SUNW.oracle_server リソースタイプのアップグレードを完了するために必要な情報は、次のサブセクションで提供しています。
登録されているリソースタイプのバージョンを判定するには、次のリストから 1 つのコマンドを使用します。
clresourcetype list
clresourcetype show
このリソースタイプ用のリソースタイプ登録 (RTR) ファイルは /opt/SUNWscor/oracle_server/etc/SUNW.oracle_server です。
登録されているかどうかに関係なく、最後にインストールされた SUNW.oracle_server リソースタイプのバージョンを判定するには、次のコマンドを使用します。
# grep -i RT_VERSION /opt/cluster/lib/rgm/rtreg/SUNW.oracle_server
最後にインストールされたリソースタイプのバージョンが登録されているバージョンより新しい場合は、すべての機能を利用するために新しいバージョンに移行してください。
SUNW.oracle_server リソースタイプの各インスタンスを編集するために必要な情報は次のとおりです。
移行はいつでも実行できます。
サーバー障害モニターのアクションをカスタマイズした場合は、Custom_action_file 拡張プロパティーを設定します。詳細は、HA for Oracle Database サーバー 障害モニターのカスタマイズを参照してください。
次の例は、SUNW.oracle_server リソースタイプのインスタンスを編集するためのコマンドを示しています。
使用例 1-8 SUNW.oracle_server リソースタイプのインスタンスの編集# clresource set -p Type_version=N \ -p custom_action_file=/opt/SUNWscor/oracle_server/etc/srv_mon_cust_actions \ oracle-srs
このコマンドは、SUNW.oracle_server リソースを次のように編集します。
SUNW.oracle_server リソースに oracle-srs という名前が付けられます。
このリソースの Type_version プロパティーが N に設定されます。これは、移行先のリソースタイプのバージョン番号を表します。
このリソースの障害モニターのカスタムアクションが、ファイル /opt/SUNWscor/oracle_server/etc/srv_mon_cust_actions で指定されます。