現在のネットワーク構成モードを検証する。
システム上のネットワークインタフェース名が物理インタフェースにマップする方法を判別する。
静的 IP インタフェースおよびアドレスを構成します。
永続デフォルトルートを追加する。
Oracle Solaris のインストール後、次のようにして、使用する構成モードを確認します
# netadm list TYPE PROFILE STATE ncp Automatic disabled ncp DefaultFixed online loc Automatic offline loc NoNet offline loc DefaultFixed online
上記の出力は、システムが固定モードを使用していることを示し、すなわち、dladm、ipadm、および route コマンドを使用してネットワーク構成を管理することを意味します。
システムで生成される Automatic プロファイルがオンラインの場合、次のようにして DefaultFixed プロファイルを有効にします。
# netadm enable -p ncp DefaultFixed使用例 2-2 ネットワークインタフェース名が物理インタフェースにマップする方法を判別する
システムの IP インタフェースおよび静的 IP アドレスを構成する前に、システム上のネットワークインタフェース名が物理インタフェースにマッピングされる方法を判別します。この情報を取得するには、複数の物理ネットワークを備えたシステムで dladm コマンドを使用します。
# dladm show-phys LINK MEDIA STATE SPEED DUPLEX DEVICE net0 Ethernet up 1000 full e1000g0 net1 Ethernet unknown 0 unknown pcn0使用例 2-3 静的 IP アドレスを構成する
最初に IP インタフェースを作成し、次にインタフェース用の IP アドレスを構成します。複数の IP アドレスを単一の IP インタフェースに関連付けることができます。次の例では、ronj は例示目的でのみ使用されます。
# ipadm create-ip net0 # ipadm show-if IFNAME CLASS STATE ACTIVE OVER lo0 loopback ok yes --- net0 ip down no --- # ipadm create-addr -T static -a 10.163.198.20/24 net0/ronj # ipadm show-if IFNAME CLASS STATE ACTIVE OVER lo0 loopback ok yes --- net0 ip ok yes --- # ipadm show-addr ADDROBJ TYPE STATIC ADDR lo0/v4 static ok 127.0.0.1/8 net0/ronj static ok 10.163.198.20/24 lo0/v6 static ok ::1/128
サイトで IPv6 アドレスを実装する場合、addrconf 引数に –T オプションを付けて使用して、自動的に生成される IPv6 アドレスを指定します。
# ipadm create-ip net0 # ipadm create-addr -T addrconf net0/addr
DHCP サーバーから IP アドレスを取得する必要がある場合、次のコマンドを入力します。
# ipadm create-ip net0 # ipadm create-addr -T dhcp net0/addr使用例 2-4 永続デフォルトルートを追加する
IP インタフェースおよび IP アドレスを構成したあと、次のようにして永続デフォルトルートを追加します。
# route -p add default 10.163.198.1 add net default: gateway 10.163.198.1 add persistent net default: gateway 10.163.198.1
詳細な手順については、Oracle Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理 の永続的 (静的) ルートの作成を参照してください。