Oracle Solaris でのアプリケーションの国際化とローカライズ

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更新: 2014 年 7 月
 
 

ワイド文字文字列

次の関数は、ワイド文字文字列を処理するために使用されます。

wcslen(), wslen(), wcsnlen()

固定サイズのワイド文字文字列の長さを取得します

wcschr(), wschr()

ワイド文字文字列内で最初に出現するワイド文字を検索します

wcsrchr(), wsrchr()

ワイド文字文字列内で最後に出現するワイド文字を検索します

wcspbrk()

ワイド文字文字列のワイド文字コードをスキャンします

wcscat(), wscat(), wcsncat()

2 つのワイド文字文字列を連結します

wcscmp(), wscmp(), wcsncmp()

2 つのワイド文字文字列を比較します

wcscpy(), wscpy()

ワイド文字文字列をコピーします

wcsncpy(), wsncpy()

ワイド文字文字列を部分コピーします

wcpcpy(), wcpncpy()

ワイド文字文字列コピーして、ポインタを末尾に返します

wcsspn(), wsspn()

ワイド文字サブストリングの長さを取得します

wcscspn(), wscspn

補完ワイド文字サブストリングの長さを取得します

wcstok(), wstok()

ワイド文字文字列をトークンに分割します

wcsstr(), wscwcs()

ワイド文字サブストリングを検索します

wcwidth(), wcswidth(), wscol()

ワイド文字またはワイド文字文字列の、列の位置番号を取得します

wscasecmp(), wsncasecmp()

ワイド文字文字列を、大文字小文字を区別せずに比較します

wcsdup(), wsdup()

ワイド文字文字列を複製します

wcswcs() 関数はレガシーにマーク付けされており、将来的には ISO/IEC 9899 標準から削除される可能性があります。代わりに wcsstr() 関数を使用します。

ワイド文字を数値に変換する関数は次のとおりです。

wcstol(), wstol(), wcstoll(), watol(), watoll(), watoi()

ワイド文字文字列を long 整数に変換します。

wcstoul(),wcstoull()

ワイド文字文字列を符号なし long 整数に変換します

wcstod(),wstod(), wcstof(), wcstold(), watof()

ワイド文字文字列を浮動小数点型に変換します

次の関数は、ワイド文字に対するメモリー内の操作をリストします。これらは、memset()memcpy() などの関数のワイド文字列版です。これらの関数はロケールの影響は受けず、すべての wchar_t 値が同一に扱われます。

wmemset()

メモリー内でワイド文字を設定します

wmemcpy()

メモリー内でワイド文字をコピーします

wmemmove()

メモリー内で領域を重複させてワイド文字をコピーします

wmemcmp(3C)

メモリー内でワイド文字を比較します

wmemchr(3C)

メモリー内でワイド文字を検索します