Oracle® Solaris 11.2 での印刷の構成と管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

CUPS を使用したプリンタと印刷待ち行列の設定

CUPS で印刷環境を管理するには、最初に CUPS の下で印刷待ち行列を作成する必要があります。

    新しい印刷待ち行列は、次のいずれかの方法で作成できます。

  • lpadmin コマンドを使用して、手動で印刷待ち行列を作成します。詳細は、lpadmin(8) のマニュアルページを参照してください。

  • Oracle Solaris Desktop からアクセスできる印刷マネージャー GUI を使用します。詳細は、Setting Up Printers by Using CUPS Print Manager (Task Map)を参照してください。

  • Web ブラウザインタフェースを使用します。CUPS をインストールしたあと、http://localhost:631/admin にアクセスします。

  • USB プリンタをローカルシステムに物理的に接続します。

    システム上で CUPS が有効になっている場合は、ハードウェア抽象化レイヤー (HAL) と hal-cups-utils ユーティリティーが USB プリンタのホットプラグイベントを認識します。これらは、ローカルシステムに接続された新しいプリンタを認識できます。hal-cups-utils ユーティリティーは、新しいプリンタの印刷待ち行列を CUPS の下で自動的に作成します。

    さらに、CUPS は mDNS フレームワーク (Bonjour) と SNMP を使用したプリンタ検出もサポートします。CUPS では、ほかの CUPS サーバーによって共有されるプリンタを CUPS のブラウズ機能によって検出できます。詳細は、http://www.cups.org/documentation.php/doc-1.5/options.html を参照してください。

  • ネットワーク印刷待ち行列の場合は、システム上の CUPS の「ブラウズ機能」を有効にします (デフォルト)。ネットワーク上の別のシステムがリモートシステム上の使用可能なプリンタを通知した場合は、CUPS によってそのプリンタが検出され、新しい印刷待ち行列が作成されます。