Oracle Solaris OS とは異なり、Trusted Extensions では自分のパスワードを変更するための GUI が提供されています。この GUI により、パスワードの操作が完了するまでポインタが占有されます。ポインタを占有したプロセスを停止するには、Example 3–5 を参照してください。
パスワードメニュー項目を選択するには、トラステッドストライプ内のトラステッドパスをクリックします。
図 3-3 トラステッドパスメニュー
これにより、このユーザー名の正当なユーザーであることが確認されます。セキュリティー保護のため、入力するパスワードは表示されません。
注意 - パスワードを入力するときは、カーソルが「パスワード変更」ダイアログボックス上にあること、およびトラステッドシンボルが表示されていることを必ず確認してください。カーソルがダイアログボックス上にない場合に、誤ってパスワードを別のウィンドウに入力すると、ほかのユーザーにパスワードを見られる恐れがあります。トラステッドシンボルが表示されていない場合は、だれかがパスワードを盗もうとしている可能性があります。ただちにセキュリティー管理者に連絡してください。 |
Sun 製キーボードを使用している x86 システム上で、ユーザーがパスワードの入力を求められました。マウスポインタは占有された状態になり、パスワードダイアログボックスの中にあります。プロンプトが信頼できることを確認するために、ユーザーは Meta-Stop キーを同時に押します。ポインタがダイアログボックスの中に残る場合は、信頼できるパスワードプロンプトであるとわかります。
ポインタがダイアログボックスの中に残らない場合は、信頼できないパスワードプロンプトであるとわかります。その場合、ユーザーは管理者に連絡する必要があります。