次の関数は、文字クラス間での文字のマッピング (文字変換) に使用されます。文字のマッピングが現在のロケールの文字クラスで行われた場合、関数は文字変換された文字を返します。これらの関数は、ロケールに依存します。
大文字を小文字に変換します
小文字を大文字に変換します
大文字のワイド文字を小文字に変換します
小文字のワイド文字を大文字に変換します
次の関数は、文字変換を実行するための汎用的な方法を提供します。
文字マッピングを定義します
ワイド文字のマッピング
Unicode 文字列に関連する関数の詳細は、Processing UTF-8 Stringsを参照してください。
使用例 2-12 ワイド文字の文字変換次のコード抜粋部分は、towupper() 関数を使用して Unicode ワイド文字を大文字に変換する方法を示しています。
wint_t wc; int ret; setlocale(LC_ALL, "cs_CZ.UTF-8"); /* "\xc5\x99" is UTF-8 for LATIN SMALL LETTER R WITH CARON */ ret = mbtowc(&wc, "\xc5\x99", 2); if (ret == (size_t)-1) { /* Invalid character sequence. */ : } wprintf(L"'%c' is uppercase of '%c'.\n", towupper(wc), wc);
この例では次の出力が作成されます。
Ř is uppercase of ř.