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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.8.0)
E49672-02
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1 WebCenter Sitesのインストール・プロセスの概要

この章では、スタンドアロンおよびクラスタ環境においてアプリケーション・サーバー(Oracle WebLogic Server、Apache TomcatおよびIBM WebSphere)にWebCenter Sitesをインストールする準備に役立つ情報を提供します。

サポートされている環境は、次のとおりです。

このガイドでは、次のトピックは取り上げません。それらは範囲外です。

この章の内容は、次のとおりです。

1.1 インストールのクイック・リファレンス

WebCenter Sitesをインストールする前に、そのサポート・ソフトウェアを、WebCenter Sitesを使用する予定の開発、コンテンツ管理および配信の各システムにインストールして構成します。各デプロイメント、コンテンツ管理および配信システムの各サーバーに対してWebCenter Sitesインストーラを一度ずつ実行します。開発およびコンテンツ管理に対するインストール・プロセス中に、サンプル・サイトおよびサンプル・コンテンツをインストールするかどうかを選択できます。インストール・プロセスが終了したら、インストール後の手順を完了して、WebCenter Sitesシステムを検証し、必要に応じてOAMやLDAPなど追加のサポートを構成します。

次の手順は、WebCenter Sitesのサポート・ソフトウェアの構成、WebCenter Sitesのインストール、その機能の検証、およびインストール後の手順の完了といったインストール・プロセスの概要を示しています。次の手順を、インストール手順およびその詳しい説明を記載した章のクイック・リファレンスとしてお手元に保持してください。

次の手順を、すべてのデプロイメントに対して完了します。

  1. 前提となる手順の完了

    この手順では、サポートされているデータベースのセットアップ、サポートされているアプリケーション・サーバーのインストール、必要に応じてサポートされているWebサーバーのインストールも含まれるいくつかの手順を完了することで、インストール・プロセス用に環境を整えます。詳細は、第2章「WebCenter Sitesをインストールするための前提条件」を参照してください。

  2. アプリケーション・サーバーのセットアップ

    この手順では、次のことを実行します。

    1. 使用しているアプリケーション・サーバーに応じて次の項の1つの説明に従い、アプリケーション・サーバーを構成します。

    2. Webサーバーをインストールした場合は、それを次のようにアプリケーション・サーバーと統合します。

  3. WebCenter Sitesのインストール

    環境内の構成されたアプリケーション・サーバーごとに、GUIインストーラまたはサイレント・インストーラを実行することでWebCenter Sitesをインストールします。手順は、第6章「WebCenter Sitesのインストール手順」を参照してください。

    インストール中に、いくつかのインストール・アクションを実行するようにインストーラから要求されます。その場合、WebCenter Sites Webアプリケーションを(WebLogicおよびWebSphere上に)手動でデプロイし、残りの手順に従ってインストールを完了する必要があります。(手順は、第6.5項「WebCenter SitesおよびCAS Webアプリケーションのデプロイ」に記載されています。)

  4. インストール後の手順の完了

    ご使用のシステムに適した手順を完了します。完全な手順については第7章「WebCenter Sitesのインストール後の手順」を、概要については次のリストを参照してください。

    1. WebCenter Sitesには、Microsoft XML Parserの修正済バージョンが含まれています(WEB-INF/libディレクトリのMSXML.jar)。WebCenter Sites CLASSPATH環境変数で、異なるバージョンのMicrosoft XML Parserが参照されている場合は、WebCenter Sitesによって使用されるバージョンを参照するようにそのパスを変更する必要があります。そのようにしない場合は、解析時にWebCenter Sitesが失敗します。詳細は、第7.1項「XMLパーサーのロード」を参照してください。

    2. CASリダイレクトのための信頼できるURLを追加する場合は、第7.2項「CASに対する信頼できるURLの指定」を参照してください。

    3. 一般管理者としてOracle WebCenter Sitesにログインし、WebCenter Sites管理インタフェースおよびコントリビュータ・インタフェースにアクセスすることで、WebCenter Sitesインストールを検証します。詳細は、第7.3項「WebCenter Sitesのインストールの検証」を参照してください。

    4. LDAP統合を実行する必要がある場合は、第7.4項「LDAPとの統合(オプション)」の手順を完了します。

    5. CASをOracle Access Manager (OAM)に置き換える場合は、第7.5項「Oracle Access Manager (OAM)とWebCenter Sitesとの統合(オプション)」の説明に従ってください。

  5. リモートSatellite Serverを、第9章「リモートSatellite Serverのインストール手順」の説明に従ってインストールします。

  6. ビジネス上の目的に合わせたWebCenter Sitesのセットアップ

    インストール全体が完了し、検証したら、WebCenter Sitesをそのビジネス上の目的に合わせてセットアップします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』および『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。

1.2 次のステップ

第2項「WebCenter Sitesをインストールするための前提条件」に続きます。