SUNW.oracle_listener リソースタイプのアップグレードを完了するために必要な情報は、次のサブセクションで提供しています。
現在登録されているリソースタイプのバージョンを判定するには、次のリストから 1 つのコマンドを使用します。
clresourcetype list
clresourcetype show
このリソースタイプ用のリソースタイプ登録 (RTR) ファイルは /SUNW.oracle_listener です。
登録されているかどうかに関係なく、最後にインストールされた /opt/cluster/lib/rgm/rtreg/SUNW.oracle_listener リソースタイプのバージョンを判定するには、次のコマンドを使用します。
# grep -i RT_VERSION /opt/cluster/lib/rgm/rtreg/SUNW.oracle_listener
最後にインストールされたリソースタイプのバージョンが登録されているバージョンより新しい場合は、すべての機能を利用するために新しいバージョンに移行してください。
SUNW.oracle_listener リソースタイプの各インスタンスを編集するために必要な情報は次のとおりです。
移行はいつでも実行できます。
障害モニターが Oracle Database リスナーの検証に使用するタイムアウト値 (秒) を指定する必要がある場合は、Probe_timeout 拡張プロパティーを設定します。詳細は、SUNW.oracle_listener 拡張プロパティーを参照してください。
次の例は、SUNW.oracle_listener リソースタイプのインスタンスを編集するためのコマンドを示しています。
使用例 1-7 SUNW.oracle_listener リソースタイプのインスタンスの編集# clresource set -p Type_version=N \ -p probe_timeout=60 oracle-lrs
このコマンドは、SUNW.oracle_listener リソースを次のように編集します。
SUNW.oracle_listener リソースに oracle-lrs という名前が付けられます。
このリソースの Type_version プロパティーが N に設定されます。これは、移行先のリソースタイプのバージョン番号を表します。
障害モニターが Oracle Database リスナーの検証に使用するタイムアウト値 (秒) が 60 秒に設定されます。