Oracle Solaris システムの場合と同様に、Trusted Extensions でもウィンドウ間でデータを移動できます。ただし、データは同じラベルである必要があります。ラベルの異なるウィンドウ間で情報を転送するときは、その情報の機密度を昇格または降格することになります。
始める前に
サイトのセキュリティーポリシーでこのような転送が許可され、含まれるゾーンでラベルの付け直しが許可されている必要があります。また、ユーザーはラベル間のデータ移動を承認されている必要があります。
したがって、管理者は次のタスクを完了している必要があります。
マルチレベルセッションにログインしている必要があります。
詳細については、自分の最下位ラベルでワークスペースを追加する方法を参照してください。
詳細は、ファイルのラベルを判断するを参照してください。
詳細は、ウィンドウを別のワークスペースに移動するを参照してください。
図 3-5 選択マネージャーの確認ダイアログボックス
このダイアログボックスには、次の情報が表示されます。
トランザクションの確認が必要な理由。
ソースファイルのラベルと所有者。
ターゲットファイルのラベルと所有者。
転送用に選択されたデータの種類、ターゲットファイルの種類、およびデータのサイズ (バイト単位)。デフォルトでは、選択されたデータはテキスト形式で表示されます。
トランザクションを完了するための残り時間。時間の長さおよびタイマーの使用は、サイトの構成により異なります。