Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.8.0) E49672-02 |
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この章では、スタンドアロンおよびクラスタ環境においてアプリケーション・サーバー(Oracle WebLogic Server、Apache TomcatおよびIBM WebSphere)にWebCenter Sitesをインストールする準備に役立つ情報を提供します。
サポートされている環境は、次のとおりです。
単一サーバー環境: 単一のWebCenter Sitesインストールで構成されている環境。フロントエンドWebサーバーがある場合もない場合もあります。
複数のサーバーでロード・バランスされている環境: 複数のWebCenter Sitesインストールで構成され、それらが同じデータベースおよび共有ディレクトリを共有し、1つのフロントエンド・ロード・バランサを使用する環境。WebCenter Sitesアプリケーションがデプロイされているアプリケーション・サーバーは、スタンドアロン・サーバーであり、クラスタに属していません。
複数サーバーのクラスタ環境: 複数のWebCenter Sitesインストールで構成され、それらが同じデータベースおよび共有ディレクトリを共有し、1つのフロントエンド・ロード・バランサを使用する環境。WebCenter Sitesアプリケーションがデプロイされているアプリケーション・サーバーは、同じクラスタに属しています。クラスタは、セッション永続性をサポートするように構成されている場合があります。この環境では、水平クラスタリングのみがサポートされています。
このガイドでは、次のトピックは取り上げません。それらは範囲外です。
LDAP統合。概要は、第7.4項「LDAPとの統合(オプション)」に記載されています。このトピックの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成』を参照してください。
Oracle Access Manager (OAM)とWebCenter Sitesとの統合。このトピックの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成』を参照してください。
この章の内容は、次のとおりです。
WebCenter Sitesをインストールする前に、そのサポート・ソフトウェアを、WebCenter Sitesを使用する予定の開発、コンテンツ管理および配信の各システムにインストールして構成します。各デプロイメント、コンテンツ管理および配信システムの各サーバーに対してWebCenter Sitesインストーラを一度ずつ実行します。開発およびコンテンツ管理に対するインストール・プロセス中に、サンプル・サイトおよびサンプル・コンテンツをインストールするかどうかを選択できます。インストール・プロセスが終了したら、インストール後の手順を完了して、WebCenter Sitesシステムを検証し、必要に応じてOAMやLDAPなど追加のサポートを構成します。
次の手順は、WebCenter Sitesのサポート・ソフトウェアの構成、WebCenter Sitesのインストール、その機能の検証、およびインストール後の手順の完了といったインストール・プロセスの概要を示しています。次の手順を、インストール手順およびその詳しい説明を記載した章のクイック・リファレンスとしてお手元に保持してください。
次の手順を、すべてのデプロイメントに対して完了します。
前提となる手順の完了
この手順では、サポートされているデータベースのセットアップ、サポートされているアプリケーション・サーバーのインストール、必要に応じてサポートされているWebサーバーのインストールも含まれるいくつかの手順を完了することで、インストール・プロセス用に環境を整えます。詳細は、第2章「WebCenter Sitesをインストールするための前提条件」を参照してください。
アプリケーション・サーバーのセットアップ
この手順では、次のことを実行します。
使用しているアプリケーション・サーバーに応じて次の項の1つの説明に従い、アプリケーション・サーバーを構成します。
Webサーバーをインストールした場合は、それを次のようにアプリケーション・サーバーと統合します。
WebCenter Sitesのインストール
環境内の構成されたアプリケーション・サーバーごとに、GUIインストーラまたはサイレント・インストーラを実行することでWebCenter Sitesをインストールします。手順は、第6章「WebCenter Sitesのインストール手順」を参照してください。
インストール中に、いくつかのインストール・アクションを実行するようにインストーラから要求されます。その場合、WebCenter Sites Webアプリケーションを(WebLogicおよびWebSphere上に)手動でデプロイし、残りの手順に従ってインストールを完了する必要があります。(手順は、第6.5項「WebCenter SitesおよびCAS Webアプリケーションのデプロイ」に記載されています。)
インストール後の手順の完了
ご使用のシステムに適した手順を完了します。完全な手順については第7章「WebCenter Sitesのインストール後の手順」を、概要については次のリストを参照してください。
WebCenter Sitesには、Microsoft XML Parserの修正済バージョンが含まれています(WEB-INF/lib
ディレクトリのMSXML.jar
)。WebCenter Sites CLASSPATH
環境変数で、異なるバージョンのMicrosoft XML Parserが参照されている場合は、WebCenter Sitesによって使用されるバージョンを参照するようにそのパスを変更する必要があります。そのようにしない場合は、解析時にWebCenter Sitesが失敗します。詳細は、第7.1項「XMLパーサーのロード」を参照してください。
CASリダイレクトのための信頼できるURLを追加する場合は、第7.2項「CASに対する信頼できるURLの指定」を参照してください。
一般管理者としてOracle WebCenter Sitesにログインし、WebCenter Sites管理インタフェースおよびコントリビュータ・インタフェースにアクセスすることで、WebCenter Sitesインストールを検証します。詳細は、第7.3項「WebCenter Sitesのインストールの検証」を参照してください。
LDAP統合を実行する必要がある場合は、第7.4項「LDAPとの統合(オプション)」の手順を完了します。
CASをOracle Access Manager (OAM)に置き換える場合は、第7.5項「Oracle Access Manager (OAM)とWebCenter Sitesとの統合(オプション)」の説明に従ってください。
リモートSatellite Serverを、第9章「リモートSatellite Serverのインストール手順」の説明に従ってインストールします。
ビジネス上の目的に合わせたWebCenter Sitesのセットアップ
インストール全体が完了し、検証したら、WebCenter Sitesをそのビジネス上の目的に合わせてセットアップします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』および『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。