Oracle® Solaris 11.2 でのネットワーク管理の計画

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更新: 2014 年 9 月
 
 

Oracle Solaris でのネットワーク仮想化のサマリー

IT 業界では、サーバー仮想化が主流になるにつれて、ネットワーク仮想化を使用して、複数の仮想マシン (VM) あるいはゾーンをまたぐネットワークトラフィックの共有をサポートするというデプロイメントモデルが注目を集めつつあります。ワークロードのデプロイを仮想化に依存するクラウドアーキテクチャーの採用増加に伴い、ネットワーク仮想化は、Oracle Solaris のネットワーク管理の全体計画で一層重要な役割を演じています。

仮想環境には、高度な可用性、隔離、パフォーマンス、および分離が必要です。Oracle Solaris には、これらの要件を満たす複数の機能が用意されています。さらに、Oracle Solaris ネットワーク仮想化機能は、ほかの Oracle Solaris 機能 (サブシステム) と緊密に統合されています。たとえば、ゾーン環境を構成する場合、ゾーンがブートするときに自動的に構成される VNIC (anets) を作成できます。Oracle Solaris ゾーンの操作については、Oracle Solaris 11.2 仮想化環境の紹介 を参照してください。

ネットワーク仮想化は、Oracle Solaris リソース管理機能とも緊密に統合されており、この機能はゾーン環境での CPU 数を制限するために使用されます。Oracle Solaris でのネットワーク仮想化およびリソース管理についての詳細は、Oracle Solaris 11.2 での仮想ネットワークとネットワークリソースの管理 を参照してください。

Oracle VM Server for x86、Oracle VM Server for SPARC (以前は Sun Logical Domains あるいは LDoms と呼ばれていました)、Oracle VM Manager などの Oracle VM については、http://www.oracle.com/technetwork/documentation/vm-sparc-194287.html のドキュメントを参照してください。

Oracle では、たとえば仮想データセンター内に仮想プライベートネットワークを作成する機能などのネットワーク仮想化の一部の側面を管理するための Oracle Enterprise Manager Ops Center も提供されています。Oracle Enterprise Manager Ops Center の詳細は、http:/www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=oc122 にある認証済みシステムマトリックスのドキュメントを参照してください。

詳細および例については、Chapter 2, ネットワーク構成シナリオで説明されているシナリオを参照してください。