Trusted Extensions ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

Trusted Extensions でパスワードを変更する

Oracle Solaris OS とは異なり、Trusted Extensions では自分のパスワードを変更するための GUI が提供されています。この GUI により、パスワードの操作が完了するまでポインタが占有されます。ポインタを占有したプロセスを停止するには、Example 3–5 を参照してください。

  1. トラステッドメニューから「ログインパスワードを変更」または「ワークスペースパスワードを変更」を選択します。

    パスワードメニュー項目を選択するには、トラステッドストライプ内のトラステッドパスをクリックします。

    図 3-3  トラステッドパスメニュー


    image:図は、トラステッドストライプの左側にあるトラステッドシンボルの下のトラステッドパスメニューを示しています。

    注 - トラステッドパスメニュー項目「ワークスペースパスワードを変更」は、サイトでゾーンごとに個別のネームサービスが実行されている場合にアクティブになります。
  2. 現在のパスワードを入力します。

    これにより、このユーザー名の正当なユーザーであることが確認されます。セキュリティー保護のため、入力するパスワードは表示されません。


    Caution

    注意  - パスワードを入力するときは、カーソルが「パスワード変更」ダイアログボックス上にあること、およびトラステッドシンボルが表示されていることを必ず確認してください。カーソルがダイアログボックス上にない場合に、誤ってパスワードを別のウィンドウに入力すると、ほかのユーザーにパスワードを見られる恐れがあります。トラステッドシンボルが表示されていない場合は、だれかがパスワードを盗もうとしている可能性があります。ただちにセキュリティー管理者に連絡してください。


  3. 新しいパスワードを入力します。
  4. パスワードをもう一度入力して確定します。

    注 - サイトでローカルアカウントが使用されている場合に「パスワード変更 (Change Password)」を選択したときは、ゾーンまたはシステムがリブートされるまで新しいパスワードは有効になりません。ゾーンをリブートするには、「Zone Security」権利プロファイルが割り当てられている必要があります。ゾーンをリブートするには、「Maintenance and Repair」権利プロファイルが割り当てられている必要があります。これらのプロファイルのいずれも割り当てられていない場合は、システム管理者に連絡してリブートをスケジュールしてください。
使用例 3-5  パスワードのプロンプトが信頼できるかどうかテストする

Sun 製キーボードを使用している x86 システム上で、ユーザーがパスワードの入力を求められました。マウスポインタは占有された状態になり、パスワードダイアログボックスの中にあります。プロンプトが信頼できることを確認するために、ユーザーは Meta-Stop キーを同時に押します。ポインタがダイアログボックスの中に残る場合は、信頼できるパスワードプロンプトであるとわかります。

ポインタがダイアログボックスの中に残らない場合は、信頼できないパスワードプロンプトであるとわかります。その場合、ユーザーは管理者に連絡する必要があります。