Trusted Extensions ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

Trusted Extensions の代表的な機能

ログインプロセスが正常に完了すると、Chapter 2, Trusted Extensions へのログインで説明したように、Trusted Extensions 内で作業できるようになります。作業にはセキュリティー制限が適用されます。Trusted Extensions に固有の制限には、システムのラベル範囲、ユーザー認可上限、シングルレベルセッションかマルチレベルセッションかの選択などがあります。次の図が示すように、Trusted Extensions が構成されたシステムは、いくつかの特徴によって Oracle Solaris システムから区別されます。

図 4-1  Trusted Extensions マルチレベルデスクトップ

image:画面は、ウィンドウおよびパネル上のラベル、トラステッドシンボルとワークスペースラベルが表示されたトラステッドストライプを示しています。
  • ラベル表示 – ウィンドウ、ワークスペース、ファイル、アプリケーションのすべてにラベルがあります。実体のラベルは、ラベルストライプやその他のインジケータでデスクトップに表示されます。

  • トラステッドストライプ – このストライプは特殊なグラフィカルセキュリティーメカニズムです。このストライプは各ワークスペースの画面上部に表示されます。

  • ワークスペースからアプリケーションへのアクセス制限 – アカウントで許可されているアプリケーションに対してのみ、ワークスペースからアクセスできます。

  • トラステッドパスメニュー – トラステッドシンボルからメニューにアクセスできます。