Oracle® Solaris Cluster データサービス (Oracle Database 用)

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更新: 2014 年 9 月
 
 

Oracle Database リスナー障害モニターの操作

Oracle Database リスナー障害モニターは、Oracle Database リスナーのステータスを確認します。

リスナーが実行中の場合、Oracle Database リスナー障害モニターは検証が成功したと見なします。障害モニターがエラーを検出すると、リスナーが再起動されます。


注 -  リスナーリソースは、リスナーパスワードを設定するメカニズムを提供していません。Oracle Database リスナーセキュリティーが有効の場合、リスナー障害モニターによる検証が Oracle Database エラー TNS-01169 を返すことがあります。リスナーは応答が可能なため、リスナー障害モニターは検証が成功したと見なします。このアクションのためにリスナーが検出されないままになるという障害が生じることはありません。リスナーの障害は、別のエラーを返すか、検証のタイムアウトの原因になります。

リスナー検証は、pmfadm を介して起動することで、検証の可用性を高めます。検証が強制終了した場合、PMF は自動的に検証機能を再起動します。

検証中にリスナーで問題が発生した場合、検証機能によってリスナーの再起動が試行されます。検証機能による再起動の試行最大回数は、retry_count リソースプロパティーに設定した値によって決定されます。最大回数まで起動を試みても、まだ検証が成功しない場合、検証機能は障害モニターを停止し、リソースグループの切り換えを行いません。