー」セクションに表示されることを確認します。

  12. サンドボックス環境のすべての変更を十分にテストします。

  13. テストが正常に検証されたら、サンドボックスを公開します。

「リード」リスト・ページへの顧客タイプの追加

営業担当は、繰返しビジネス・リードのリード管理機能の一部として、拡張可能ピッカー機能をサポートするリードUIの「既存のアカウント」フィールドと「既存の担当者」フィールドを使用します。また、「既存のアカウント」フィールドは、アカウント、担当者または世帯と同じフィールドを表します。この機能を利用するには、「顧客タイプ」ドロップダウン・リスト・フィールドを「リード」リスト・ページに追加する必要があります。「顧客タイプ」フィールドはデフォルトでは非表示ですが、アプリケーション・コンポーザを使用してこのフィールドを公開できます。公開されると、営業担当は、リードUIの「既存のアカウント」の値のドロップダウン・リストから、関連する顧客タイプを選択できます。

アプリケーション・コンポーザを使用して「リード・リスト」ページに「顧客タイプ」フィールドを追加する方法を次に示します

  1. ナビゲータの「構成」カテゴリからアプリケーション・コンポーザにナビゲートします。

  2. フィールドを追加する「営業リード」オブジェクトを展開します。

  3. 「ページ」をクリックし、「アプリケーション・ページ」タブを選択します。

  4. 「詳細ページ・レイアウト」セクションで、カスタム・レイアウトを編集します。何も存在しない場合、標準レイアウトを複製し、結果のカスタム・レイアウトを編集します。

  5. 「要約」リージョンを編集します。

  6. 「使用可能なフィールド」リージョンのリストから「顧客タイプ」フィールドを選択し、「選択したフィールド」リージョンに移動します。

  7. 「保存して閉じる」をクリックします。

  8. 変更をテストします。営業担当など、「リード」リスト・ページへのアクセス権を持つユーザーとして、「営業」「リード」にナビゲートし、「顧客タイプ」フィールドを表示できることを確認します。

  9. サンドボックスを公開します。

リードの編集ページへの「カタログの参照」ボタンの追加

営業管理者は、ユーザーが販売カタログを参照して製品階層を表示できるように、「カタログの参照」ボタンをリードの編集ページに追加できます。これにより、営業担当はリードの編集中に販売カタログを参照し、製品または製品グループを選択してリードに追加できます。

注意: リードの編集ページに「カタログの参照」ボタンを追加するには、プロファイル・オプション「商談の販売カタログの参照使用可能」をYに設定する必要があります。

「リードの編集」ページに「カタログの参照」ボタンを追加するには、次のステップを使用します。

  1. アプリケーション・コンポーザで「営業リード」オブジェクトにナビゲートします。

  2. サンドボックスにいることを確認します。

  3. 「ページ」ノードを選択します。

  4. 「アプリケーション・ページ」タブの「詳細ページ・レイアウト」で、標準レイアウトを複製して、編集する新しいレイアウトを作成します。

  5. 「リードの編集」ページで「要約」サブタブを選択し、統合リード詳細製品領域まで下にスクロールして、「編集」アイコンをクリックします。

  6. 「詳細フォームの構成: ボタンおよび処理」リージョンから、「カタログの参照」項目を「使用可能なボタン」領域から「選択したボタン」領域に移動します。

  7. 「保存して閉じる」をクリックします。

  8. 「詳細レイアウト」ページで「完了」をクリックします。

  9. ドラフト・リードのリード要約の編集ページに「カタログの参照」ボタンを表示できることを確認します。

  10. サンドボックスを公開します。

リードの標準サブタブでのデフォルト検索の構成

リードの標準サブタブにデフォルトの検索基準を追加すると、営業担当は日次アクティビティに関連したサブタブ・データをより簡単に見つけることができます。ユーザーが実行時にサブタブを開くと、表示されるレコードは、追加された検索基準を使用して自動的にフィルタされます。ユーザーはデフォルトの検索値は変更できますが、デフォルトの検索フィールドは変更できません。ただし、検索フィールドと値を実行時にさらに追加することで、検索をさらに絞り込むことができます。

サブタブへのデフォルト検索フィルタの追加はオプションです。このステップをスキップした場合、検索フィールドはサブタブに自動的に追加されませんが、ユーザーは検索リージョンを表示して必要な検索を実行できます。

次の手順を使用して、「リードの編集」ページの「担当者」サブタブ検索にデフォルトの検索フィルタ・フィールド、演算子および値を追加します。

注意: サブタブごとに選択できるデフォルト検索フィルタは1つのみです。デフォルト検索フィルタを標準のサブタブに追加すると、検索フィルタはこのサブタブがあるすべての既存の詳細ページ・レイアウトに適用されます。たとえば、「商談詳細」ページ・レイアウトの「リード」サブタブに検索フィルタを追加するとします。このようにすると、「アカウント詳細」ページ・レイアウトの「リード」サブタブに同じ検索フィルタが追加されます。
  1. 営業管理者または設定ユーザーとしてサインインします。

  2. サンドボックスをアクティブ化します。

  3. 「構成」カテゴリの「アプリケーション・コンポーザ,」に移動します。

  4. ナビゲーション・ツリーで、「標準オブジェクト」「営業リード」を展開し、「ページ」をクリックします。

  5. 「アプリケーション・ページ」タブが選択されていることを確認します。

  6. 「詳細ページ・レイアウト」リージョンで、標準レイアウトを強調表示して「複製」アイコンをクリックすることで、標準レイアウトを複製します。

  7. 新しいレイアウト名を入力し、「保存して編集」をクリックします。

    「詳細レイアウト」ページが表示されます。

  8. 「サブタブ・リージョン」で、「担当者」を強調表示して鉛筆アイコンをクリックします。

  9. 「詳細フォームの構成」ページ・リージョンから、「要約表の構成: 検索リージョン」に移動します。

  10. 「担当者」サブタブに適用するデフォルトの検索フィルタを選択します。

    標準の担当者フィールドとカスタム担当者フィールドの両方があるリストから選択できます。動的選択リスト・フィールドのピック、およびIDベースの固定選択リスト・フィールドや検索不可のフィールドの選択はできないことに注意してください。また、このサブタブが多対多(M:M)関係に基づいて追加された場合は、サブタブにすでに表示されている交差オブジェクト・フィールドからのみ選択できます。

    たとえば、ジョブ・タイトルが営業マネージャであるすべての担当者を検索するための検索フィルタを作成するとします。ドロップダウン・リストから「ジョブ・タイトル」を選択し、演算子として「次と等しい」を選択し、営業マネージャと入力します。

  11. 「完了」をクリックして、「担当者」サブタブ・レイアウトのレイアウト・ステータスが「アクティブ」に設定されていることを確認します。

  12. 変更をテストします。リード・ページへのアクセス権を持つユーザーとして、「営業」「リード」にナビゲートします。リードを編集し、「担当者」サブタブに表示されるデータに営業マネージャのジョブ・タイトルを持つ担当者のみが含まれていることを確認します。

  13. サンドボックスを公開します。

ワークスペースのリード関連処理の拡張

営業担当がワークスペースからすばやくアクセスできるように、リード固有の処理を指定したり変更したりできます。これらのリード関連処理には、変換、却下、取下げ処理が含まれます。

たとえば、リードの変換レイアウト・ページを変更し、リードの取下げおよび却下処理の事由および追加コメント・フィールドを指定できます。

ワークスペースでリード処理を有効にする方法を次に示します。

  1. サンドボックスを作成し、アプリケーション・コンポーザの「共通設定」で「スマート処理」管理ツールにナビゲートします。

  2. 「アクション」検索ボックスを使用して、目的のリード処理(「変換」、「却下」または「取下げ」)を検索します。リードに対して選択した処理が表示されます。

  3. 「使用可能」列の下のチェック・ボックスをクリックすると、選択した処理がワークスペースの保存済検索で使用可能になります。

  4. 事前定義済の処理を変更する場合は、必ずサンドボックスを公開し、アプリケーションからサインアウトしてからサインインしなおしてください。

  5. ワークスペースで変更を確認します。

「変換」処理ダイアログ・ボックスを拡張する方法を次に示します。

  1. サンドボックスを作成し、アプリケーション・コンポーザで「標準オブジェクト」「営業リード」「ページ」にナビゲートします。

  2. 「アプリケーション・ページ」タブの「リード変換ページ・レイアウト」セクションで、「標準」レイアウトを複製します。

  3. 複製したレイアウトを編集して、必要な変更を加えてリード変換処理を拡張します。

  4. サンドボックスを公開し、アプリケーションからサインアウトし、再度サインインします。

  5. ワークスペースで変更を確認します。

注意: ワークスペースでは、新しい情報または変更された情報を索引付けするためにしばらく時間がかかります。たとえば、成功したリードから商談への変換を実行すると、リード・レコードに「不適格」のステータスが表示されます。変換されたリード・レコードの索引付けが完了したら、リストを閉じて数分後に再度戻り、レコード・ステータスが「変換済」に変更されたことに注目します。

却下事由およびコメント・フィールドを必須にするGroovyサポート

Groovyスクリプトを使用して、「却下事由」フィールドと「コメント」フィールドの両方をリード・レコードの必須フィールドとして強制的に設定するルールを指定できます。

営業担当がリードの却下事由とコメントを確実に入力するように、リード更新トリガーの前に挿入するコードのサンプルを次に示します。

if ((RejectReasonCode == null || RejectReasonCode == ''))
{
  throw new oracle.jbo.ValidationException('Reason is Mandate')
}
else if (RejectComment == null || RejectComment == '')
{
throw new oracle.jbo.ValidationException('Comment is Mandate')
}
else
return true

Groovyスクリプトの詳細は、関連リンクを参照してください。

営業キャンペーン

営業キャンペーン・ページの拡張

アプリケーション・コンポーザを使用して、営業キャンペーン・オブジェクトのユーザー定義フィールドを作成します。その後、「営業キャンペーン」作業領域に表示するユーザー定義フィールドを追加できます。このトピックでは、営業キャンペーンの構成可能なオプションについて説明します。

アプリケーション・コンポーザにアクセスするには、「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択します。

クイック・ステップ

営業キャンペーン作業領域の構成方法を次に示します。

  1. 「アプリケーション・コンポーザ」にナビゲートし、「標準オブジェクト」ツリー・ノードを展開して、「営業キャンペーン」を選択します。

  2. 「フィールド」ノードを選択して、ユーザー定義フィールドを作成するか、標準フィールドを変更します。

  3. 「ページ」ノードを選択して、ユーザー定義フィールドまたは標準フィールドの表示と非表示を切り替えます。

  4. タブのリンクを使用して、オブジェクトの構成ページにナビゲートします。そこから、選択したオブジェクトで使用可能なページを構成できます。

    注意: 変更を行う前に、標準レイアウトを複製する必要があります。
  5. 「営業キャンペーン」作業領域にナビゲートして変更内容を表示して、作業内容をテストします。

構成可能な営業キャンペーン・ページ

このリージョンで編集または追加できるフィールドの数は、営業キャンペーンのステータスによって異なります。パネルは、追加するフィールドの数に基づいて調整されます。リージョンの名前は、営業キャンペーン・フローのどこにいるかに応じて変わります。

このリストは、構成可能なリージョンおよびページと、それぞれに対するいくつかのノートを示しています。

リージョンおよびページ フィールドは編集可能か。

「営業キャンペーン」ランディング・ページ

いいえ

「営業キャンペーンの作成: 終了」ページの「キャンペーン詳細」リージョン

はい

「キャンペーン詳細」リージョン(完了したキャンペーンの「営業キャンペーン概要」ページに表示)

いいえ

「キャンペーン詳細」リージョン(進行中のキャンペーンの「営業キャンペーン概要」ページに表示)

いいえ

「営業キャンペーンの作成: キャンペーン詳細の入力」ページの「キャンペーン要約」リージョン

はい

他の営業キャンペーン・ページの「キャンペーン要約」リージョン

キャンペーンが「ドラフト」ステータスの場合のみ。それ以外の場合、編集できません。

「キャンペーン詳細」リージョン(完了したキャンペーンの「営業キャンペーン」ページに表示)

いいえ

オブジェクト・フィールドの追加または変更

リストされた営業キャンペーン・リージョンにユーザー定義フィールドを追加するには、最初に営業キャンペーン・オブジェクトの下の「フィールド」ノードを選択して、ユーザー定義フィールドを作成します。次に、変更する標準フィールドを選択するか、ユーザー定義フィールドを作成します。

標準フィールドの場合、次のオプションを変更できます。

  • 表示ラベル

  • 必須チェック・ボックス

  • 概略

  • 更新可能

  • 依存先

ランタイム・アプリケーションへの変更の追加

営業キャンペーン・オブジェクトのユーザー定義フィールドを作成した後、アプリケーション・コンポーザの構成ページを使用して、ユーザー定義フィールドを構成可能リージョンに追加します。アプリケーション・コンポーザの構成ページには、「営業キャンペーン」オブジェクトの下の「ページ」ノードからアクセスします。

ページ概要ページにアクセスするには:

  1. アプリケーション・コンポーザの「概要」ページにナビゲートします。

  2. オブジェクト・ツリーで、「営業キャンペーン」オブジェクトを選択します。

  3. 「ページ」ノードを選択します。

  4. 「ページ」タブで、構成する「営業キャンペーン」ページに関連する構成ページ・リンクを選択します。

営業キャンペーンの構成に関するノート

営業キャンペーンでは、次の構成オプションはサポートされていません。

  • インポートおよびエクスポート(営業キャンペーンはインポートできません)

  • オブジェクト・ワークフロー

  • Eメール・テンプレート

  • ビジネス・プロセス

次の構成オプションは営業キャンペーンには適用されません。

  • ロール・セキュリティ

  • サブジェクト領域

マーケティング・キャンペーンおよびキャンペーン・メンバー

キャンペーン管理およびレポートの概要

Oracle Marketing Cloudで作成および更新されたキャンペーンやキャンペーン・メンバーなど、マーケティング関連のデータを営業アプリケーションに格納できます。キャンペーン関連のデータがOracle Marketing CloudとOracle CX Salesの間で保守および同期されるため、キャンペーン管理およびレポートが大幅に向上します。

マーケティング・キャンペーンおよびキャンペーン・メンバーに関する有用な情報を「キャンペーン」ユーザー・インタフェースから表示できます。キャンペーンUIによって、キャンペーンの有効性が可視化されて営業プロセスをサポートできます。たとえば、特定のリードや担当者に関連するキャンペーンおよびキャンペーン・メンバーを表示して、販売をクローズするための重要なインサイトを得ることができます。

さらに管理者は、「リード」および「担当者」ユーザー・インタフェース・ページに「キャンペーン」サブタブおよび「キャンペーンに追加」ボタンを表示し、このサブタブに、マーケティング・キャンペーンに関するデータを表示して、関連するリードや担当者をキャンペーンに追加できます。営業アプリケーション内の次の場所から、担当者またはリードをマーケティング・キャンペーンに追加します。

  • 「担当者の編集」ページの「キャンペーン」サブタブ

  • 「リードの編集」ページの「キャンペーン」サブタブ

  • 「キャンペーンの表示」ページの「キャンペーン・メンバー」サブタブ

  • ワークスペースでの担当者およびリードの保存済検索ページ

キャンペーン要約データを使用して、関連するリード、担当者、商談および売上金額を表示します。キャンペーンへの応答の合計数は、マーケティング・キャンペーンに応答したキャンペーン・メンバーの合計数を表します。キャンペーン・メンバーには、マーケティング・キャンペーンに送信または応答されたリードまたは担当者が含まれ、ステータスは「応答済」または「送信済」になります。応答は、キャンペーン・メンバーが同じキャンペーンに複数回応答した場合でも、1回のみカウントされます。

リードの「キャンペーン」サブタブおよび「キャンペーンに追加」ボタンの有効化

「リードの編集: キャンペーン」サブタブを使用して、リードに関連付けられたキャンペーンを表示します。「キャンペーン」サブタブおよび「キャンペーンに追加」ボタンはデフォルトで非表示になっていますが、アプリケーション・コンポーザを使用してユーザーが使用できるようにすることができます。その後、ユーザーは、「名前」、「タイプ」、「開始日」、「終了日」、「最終更新日」および「ステータス」の各属性で「キャンペーン」サブタブをフィルタできます。

「リードの編集」ページで「キャンペーン」サブタブ・リストおよび「キャンペーンに追加」ボタンを公開する前に、目的のユーザーまたはそのロールに機能セキュリティ権限MKT_MANAGE_MARKETING_INTEGRATION_CAMPAIGN_MEMBERが割り当てられるようにします。

  1. 営業管理者または設定ユーザーとしてサインインします。

  2. サンドボックスをアクティブ化します。

  3. 「構成」カテゴリの「アプリケーション・コンポーザ,」に移動します。

  4. ナビゲーション・ツリーで、「標準オブジェクト」「営業リード」を展開し、「ページ」をクリックします。

  5. 「アプリケーション・ページ」タブが選択されていることを確認します。

  6. 「詳細ページ・レイアウト」リージョンで、標準レイアウトを強調表示して「複製」アイコンをクリックすることで、標準レイアウトを複製します。

  7. 新しいレイアウト名を入力し、「保存して編集」をクリックします。

    「詳細レイアウト」ページが表示されます。

  8. 「サブタブ・リージョン」で「非表示、表示または順序変更サブタブ」アイコンをクリックします。

    「サブタブの構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  9. 「キャンペーン」を「使用可能なサブタブ」から「選択されているサブタブ」ウィンドウに移動します。

  10. 「OK」をクリックします。

  11. 「サブタブ・リージョン」で、新しく追加した「キャンペーン」サブタブ・アイコンを選択します。

  12. Fuseリード・キャンペーン概要リージョンの横にある鉛筆アイコンをクリックします。

  13. 「詳細フォームの構成: ボタンおよび処理」リージョンから、「キャンペーンに追加」を「使用可能なボタン」から「選択したボタン」ウィンドウに移動します。

  14. 「保存して閉じる」をクリックします。

  15. 「完了」をクリックして、ユーザー定義レイアウトのレイアウト・ステータスが「アクティブ」であることを確認します。

  16. 変更をテストします。営業担当など、リード・ページへのアクセス権を持つユーザーとして、「営業」「リード」にナビゲートします。リードを編集し、「リードの編集」ページに「キャンペーン」サブタブと「キャンペーンに追加」ボタンの両方を表示できるようにします。

  17. サンドボックスを公開します。

詳細は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドの「サブタブ」のトピックを参照してください。

担当者の「キャンペーン」サブタブおよび「キャンペーンに追加」ボタンの有効化

「担当者の編集: キャンペーン」サブタブを使用して、担当者に関連付けられたキャンペーンを表示できます。「キャンペーン」サブタブおよび「キャンペーンに追加」ボタンはデフォルトで非表示になっていますが、アプリケーション・コンポーザを使用してユーザーが使用できるようにすることができます。その後、「名前」、「タイプ」、「開始日」、「終了日」、「最終更新日」および「ステータス」の各属性で「キャンペーン」サブタブをフィルタできます。

「担当者の編集」ページで「キャンペーン」サブタブ・リストおよび「キャンペーンに追加」ボタンを公開する前に、目的のユーザーまたはそのロールに機能セキュリティ権限MKT_MANAGE_MARKETING_INTEGRATION_CAMPAIGN_MEMBERが割り当てられるようにします。

  1. 営業管理者または設定ユーザーとしてサインインします。

  2. サンドボックスをアクティブ化します。

  3. 「構成」カテゴリの「アプリケーション・コンポーザ,」に移動します。

  4. ナビゲーション・ツリーで、「標準オブジェクト」「担当者」を展開し、「ページ」をクリックします。

  5. 「アプリケーション・ページ」タブが選択されていることを確認します。

  6. 「詳細ページ・レイアウト」リージョンで、「担当者の編集」リージョンに移動し、標準レイアウトを強調表示して「複製」アイコンをクリックし、標準レイアウトを複製します。

  7. 新しいレイアウト名を入力し、「保存して編集」をクリックします。

    「詳細レイアウト」ページが表示されます。

  8. 「サブタブ・リージョン」で「非表示、表示または順序変更サブタブ」アイコンをクリックします。

    「サブタブの構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  9. 「キャンペーン」を「使用可能なサブタブ」から「選択されているサブタブ」ウィンドウに移動します。

  10. 「OK」をクリックします。

  11. 「サブタブ・リージョン」で、新しく追加した「キャンペーン」サブタブ・アイコンを選択します。

  12. Fuse担当者キャンペーン概要リージョンの横にある鉛筆アイコンをクリックします。

  13. 「詳細フォームの構成: ボタンおよび処理」リージョンから、「キャンペーンに追加」を「使用可能なボタン」から「選択したボタン」ウィンドウに移動します。

  14. 「保存して閉じる」をクリックします。

  15. 「完了」をクリックして、ユーザー定義レイアウトのレイアウト・ステータスが「アクティブ」であることを確認します。

  16. 変更をテストします。営業担当など、担当者ページへのアクセス権を持つユーザーとして、「営業」「担当者」にナビゲートします。担当者を編集し、「担当者の編集」ページに「キャンペーン」サブタブと「キャンペーンに追加」ボタンを表示できるようにします。

  17. サンドボックスを公開します。

詳細は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドの「サブタブ」のトピックを参照してください。

キャンペーンの「キャンペーン・メンバー」サブタブ、「リードの追加」ボタンおよび「担当者の追加」ボタンの有効化

「キャンペーン・メンバー」サブタブを使用して、担当者およびリードをマーケティング・キャンペーンに追加し、すでに追加されている担当者またはリードを表示できます。「キャンペーン・メンバー」サブタブは、「リードの追加」ボタンおよび「担当者の追加」ボタンとともにデフォルトで非表示になっていますが、アプリケーション・コンポーザを使用してユーザーが使用できるようにすることができます。

「キャンペーンの表示」ページで「キャンペーン・メンバー」サブタブを公開する方法を次に示します。ステップには、「キャンペーン・メンバー」サブタブで「リードの追加」ボタンおよび「担当者の追加」ボタンを公開する方法も含まれています。

注意: 機能セキュリティ権限MKT_MANAGE_MARKETING_INTEGRATION_CAMPAIGN_MEMBERが、目的のユーザーまたはロールに割り当てられていることを確認します。
  1. 営業管理者または設定ユーザーとしてサインインします。

  2. サンドボックスをアクティブ化します。

  3. 「構成」カテゴリの「アプリケーション・コンポーザ,」に移動します。

  4. ナビゲーション・ツリーで、「標準オブジェクト」「キャンペーン」を展開し、「ページ」をクリックします。

  5. 「アプリケーション・ページ」タブが選択されていることを確認します。

  6. 「詳細ページ・レイアウト」リージョンで、標準レイアウトを強調表示して「複製」アイコンをクリックすることで、標準レイアウトを複製します。

  7. 新しいレイアウト名を入力し、「保存して編集」をクリックします。

    「詳細レイアウト」ページが表示されます。

  8. 「サブタブ・リージョン」で「非表示、表示または順序変更サブタブ」アイコンをクリックします。

    「サブタブの構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  9. 「キャンペーン・メンバー」を「使用可能なサブタブ」ウィンドウから「選択されているサブタブ」ウィンドウに移動します。

  10. 「OK」をクリックします。

    次のステップに従って、「キャンペーン・メンバー」サブタブで「リードの追加」ボタンおよび「担当者の追加」ボタンを公開します。

  11. 「サブタブ・リージョン」で、新しく公開された「キャンペーン・メンバー」アイコンを選択します。

  12. キャンペーン・メンバー・リージョンの横にある鉛筆アイコンをクリックします。

  13. 「詳細フォームの構成: ボタンおよび処理」リージョンから、「リードの追加」「担当者の追加」の両方を「使用可能なボタン」から「選択したボタン」ウィンドウに移動します。

  14. 「保存して閉じる」をクリックします。

  15. 「完了」をクリックして、ユーザー定義レイアウトのレイアウト・ステータスが「アクティブ」であることを確認します。

  16. 変更をテストします。営業担当など、キャンペーン・ページへのアクセス権を持つユーザーとして、「営業」「キャンペーン」にナビゲートします。キャンペーンを表示し、「キャンペーンの表示」ページに「キャンペーン・メンバー」サブタブと「リードの追加」ボタンおよび「担当者の追加」ボタンを表示できることを確認します。

  17. サンドボックスを公開します。

詳細は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドの「サブタブ」のトピックを参照してください。

ワークスペースからOracle Marketing Cloudへの担当者およびリードの追加

営業担当は、ワークスペースの保存済検索から担当者またはリードを選択し、それらをキャンペーン・メンバーとしてマーケティング・キャンペーンに追加できます。追加した担当者とリードがMarketing Cloud (Oracle Eloqua)と同期されると、それらのメンバーは指定したOracle Eloquaマーケティング・キャンペーンに追加されます。つまり、営業チームは見込み客担当者およびリードを目的のマーケティング・キャンペーンのターゲットにできます。

ワークスペースからOracle Eloquaへの担当者およびリードの追加を開始する前に、目的のユーザーまたはそのロールに機能セキュリティ権限MKT_MANAGE_MARKETING_INTEGRATION_CAMPAIGN_MEMBERが割り当てられるようにします。

注意: Oracle EloquaのOracle Sales Cloud統合アプリケーションでキャンペーン・メンバーのインポートを設定する必要があります。これにより、Oracle Eloquaでは、営業アプリケーションからキャンペーン・メンバー(リードおよび担当者)を同期できます。
  1. サンドボックスを作成し、アプリケーション・コンポーザの「共通設定」で「スマート処理」管理ツールにナビゲートします。

    スマート・アクションは、特にワークスペースなどのクライアント・アプリケーションにマップされ、特定の条件が満たされた場合にのみユーザーに表示されるアクションです。

  2. 「アクション」検索ボックスを使用して、「キャンペーンに追加」処理を探します。

    担当者オブジェクトとリード・オブジェクト用の2つのシステム処理が表示されます。

  3. 各オブジェクトについて、「使用可能」チェック・ボックスを選択します。

  4. 「キャンペーンに追加」処理がワークスペースの「担当者」と「リード」の両方の保存済検索で使用可能であることを確認します。

「キャンペーン・リスト」ページの「キャンペーン分析」タブの有効化

マーケティング・キャンペーンに関連付けられたレポートは、「キャンペーン」リスト・ページの「分析」サイド・タブで表示できます。「分析」タブはデフォルトで非表示になっていますが、構成ツールを使用してユーザーが使用できるようにすることができます。その後、「分析」タブをフィルタして、キャンペーン・ユーザーに表示するユーザー定義または事前定義済のキャンペーン関連レポートを表示できます。

「キャンペーン」リスト・ページで「分析」タブを公開する方法を次に示します。

  1. 営業管理者または設定ユーザーとしてサインインします。

  2. サンドボックスをアクティブ化します。

  3. 「構成」カテゴリの「構成」に移動します。

  4. 「構成」ページで、「ナビゲーション構成」タブが選択されていることを確認します。

  5. 「営業」ノードを展開し、「キャンペーン」をクリックします。

  6. 「編集 ページ・エントリ: キャンペーン」ページで、「タブ」を選択します。

  7. 「キャンペーンROI分析」行で、表示列の値を「はい」に変更します。

  8. 変更をテストします。営業担当など、キャンペーン・ページへのアクセス権を持つユーザーとして、「営業」「キャンペーン」にナビゲートします。キャンペーンを表示し、「キャンペーン」リスト・ページに「分析」サイド・タブを表示できることを確認します。

  9. サンドボックスを公開します。

「キャンペーンの編集」ページでユーザー定義の「分析」サブタブを公開する方法を次に示します。

  1. 「構成」カテゴリの「アプリケーション・コンポーザ,」に移動します。

  2. ナビゲーション・ツリーで、「標準オブジェクト」「キャンペーン」を展開し、「ページ」をクリックします。

  3. 「アプリケーション・ページ」タブが選択されていることを確認します。

  4. 「詳細ページ・レイアウト」リージョンで、標準レイアウトを強調表示して「複製」アイコンをクリックすることで、標準レイアウトを複製します。

  5. 新しいレイアウト名を入力し、「保存して編集」をクリックします。

    「詳細レイアウト」ページが表示されます。

  6. 「サブタブ・リージョン」で「非表示、表示または順序変更サブタブ」アイコンをクリックします。

    「サブタブの構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  7. 「分析」を「使用可能なサブタブ」から「選択されているサブタブ」ウィンドウに移動します。

  8. 「OK」をクリックします。

  9. 「詳細レイアウト」ページに戻り、「完了」をクリックします。

  10. ユーザー定義レイアウトのレイアウト・ステータスが「アクティブ」であることを確認します。

  11. 変更をテストします。営業担当など、キャンペーン・ページへのアクセス権を持つユーザーとして、「営業」「キャンペーン」にナビゲートします。キャンペーンを表示し、「キャンペーン」リスト・ページに「分析」サイド・タブを表示できることを確認します。

  12. サンドボックスを公開します。

詳細は、『販売およびサービスの拡張』ガイドの「サブタブの使用」の項を参照してください。

Marketing Cloudのデータ

Oracle CX Salesの構成の概要

Oracle CX Salesでリードおよび担当者を拡張して、Oracle Marketing Cloudによって収集されたアクティビティ・データを表示できます。これにより、営業担当がCX Salesでリードおよび担当者を調べているときに、重要なマーケティング・コンテキストが提供されます。

「デジタル・プロファイル」インフォレットを公開して、アクティビティ・データのハイライトを表示できます。CX Salesでデジタル・プロファイルおよび顧客対応データを構成して、Eloqua ProfilerおよびEloqua Engageの販売ツールを活用することもできます。これらのツールを使用すると、担当者プロファイルをより深く把握して、アウトバウンドの営業コミュニケーションでマーケティング販促資料を効果的に使用できます。

統合機能にアクセスし、次の項で説明する構成タスクを実行するには、営業管理者ジョブ・ロールおよびリソースと従業員の抽象ロールが必要です。営業管理者ジョブ・ロールは、Eメールや携帯電話データなどの個人を識別可能な情報(PII)にアクセスするために必要です。

注意: Sales Cloudユーザーを作成するには、セキュリティ・コンソールではなく「ユーザーの管理」作業領域を使用します。ユーザーの作成および必要なジョブ・ロールのプロビジョニングの詳細は、『CX SalesおよびB2Bサービスの保護』ガイドを参照してください。

Oracle Marketing Cloudのデジタル・データにアクセスするためのオプション

統合により、Engagement Cloud UIからMarketing Cloudでユーザー用に保守されているデジタル・アクティビティ・データにアクセスできます。オプションは次のとおりです。

  • 担当者のデジタル・アクティビティ・データを表示するには、「担当者 - 概要」ページに埋込み「デジタル・プロファイル」インフォレットを表示します。

    このインフォレットは統合に付属していますが、アプリケーション・コンポーザを使用してUIに表示する必要があります。詳細は、「「デジタル・プロファイル」インフォレットへのアクセスの構成方法」のトピックを参照してください。

  • Oracle Eloqua Profilerへのリードのカスタム・リンクと、Oracle Eloqua Engageへの担当者およびリードのカスタム・リンクを作成して統合を拡張し、Engagement Cloud UIにリンクを埋め込みます。

    詳細は、「デジタル・プロファイルおよび顧客対応データへのアクセスの拡張」の項を参照してください。

デジタル・データへのアクセスの要件

Oracle Eloquaでデジタル・アクティビティ・データへのアクセスを実装するには、次の操作を実行する必要があります。

  • Oracle Eloquaに接続するユーザーには、Oracle Eloqua ProfilerおよびOracle Eloqua Engageのライセンスが必要です。

    詳細は、「「デジタル・プロファイル」インフォレットへのアクセスの構成方法」のトピックを参照してください。

  • デジタル・データを表示するEngagement Cloudインスタンスを、Marketing Cloudでユーザーとして定義する必要もあります。ユーザーのEメール・アドレスも、両方のアプリケーションで同じである必要があります。

「デジタル・プロファイル」インフォレットへのアクセスの構成方法

オプションの「デジタル・プロファイル」インフォレットを有効にして、CX Salesの「担当者の編集 - 概要」ページに表示できます。

次の図に示す「デジタル・プロファイル」インフォレットには、訪問したWebサイトの数やフォーム発行など、担当者のデジタル・アクティビティに関する要約情報が表示されます。これらのアクティビティは、Eloqua (Oracle Marketing Cloud)によって取得されます。各アクティビティ・タイプをドリルダウンしてMarketing Cloudのデジタル・プロファイラ・ツールにアクセスし、各アクティビティの詳細情報を表示することもできます。

デジタル・プロファイルUI

「デジタル・プロファイル」インフォレット機能を有効にするには、次の2つのステップを実行します。

  • Marketing Cloudへの接続を設定します。

  • アプリケーション・コンポーザを使用してインフォレットを表示します。

次の各項で、両方のタスクについて説明します。

注意: 「デジタル・プロファイル」インフォレットを有効にする前に、DhttpsおよびJSSE設定が環境で有効になっていることを確認してください。

Oracle CX Salesで、次のステップを実行してOracle Marketing Cloudへの接続を設定します。

  1. 営業管理者または設定ユーザーとしてサインインします。

  2. 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。

  3. 「販売」オファリングを選択し、「Oracle CX SalesとOracle Eloquaの統合の管理」タスクを検索します。

  4. 検索結果リストでタスクを選択し、「OK」をクリックします。

  5. この表に示されているフィールドに値を入力して、Marketing Cloudへの接続を設定します。

    フィールド

    URL

    Oracle CX Salesリリース12 (パッチ・バンドル10以降)を使用している場合は、次のURLを指定する必要があります。https://login.eloqua.com

    セキュリティ・ポリシー

    例: oracle/wss_username_token_over_ssl_client_policy

    ユーザー名

    Oracle Marketing Cloudへの接続に使用する会社名およびユーザー名を次の形式で入力します。Company_Name\User_Name

    これらのツールからデータへのアクセスを構成する場合は、指定するユーザーにOracle Eloqua ProfilerおよびOracle Eloqua Engageのライセンスが必要です。

    パスワード

    Oracle Marketing Cloudへの接続に使用するパスワード。

UIでの「デジタル・プロファイル」インフォレットの表示

アプリケーション・コンポーザを使用して「担当者概要」ページに「デジタル・プロファイル」インフォレットを表示する方法を次に示します。

  1. 営業管理者または設定ユーザーとしてサインインします。

  2. 「アプリケーション・コンポーザ」作業領域(「ナビゲータ」→「構成」→「アプリケーション・コンポーザ」)にナビゲートします。

  3. 「オブジェクト」領域で、「標準オブジェクト」を展開して「担当者」オブジェクトのノードを展開し、「ページ」を選択します。

  4. 「アプリケーション・ページ」タブで、「詳細ページ・レイアウト」セクションにナビゲートします。

  5. デフォルト・レイアウトを編集します(または、必要に応じてデフォルト・レイアウトのコピーを作成します)。

  6. 「サブタブ」リージョンで、「概要」アイコン(リストの最初のアイコン)を選択します。

  7. ページの最後の近くにある「インフォレット・グループの作成」アイコンをクリックします。

  8. 「インフォレット・グループの作成」ページで、「インフォレット・グループ名」フィールドに新しいインフォレットの名前(Digital ActivitiesDigital Profileなど)を入力します。

  9. 「使用可能なインフォレット」リージョンから「表示されたインフォレット」リージョンに次のインフォレットを移動します。

    • フォーム発行

    • Webサイト訪問

    • オープン済Eメール

  10. 「保存して閉じる」をクリックします。

  11. 公開する前に、サンドボックスで変更をテストします。サンドボックスの詳細は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドの「サンドボックスの概要」のトピックを参照してください。

デジタル・プロファイルおよび顧客対応データ

カスタム・リンクの作成の概要

Oracle CX Sales UIでカスタム・リンクを作成できます。ユーザーがこのリンクをクリックすると、担当者またはリードについてのOracle Marketing Cloudで保守されているデジタル・プロファイルおよび顧客対応データにアクセスできます。この機能を有効にするには、次を実行する必要があります。

  1. Oracle Eloqua ProfilerおよびOracle Eloqua Engage (リード・オブジェクト)またはOracle Eloqua Engage (担当者オブジェクト)へのカスタム・リンクを作成します。詳細は、次のトピックを参照してください。

    • 営業リード・オブジェクトのカスタム・リンクの作成

    • 担当者オブジェクトのカスタム・リンクの作成

    注意: Oracle Eloqua Profilerへの担当者オブジェクトのカスタム・リンクについては、「デジタル・プロファイル」インフォレットにこの機能が備わっているため、作成する必要はありません。詳細は、「デジタル・プロファイルおよび顧客対応データへのアクセスの拡張」の項を参照してください。
  2. CX営業UIにカスタム・リンクを追加します。詳細は、次のトピックを参照してください。

    • 営業リードUIへのカスタム・リンクの追加

    • 営業担当者UIへのカスタム・リンクの追加

注意:

Profilerのレスポンシブ・バージョンにアクセスするには、それをOracle Eloquaインスタンスにインストールする必要があります。インストールしたら、管理者はProfilerが提供するオプションを構成できます。詳細は、Oracle Eloquaヘルプ・センターを参照してください。

リンクを作成するかわりに、Eloqua ProfilerページおよびEloqua EngageページをCX営業UIのサブタブとして埋め込むことができます。サブタブの作成の詳細は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドのサブタブに関する項を参照してください。

営業リード・オブジェクトのカスタム・リンクの作成

次の手順を実行して、Oracle Eloqua ProfilerおよびOracle Eloqua Engageへの営業リード・オブジェクトのカスタム・リンクを作成します。

  1. 管理者または設定ユーザーとしてサインインします。

  2. 「アプリケーション・コンポーザ」作業領域(「ナビゲータ」→「構成」→「アプリケーション・コンポーザ」)にナビゲートします。

  3. 「オブジェクト」領域で、「標準オブジェクト」を展開し、「営業リード担当者」オブジェクトのノードを展開します。

  4. 「処理およびリンク」を選択します

  5. Eloqua Engageへのリンクを作成します。

    1. 「営業リード担当者: 処理およびリンク」領域で、「作成」アイコンをクリックします。

    2. 「表示ラベル」フィールドの値をEloqua Engageに設定します。

    3. 「名前」フィールドがEloqua_Engageに自動的に設定されていることを確認します。

    4. 作成するアイテムの「タイプ」を指定するには、「リンク」ラジオ・ボタンをクリックします。

    5. 「スクリプト」リージョンで、「新規」アイコンをクリックします。

    6. 式テキスト・ボックスに、"https://login.eloqua.com/autoLogin?LoginPrefix=<Your_Eloqua_Prefix>&Url=/apps/engage?sendTemplateToConta'cts/" + nvl (PersonEmail,"no email")のように引数を指定したOracle Eloqua Engage URLを入力します。ここで、<Your_Eloqua_Prefix>はOracle Eloquaインスタンスのプリフィクスです。

    7. 「検証」アイコンをクリックして、スクリプトを検証します。

    8. スクリプトが正常に検証されたら、「保存」ボタンをクリックします。

  6. Eloqua Profilerへのリンクを作成します。

    1. 「営業リード担当者: 処理およびリンク」領域で、「作成」アイコンをクリックします。

    2. 「表示ラベル」フィールドの値をDigital Profileに設定します。

    3. 「名前」フィールドがDigital_Profileに自動的に設定されていることを確認します。

    4. 作成するアイテムの「タイプ」を指定するには、「リンク」ラジオ・ボタンをクリックします。

    5. 「スクリプト」リージョンで、「新規」アイコンをクリックします。

    6. 式テキスト・ボックスに、https://login.eloqua.com/autoLogin?LoginPrefix=<Your_Eloqua_Prefix>&Url=/apps/profiler?emailAddress=" + nvl(PersonEmail,"no email")のように引数を指定したOracle Eloqua Profiler URLを入力します。ここで、<Your_Eloqua_Prefix>はOracle Eloquaインスタンスのプリフィクスです。

    7. 「検証」アイコンをクリックして、スクリプトを検証します。

    8. スクリプトが正常に検証されたら、「保存」ボタンをクリックします。

営業リードUIへのカスタム・リンクの追加

次の手順を実行して、営業リード・オブジェクト用に作成したEloqua EngageおよびEloqua Profilerのカスタム・リンクを営業リードUIに追加します。

  1. アプリケーション・コンポーザの「オブジェクト」領域で、「標準オブジェクト」を展開し、「営業リード」オブジェクトのノードを展開します。

  2. 「ページ」を選択し、「アプリケーション・ページ」タブをクリックします。

  3. 「詳細ページ・レイアウト」領域で、デフォルト・レイアウトを編集します。

  4. 「要約」領域を編集します。

  5. Eloqua EngageおよびEloqua Profiler用に作成したカスタム・リンクを「使用可能なフィールド」リストから「選択したフィールド」リストに移動し、必要に応じて配置します。

  6. 「保存して閉じる」をクリックしてから、「完了」をクリックします。

次の図に示すように、Salesの「リードの編集」UIでカスタム・リンクを表示できます。

「リードの編集」UI

担当者オブジェクトのカスタム・リンクの作成

次の手順を実行して、担当者オブジェクトのOracle Eloqua Engageへのカスタム・リンクを作成します。

Oracle Eloqua Profilerへの担当者オブジェクトのカスタム・リンクについては、「デジタル・プロファイル」インフォレットにこの機能が備わっているため、作成する必要はありません。詳細は、「「デジタル・プロファイル」インフォレットへのアクセスの構成方法」のトピックを参照してください。

  1. 営業管理者または設定ユーザーとしてサインインします。

  2. 「アプリケーション・コンポーザ」作業領域(「ナビゲータ」→「構成」→「アプリケーション・コンポーザ」)にナビゲートします。

  3. 「オブジェクト」領域で、「標準オブジェクト」を展開し、「担当者」オブジェクトのノードを展開して、「処理およびリンク」を選択します。

  4. Eloqua Engageへのリンクを作成します。

    1. 「担当者: 処理およびリンク」領域で、「作成」アイコンをクリックします。

    2. 「表示ラベル」フィールドの値をEloqua Engageに設定します。

    3. 「名前」フィールドがEloqua_Engageに自動的に設定されていることを確認します。

    4. 作成するアイテムのタイプを指定するには、「リンク」オプションをクリックします。"https://login.eloqua.com/autoLogin?LoginPrefix=<Your_Eloqua_Prefix>&Url=/apps/engage?sendTemplateToContacts/" + nvl(PrimaryEmailAddress,"")。ここで<Your_Eloqua_Prefix>はOracle Eloquaインスタンスのプリフィクスです。プリフィクスがわからない場合は、Oracle Eloqua製品サポートに連絡してください。

    5. 式テキスト・ボックスで、次のように引数を指定してOracle Eloqua Engage URLを入力します。

    6. 「検証」アイコンをクリックして、スクリプトを検証します。

    7. スクリプトが正常に検証されたら、「保存」をクリックします。

営業担当者UIへのカスタム・リンクの追加

次の手順を実行して、担当者オブジェクト用に作成したEloqua Engageカスタム・リンクをCX Salesの担当者UIに追加します。

  1. アプリケーション・コンポーザの「オブジェクト」領域で、「標準オブジェクト」を展開し、「担当者」オブジェクトのノードを展開して、「ページ」を選択します。

  2. 「アプリケーション・ページ」タブをクリックします。

  3. 「詳細ページ・レイアウト」領域で、デフォルト・レイアウトを編集します。

  4. 「要約」領域を編集します。

  5. Eloqua Engage用に作成したカスタム・リンクを「使用可能なフィールド」領域から「選択したフィールド」領域に移動し、必要に応じて配置します

  6. 「保存して閉じる」をクリックしてから、「完了」をクリックします。

この図に示すように、CX Salesの「担当者の編集」UIでカスタム・リンクを表示できます。

「担当者の編集」UI

コピー・マップ

コピー・マップを使用すると、既存のオブジェクトをコピーしてオブジェクトを作成できます。たとえば、レスポンスをコピーしてリードおよび商談を作成したり、ディール登録をコピーして商談を作成できます。マッピング・ファイルを使用して商談をコピーすることもできます。コピー・マップ機能を使用して、ソース・オブジェクト(「自」オブジェクト)の子オブジェクトおよび属性を、作成するオブジェクト(「至」オブジェクト)のオブジェクトおよび属性にマップします。

次のことが可能な事前定義済マッピング・ファイルを営業アプリケーションの一部として使用できます。

  • リードを商談に変換する場合のアカウントの作成中に、オブジェクトおよび属性をマップします。

  • パートナ担当者がリードに追加されるときに、プライマリ・パートナ担当者をリード・チームに自動的に追加します。

  • レスポンスからリードおよび商談を作成します

  • ディール登録から商談をコピーして商談を作成します

コピー・マップを作成するには:

  1. アプリケーション・コンポーザへのアクセス権を持つユーザーとしてサインインし、アクティブなサンドボックスがあることを確認します。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザにアクセスします。

  3. 「営業」を選択してオブジェクト検索をフィルタし、「拡張設定」「マップのコピー」を選択します。

  4. 「新規」をクリックして、一意のコピー・マップ名を入力します。コピー・マッピング・ファイルを完成させて保存したら、プロファイル・オプションに一意の名前を指定します。

    「コピー・マップの編集」ウィンドウが表示され、このウィンドウを使用してコピー・マップを定義します。

  5. 「アプリケーション・モジュール・マッピング」セクションで、次の表に示すマッピングに関する一般情報を入力します。

    フィールド 説明

    名前

    マッピング・ファイル名を入力します。名前は、「マップのコピー」ウィンドウに表示されます。この名前を使用して、編集または削除するコピー・マップを検索できます。

    マップ・グループ

    ドロップダウン・リストから新しいコピー・マップに必要なマッピング・グループを選択します。

    コピー先のアプリケーション・モジュールを選択します。たとえば、リードを商談にコピーする場合は、リードを含むアプリケーション・モジュールを選択します。

    コピー元のアプリケーション・モジュールを選択します。たとえば、レスポンスをリードにコピーする場合は、レスポンスを含むアプリケーション・モジュールを選択します。

  6. 「エンティティ・マッピング」セクションで、次のフィールドに入力して、コピーする各ビュー・オブジェクトのレコードを追加します。

    フィールド 説明

    コピー先の新しいビュー・オブジェクトを選択します。

    コピー元の既存のビュー・オブジェクトを選択します。

    問合せタイプ

    3つの問合せタイプ(一意の識別子、結合、すべてのレコード)のいずれかを選択します。「すべてのレコード」を選択した場合は、残りのフィールドに情報を入力しないでください。

    問合せ属性

    「問合せタイプ」フィールドで「一意の識別子」または「結合」を選択した場合は、実行時に使用する属性を選択します。この属性は、新しいオブジェクトにコピーされるレコードをフィルタ処理するために使用します。たとえば、LeadIdを選択した場合、実行時に、コピー・マップ・エンジンに渡されたリードIDと一致するレコードのみがコピーされます。

    「結合されるビュー・オブジェクト」および「結合属性」

    「問合せタイプ」フィールドで「結合」を選択した場合は、これらの2つのフィールドを使用して次の内容を指定します。

    • このオブジェクトを結合するビュー・オブジェクト

    • 結合の基準として使用される属性

  7. 「エンティティ・マッピング」セクションで各行を選択し、これらのフィールドに入力することで、各属性の「属性マッピング」セクションにレコードを追加します。

    フィールド 説明

    選択したエンティティのコピー先の属性を選択します。

    参照されるビュー・オブジェクト

    この属性が外部キーの場合は、この外部キーによって結合されるビュー・オブジェクトを選択します。アプリケーションは、参照に影響しない新しい外部キーを生成します。

    主キー

    この属性が主キーの場合は、このチェック・ボックスを選択します。「自」オブジェクトの値をコピーするかわりに、アプリケーションは、「至」オブジェクトの各レコードにこのキー・フィールドの一意の値を生成します。

    選択したエンティティのコピー元の属性を選択します。

    式: 自

    オプションで、Groovy式を入力して、この属性の値を変更できます。たとえば、「自」オブジェクトの値を「至」オブジェクトの属性の新しい値に変更できます。また、定数を入力して、「至」オブジェクトのすべてのレコードでこの属性を定数値で埋めることもできます。

  8. 「保存して閉じる」をクリックします。

  9. 次のいずれかのプロファイル・オプションでマッピング・ファイル名を指定します。

    • 「商談マッピングへの直接リード」プロファイル・オプションを使用して、直接リードが商談に変換されるときに作成されるマッピング・ファイル名を指定します。

    • Copy Opportunity Mappingプロファイル・オプションを使用して、商談のコピー時に使用するマッピング・ファイル名を指定します。このファイルは、既存の商談のコピーの作成時に属性および子オブジェクトをコピーするために使用されます。

    • 「商談マッピングへのパートナ・リード」プロファイル・オプションを使用して、パートナ・リードが商談に変換されるときに作成されるマッピング・ファイル名を指定します。

    • 「リードからアカウントへのマッピング」プロファイル・オプションを使用して、「マップのコピー」で作成されたマッピング・ファイル名を指定します。このファイルは、リードを商談に変換する場合のアカウントの作成中に、オブジェクトおよび属性をマップします。

    • 「リードから担当者へのマッピング」プロファイル・オプションを使用して、「マップのコピー」で作成されたマッピング・ファイル名を指定します。このファイルは、リードを商談に変換する場合の担当者の作成中に、オブジェクトおよび属性をマップします。

コピー・マップは、オブジェクト間でコピーするフィールドを指定するための宣言的な方法です。リードを商談に変換する機能では、事前定義済のリードを商談にコピーのコピー・マップ機能が使用されます。この作業例では、既存のマッピング・ファイルを変更してリードから商談を作成する方法を示します。

事前定義済マッピング・ファイルは、営業アプリケーションの一部として使用できます。コピー・マップは次の目的で使用できます。

  • リードを商談に変換する場合のアカウントの作成中と担当者の作成中に、オブジェクトおよび属性をマップします。

  • レスポンスからリードおよび商談を作成します

  • ディール登録から商談をコピーして商談を作成します

この例では、次のことを行います。

  • リードから商談へのマップのコピーの変更

  • 商談へのフィールドの追加

  • 変更の確認

リードを商談にコピーの変更

リードから商談へのマップのコピーを変更するには:

  1. アプリケーション・コンポーザへのアクセス権を持つユーザーとしてサインインし、アクティブなサンドボックスがあることを確認します。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザにアクセスします。

  3. 「拡張設定」「マップのコピー」を選択します。「マップのコピー」ウィンドウが表示されます。

  4. リードを商談にコピーを選択します。「コピー・マップの編集」ウィンドウが表示されます。

  5. 「エンティティ・マッピング」リージョンで、「自: 営業リード」「至: 商談」を含む行を強調表示します。

  6. 「属性マッピング」リージョンで、「追加」アイコンを選択して新しい行を追加します。

  7. 「至:」ドロップダウン・リストから、「コメント」を選択します。

    この値は、値を含む商談の「コメント」フィールドを表します。

  8. 「式: 自」フィールドに、次のGroovy式を入力します。

    return "Copy Map executed for Lead: "+nvl(LeadNumber,"");

    この式では、商談の「コメント」フィールドに設定する値として、テキストとLeadNumberが使用されます。

  9. 「保存して閉じる」をクリックします。

商談へのフィールドの追加

「コメント」フィールドは、デフォルトでは商談UIに表示されません。アプリケーション・コンポーザを使用して、次のように「コメント」フィールドを商談ヘッダー・リージョンに追加します。

  1. アプリケーション・コンポーザから、「オブジェクト」「標準オブジェクト」「商談」を展開して選択します。

  2. 「ページ」をクリックし、「アプリケーション・ページ」タブを選択します。

  3. 「詳細ページ・レイアウト」セクションで、カスタム・レイアウトを編集します。何も存在しない場合、標準レイアウトを複製し、結果のカスタム・レイアウトを編集します。

  4. 「要約」リージョンを編集します。

  5. 「使用可能なフィールド」リージョンのリストから「コメント」フィールドを選択し、「選択したフィールド」リージョンに移動します。

    「詳細レイアウト: デフォルト・レイアウト: 要約の編集」ウィンドウ

  6. 「保存して閉じる」をクリックします。

  7. 「要約」リージョン・リストに「コメント」フィールドが含まれていることを確認します。

  8. 「完了」をクリックします。

変更の確認
  1. 「リードを商談にコピーの変更」タスクを完了するのに使用したものと同じユーザー・アクセスおよびサンドボックス詳細を使用して、アプリケーション・コンポーザUIにナビゲートします。

  2. 「リード」にナビゲートし、「リードの作成」をクリックします。

  3. 「名前」にAutumn Leadと入力し、「アカウント」として「Pinnacle Technologies」を選択します。残りのフィールドで、これ以外のすべてのデフォルト値を受け入れます。

  4. 「アクション」ドロップダウン・リストから、「商談に変換」を選択します。

  5. 「商談」アイコンをクリックします。

  6. 新しく作成した商談を見つけます。最初に作成されたリードと同じ名前である必要があります。

    「コメント」フィールドの値を調べます。これには、予期されるテキストに加えて、この商談の元となるリード番号が含まれます。「コメント」フィールドにリード番号が移入された「商談の編集」ページの例を示すスクリーンショットを次に示します。

    商談の元となる
リード番号が表示されたサンプル画面

このトピックでは、コピー・マップを更新して、リード担当者の値を商談の「顧客」フィールドにコピーする方法について説明します。

リード担当者の値をコピーするためのコピー・マップの更新

このステップでは、コピー・マップを更新して、リード担当者の値を商談の「顧客」フィールドにコピーします。コピー・マップは、オブジェクト間でコピーするフィールドを指定するための宣言的な方法です。リードを商談に変換する機能では、事前定義済の「リードを商談にコピー」のコピー・マップ機能が使用されます。

  1. 「拡張設定」を展開し、「マップのコピー」(アプリケーション・コンポーザの左側のペイン)をクリックします。

  2. リードから商談へのマップのコピーをクリックします。

  3. TargetPartyIdの行の「属性マッピング」セクションで、「自」列のドロップダウン・リストから「PrimaryContactId」を選択します。

  4. 「保存して閉じる」をクリックします。

このトピックでは、リード・アプリケーションと商談アプリケーションの間の属性の1対1マッピングの概要を示します。リードを商談に変換すると、販売アカウント、製品、売上金額、リード担当者などのリード属性が、新しく作成された商談にマップされます。

評価され、営業サイクルに従ってさらに処理する準備が整ったリードを商談に変換します。次の各項で、次の概要を示します。

  • 商談にマップされる一般的なリード属性

  • 商談にマップされるパートナ・リード固有の属性

  • 商談担当者属性にマップされるリード担当者属性

  • 商談売上明細属性にマップされるリード製品属性

  • ユーザー定義マッピング・ファイルのマッピング・ファイル名を指定するプロファイル・オプション

商談にマップされる一般的なリード属性

次の表に、対応する商談属性にマップされる一般的なリード属性を示します。

一般的なリード属性 商談属性

予算金額

予算金額

予算ステータス

「予算」チェック・ボックス

顧客

ターゲット・パーティ

通貨

通貨

説明

説明

見積クローズ日

見積クローズ日

失効日

失効日

リード番号

リード番号

名前

この属性値は、リード名と現在の日時であり、これによって一意の商談名が生成されます。

名前

所有者

変換を開始したユーザーを示します。

商談の所有者

プライマリ担当者

主要担当者

ソース・コード

キャンペーンまたは他のソースがソース・コードを使用するリードを作成すると、この属性値がマップされます。

ソース

商談にマップされるパートナ・リード属性

次の表に、対応する商談属性にマップされるパートナ・リード属性を示します。

パートナ・リード属性 商談属性

ディール承認者

直接リードの場合、この属性は変換を開始したユーザーに設定されます。

商談の所有者

ディール承認リソース組織

リソース組織

パートナ

パートナ

パートナ・タイプ

パートナ・タイプ

パートナ・プログラム

パートナ・プログラム

登録タイプ

登録タイプ

登録番号

登録番号

商談担当者属性にマップされるリード担当者属性

リード担当者属性を商談担当者属性にマップするには、担当者と顧客の間に次の関係が適用される必要があります。

  • 関係終了日が現在の日付より後です。

  • 関係開始日が現在の日付より前です。

  • 関係ステータスがアクティブです。

次の表に、対応する商談担当者属性にマップされるリード担当者属性を示します。

リード担当者属性 商談担当者属性

担当者

担当者

担当ロール

担当ロール

プライマリ

プライマリ

商談売上明細属性にマップされるリード製品属性

次の表に、対応する商談売上明細属性にマップされるリード製品属性を示します。

リード製品属性 商談売上明細属性

金額

売上金額

承認者

リソース・パーティ

通貨

売上金額の通貨

在庫品目

在庫品目

組織

在庫組織

製品グループ

製品グループ

数量

数量

単位

単位

単価

単価

マッピング・ファイル名のプロファイル・オプション

管理者は、リードから商談への変換プロセス中にオブジェクトおよび属性のマッピングに使用する独自のマッピング・ファイル名を指定できます。たとえば、アプリケーション・コンポーザ「マップのコピー」でユーザー定義リード属性を作成し、すぐに使用できる既存のマッピング・ファイルにこれらの属性を追加できます。一意のファイル名を使用してユーザー定義マッピング・ファイルを保存し、次のいずれかのプロファイル・オプションで保存済マッピング・ファイル名を指定する必要があります。

  • 「商談マッピングへの直接リード」プロファイル・オプションを使用して、直接リードが商談に変換されるときに作成されるマッピング・ファイル名を指定します。

  • 「商談マッピングへのパートナ・リード」プロファイル・オプションを使用して、パートナ・リードが商談に変換されるときに作成されるマッピング・ファイル名を指定します。

リードがキャンペーン・レスポンスを介してマーケティング・キャンペーンにリンクされている場合は、リードから商談への変換プロセスでキャンペーンへの関連付けを維持する必要があります。これにより、商談をキャンペーンにリンクし、それぞれの商談売上をリンクされたキャンペーンに帰属させることができます。

事前定義済コピー・マップ・テンプレートであるリードから商談へのマップのコピーを変更して、キャンペーン・エンティティ・マッピングおよびキャンペーン属性を追加します。コピー・マップの変更方法の詳細は、「リードから商談へのコピー・マップの変更の例」のトピックを参照してください。

  1. OpportunityCampaignVOとキャンペーン・メンバー間のエンティティ・マッピングを、一意の識別子としてLeadIdを指定して追加します。

  2. スクリーンショットに示すように、次の属性マッピングを追加します。

    • CampaignId

    • OptyCampaignId

    • OptyId

    • RevenuePercentage

    キャンペーンのエンティティ・マッピングのスクリーンショット

リードから商談への変換プロセスでユーザー定義フィールドおよび標準フィールドを公開する場合は、アプリケーション・コンポーザのリード変換レイアウトのページおよび一括リード変換レイアウトのページを使用します。次に、事前定義済コピー・マップ・テンプレートであるリードから商談へのマップのコピーを構成してフィールドをマップする必要があります。「営業リード管理者プロファイル値の管理」タスクを使用して、構成したコピー・マップが、リード変換時にリード属性を商談属性にマップするデフォルトのコピー・マップになるようにします。

リード変換ページの変更

標準リード変換ページ・レイアウトおよび一括リード変換ページ・レイアウトを複製し、デフォルト・レイアウトを変更します。デフォルトのページ・レイアウトを編集して、リード変換時に商談に値をコピーできるように、標準フィールドとユーザー定義フィールドを公開します。

注意: 一括リード変換レイアウトとリード変換レイアウトの両方に、次の事前定義済標準フィールドがあります。
  • 商談名

  • 所有者

  • プライマリ担当者

  • アカウント

リード変換ページを変更するステップは、次のとおりです。

  1. アプリケーション・コンポーザへのアクセス権を持つユーザーとしてサインインし、アクティブなサンドボックスがあることを確認します。

  2. 「ナビゲータ」メニューの「構成」カテゴリで「アプリケーション・コンポーザ」を選択して、アプリケーション・コンポーザにアクセスします。

  3. アプリケーション・コンポーザから、「オブジェクト」「標準オブジェクト」「営業リード」を展開して選択します。

  4. 「ページ」をクリックし、「アプリケーション・ページ」タブを選択します。

  5. 一括リード変換レイアウトとリード変換レイアウトのセクションで、ユーザー定義レイアウトを編集します。ユーザー定義レイアウトが存在しない場合は、標準レイアウトを複製し、必要に応じて作成されたユーザー定義レイアウトを編集します。

  6. 「保存して閉じる」をクリックします。

  7. ユーザー定義フィールドの変更を確認し、「完了」をクリックします。

  8. コピー・マップを編集して、リードと商談の間でユーザー定義フィールドをマップします。

    詳細は、「リードから商談へのコピー・マップの変更の例」のトピックを参照してください。

  9. 変更したコピー・マップをデフォルトのコピー・マップとして設定します。

    『販売の実装』ガイドの「リードを商談にコピー値のユーザー定義コピーの有効化」のトピックを参照してください。