タスク
DE2 24P のタスク
ディスクシェルフをラックのスライドレールに設置する
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Oracle Storage Drive Enclosure DE2-24P を取り付けるには、キャビネットに標準取り付けユニット 2 つ (2RU) 分の縦スペースが必要です。キャビネットの下から測ったラックユニット (RU) の適切な高さ (ラックのねじ穴 6 つ分) を求めます。ラックの転倒を防ぐため、ディスクシェルフはコントローラの下に設置します。
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ラックがねじなしの汎用 19 インチまたは Sun Rack II キャビネットの場合: a) 全面レールの位置ペグを、ラック前面の適切な穴に完全に位置合わせします。レールの縁はキャビネットの縁の内部にあり、レールのラベルはキャビネットの内側を向いている必要があります。b) 1 つのねじをラックの前面を通してレールのいちばん上の穴に差し込み、固定します。c) レールの長さが適合するように調整し、背面レールの位置ペグを対応する背面のラック穴に位置合わせします。d) 1 つのねじをラック背面を通してレール背面に差し込み、固定します。
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ラックがねじ式の汎用 19 インチキャビネットの場合: a) T20 Torx ドライバを使用してレールの前面と背面からレールの位置ペグを取り外します。b) 支給されているレンチを使用して 2 本のピンをレールの各端の、位置ペグを取り外した位置に挿入します。c) レールの縁をキャビネットの縁の内側に合わせ、レールのラベルをキャビネットの内側に向けて、キャビネット内でレールの前側の位置を決めます。ピンの位置は、ラック穴内部に完全に収まるようにします。d) 1 つのねじをラック前面を通してレールのいちばん上の穴に差し込み、固定します。e) レールの長さを適合するように調整し、背面のピンを対応する背面のラック穴の内部に位置合わせします。f) 1 つのねじをラック背面を通してレール背面に差し込み、固定します。
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リフティング用機械を使用するか、2 人の作業員をディスクシェルフの両側に配置し、シェルフを慎重に持ち上げて、左右のレールの下部にある突起に乗せます。ファンモジュール付き電源装置のハンドルを使用して持ち上げないでください。
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シェルフがキャビネット内に完全に固定されるまで、注意深くレール内にスライドさせて押し込みます。確認役の人は、フラッシュライトを使ってシェルフがレール内に完全に固定されたことを確認してください。シェルフを固定し直す場合は、いつでもシェルフを持ち上げるようにして動かします。
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長い固定用当て部付きのねじをレールごとに 1 つ取り付けて、シェルフの背面をラックの背面に固定します。ねじを挿入できない場合、シェルフがレール内に完全に固定されていない可能性があります。
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前面のキャップを取り外し、ねじを 1 個ずつ前面に取り付けて、キャップを元どおりに取り付けます。
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次のセクションで説明するとおりにディスクシェルフに電源装置を接続して給電します。
ディスクシェルフの電源を投入する
ディスクシェルフに電源を投入する前に、電気的な安全を確保するための次の対策が施されていることを確認してください。
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100 から 240VAC、50 から 60Hz の範囲の電源入力電圧に耐えられる電気過負荷保護機能を備えた適切な電源装置を使用してください。キャビネットに装着されたすべてのディスクシェルフを稼働したとき電源装置が過負荷状態にならないようにしてください。
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電源装置は、各ディスクシェルフおよびキャビネットごとに、確実に接地する必要があります。
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電源コードはディスクシェルフの重要な切断装置なので、電源が簡単に手の届く位置にあることを確認してください。
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電源コードをファンモジュール付きの各電源装置に差し込みます。
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電源コードのもう一方の端を、キャビネットの外部電源に接続します。
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冗長性を保つために、電源コードを 2 つの別個かつ独立した電源に接続する必要があります。
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外部電源に給電します。
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電源装置のオン/オフスイッチを「I」(オン) の位置に入れます。
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必要に応じて、キャビネットの回路遮断器をオンにします。
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ディスクシェルフの電源を投入したら (電源の投入には数分かかることがあります)、ディスクシェルフ前面のシステム電源インジケータ、および背面のファンモジュール付き各電源装置のステータスインジケータが緑に点灯していることを確認します。そうでない場合は、次のセクションで説明するとおりにディスクシェルフの電源装置を切断し、問題のあるモジュールを装着し直します。モジュールを装着し直してもモジュールのステータスインジケータが緑に点灯しない場合は、Oracle 顧客サービスまでお問い合わせください。
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ストレージコントローラ設置ガイドの記載どおりに、ソフトウェアの設定タスクを実行します。
ディスクシェルフの電源を切断する
大部分のディスクシェルフコンポーネントはホットスワップ対応なので、交換の際に電源を切断する必要はありません。すぐに交換できない場合はコンポーネントを取り外さないでください。ディスクシェルフを稼働するには、すべてのコンポーネントが取り付けられている必要があります。
すべての SAS チェーンの電源を切断してディスクシェルフから取り外すと、データ損失を防ぐためコントローラがパニックを起こします (ただし、シェルフが NSPF (no single point of failure) データプールの一部である場合はその限りではありません)。これを避けるため、シェルフを廃止する前にコントローラをシャットダウンするようにしてください。NSPF プロファイルの詳細については、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド
のストレージ構成プロファイルを参照してください。
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ディスクシェルフに対するすべての入力、ディスクシェルフからのすべての出力を停止します。
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すべてのディスクアクティビティーインジケータが点滅を停止するまで約 2 分間待ちます。
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電源装置のオン/オフスイッチを「O」(オフ) の位置に入れます。
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キャビネットの外部電源から電源コードを取り外します。ディスクシェルフへの電力供給を完全に停止するには、すべての電源コードを取り外す必要があります。
関連項目