Trusted Extensions ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

Trusted Extensions のログインプロセス

Trusted Extensions が構成されたシステムでのログインプロセスは、Oracle Solaris でのログインプロセスとほぼ同じです。ただし、Trusted Extensions では、デスクトップセッションを開始する前に、いくつかの画面でセキュリティー関連の情報を確認する手順があります。プロセスの詳細は後続のセクションで説明します。ここでは簡単な概要を示します。

  1. 識別 – 「ユーザー名」フィールドにユーザー名を入力します。

  2. 認証 – 「パスワード」フィールドにパスワードを入力します。

    識別と認証が完了すると、システムの使用権利が確認されます。

  3. メッセージの確認とセッションタイプの選択 – 「本日のメッセージ」ダイアログボックスで情報を確認します。このダイアログボックスには、最後にログインした日時、管理者からのメッセージ、セッションのセキュリティー属性が表示されます。複数のラベルで操作することが許可されている場合は、セッションのタイプ (シングルレベルまたはマルチレベル) を指定できます。


    注 - 1 つのラベルで操作するように制限されたアカウントの場合は、セッションのタイプを指定できません。この制限は、「シングルラベル」または「シングルレベル構成」と呼ばれます。例については、セッションの選択例を参照してください。
  4. ラベルの選択 – ラベルビルダーで、セッション中の操作に適用する最上位のセキュリティーレベルを選択します。


注 - デフォルトでは、Trusted Extensions での通常のユーザーのリモートログインはサポートされません。管理者が Oracle Solaris Xvnc ソフトウェアを構成してある場合は、VNC クライアントを使用してマルチレベルデスクトップをリモートで表示できます。手順については、Trusted Extensions にリモートでログインするを参照してください。