ハードウェア障害のトラブルシューティング
注 ‐
この手順に示されている画面は、使用中のサーバーの画面とは異なる場合があります。
この手順は、基本的なトラブルシューティングプロセスで説明されている基本的なトラブルシューティングプロセスに従います。
この手順を使用して、Oracle ILOM Web インタフェースによって、ハードウェアの障害をトラブルシューティングし、必要に応じて、サーバーの保守を準備します。
注 ‐
この手順は、ハードウェアの障害のトラブルシューティングの基本的なアプローチを提供します。これは、Oracle ILOM Web インタフェースと CLI インタフェースを組み合わせて使用します。この手順は、Oracle ILOM CLI インタフェースのみを使用して実行できます。Oracle ILOM の全般的な情報については、
http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs にある Oracle ILOM のドキュメントを参照してください。
Before You Begin
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サーバー SP の Oracle ILOM の Web インタフェースにログインします。
ブラウザを開き、サーバー SP の IP アドレスを入力します。ログイン画面で、(管理者権限のある) ユーザー名とパスワードを入力します。「Summary」画面が表示されます。
「Summary」画面の「Status」セクションは、次のようなサーバーサブシステムに関する情報を提供します。
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プロセッサ
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メモリー
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電源
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冷却
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ストレージ
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ネットワーク
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I/O モジュール
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「Summary」画面の「Status」セクションで、保守を必要とするサーバーサブシステムを特定します。
上の例では、「Status」画面は、メモリーサブシステムに保守が必要であることを示しています。これは、サブシステム内のハードウェアコンポーネントが障害状態であることを示しています。
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コンポーネントを特定するには、サブシステム名をクリックします。
サブシステムの画面が表示されます。
上の例は「Memory」サブシステム画面を示し、CPU 0 の DIMM 8 に訂正不可能な ECC 障害があることを示しています。
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詳細情報を取得するには、「Open Problems」リンクのいずれかをクリックします。
「Open Problems」画面は、イベントが発生した時間、コンポーネントとサブシステムの名前、および問題の説明などの詳細情報を提供します。これにはナレッジベース記事へのリンクも含まれます。
Tip ‐
システムログは、ログが最後にリセットされたあとで発生したすべてのシステムイベントおよび障害の発生順のリストを提供し、重大度やエラー数などの追加情報が含まれます。システムログには、デバイスについての、「Subsystem Summary」画面では報告されない情報が含まれます。これにアクセスするには、「System Log」リンクをクリックします。
この例の CPU 0 の DIMM 8 のハードウェア障害では、サーバーにローカルで物理的にアクセスする必要があります。
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サーバーに移動する前に、サーバーのプロダクトノートのドキュメントで、問題やコンポーネントに関する情報を確認します。
プロダクトノートのドキュメントには、ハードウェア関連の問題を含むサーバーに関する最新情報が記載されています。
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サーバーの保守を準備するには、サーバーの保守の準備をするを参照してください。
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コンポーネントを保守します。
注 ‐
コンポーネントの保守後、Oracle ILOM の障害をクリアする必要がある場合があります。詳細については、コンポーネントの保守手順を参照してください。