Oracle® Solaris Cluster データサービス (Oracle Database 用)

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更新: 2014 年 9 月
 
 

SUNW.oracle_server リソースタイプのアップグレード

SUNW.oracle_server リソースタイプのアップグレードを完了するために必要な情報は、次のサブセクションで提供しています。

SUNW.oracle_server リソースタイプの新しいバージョンを登録するための情報

登録されているリソースタイプのバージョンを判定するには、次のリストから 1 つのコマンドを使用します。

  • clresourcetype list

  • clresourcetype show

このリソースタイプ用のリソースタイプ登録 (RTR) ファイルは /opt/SUNWscor/oracle_server/etc/SUNW.oracle_server です。

登録されているかどうかに関係なく、最後にインストールされた SUNW.oracle_server リソースタイプのバージョンを判定するには、次のコマンドを使用します。

# grep -i RT_VERSION /opt/cluster/lib/rgm/rtreg/SUNW.oracle_server

最後にインストールされたリソースタイプのバージョンが登録されているバージョンより新しい場合は、すべての機能を利用するために新しいバージョンに移行してください。


注 -  clsetup の Resource Group オプションにより、アップグレード可能なリソースタイプのバージョンが特定されます。

SUNW.oracle_server リソースタイプの既存のインスタンスを移行するための情報

SUNW.oracle_server リソースタイプの各インスタンスを編集するために必要な情報は次のとおりです。

次の例は、SUNW.oracle_server リソースタイプのインスタンスを編集するためのコマンドを示しています。

使用例 1-8  SUNW.oracle_server リソースタイプのインスタンスの編集
# clresource set  -p Type_version=N \
-p custom_action_file=/opt/SUNWscor/oracle_server/etc/srv_mon_cust_actions \
oracle-srs

このコマンドは、SUNW.oracle_server リソースを次のように編集します。

  • SUNW.oracle_server リソースに oracle-srs という名前が付けられます。

  • このリソースの Type_version プロパティーが N に設定されます。これは、移行先のリソースタイプのバージョン番号を表します。

  • このリソースの障害モニターのカスタムアクションが、ファイル /opt/SUNWscor/oracle_server/etc/srv_mon_cust_actions で指定されます。