概要 – 『Oracle Solaris でのアプリケーションの国際化とローカライズ』では、Oracle Solaris 11.2 リリースで使用できる国際化インタフェースと関連ツールについて説明します。
対象読者 – このマニュアルは、Oracle Solaris 11 で使用する国際化またはローカライズされたアプリケーションを作成するプログラマを対象としており、C プログラミング言語のインタフェースに重点を置いています。
必要な知識 – このマニュアルでは、読者がプログラミングを基本的に理解しており、C プログラミング言語と UNIX オペレーティングシステムに精通していることを前提としています。このマニュアルでは、国際化とローカライゼーションに関する基礎知識があることも前提にしています。このマニュアルでは、読者が参照用に次のドキュメントを使用していることを想定しています。
Introduction to the Oracle Solaris 11 Developer Environment – Oracle Solaris 11 開発環境の設定方法を紹介します。
Oracle Solaris 11.2 Programming Interfaces Guide – アプリケーション開発者によって使用される Oracle Solaris 11 のネットワークインタフェースとシステムインタフェースについて説明します。
International Language Environments Guide for Oracle Solaris 11.2 – ユーザーおよびシステム管理者向けの Oracle Solaris 11 の国際化およびローカライゼーションの機能とツールの概要を説明します。
『Oracle Solaris Studio 12.3: C ユーザーガイド』および『Oracle Solaris Studio 12.3: C++ ユーザーズガイド』 – コンパイラのマニュアルを提供します。
『The Single UNIX Specification, Version 3』 – このドキュメントは SUSv3 とも呼ばれ、Oracle Solaris OS が準拠する IEEE 標準 (IEEE Std 1003.1-2001) と The Open Group Technical Standard が含まれています。
『The Single UNIX Specification, Version 4』 – このドキュメントは SUSv4 とも呼ばれ、最新版の標準と IEEE Std 1003.1-2008 が含まれています。
『The Unicode Standard, Version 6.0.0』 (Mountain View, CA: The Unicode Consortium, 2011. ISBN 978-1-936213-01-6)
http://www.unicode.org/versions/Unicode6.0.0/ – Oracle Solaris OS が準拠する Unicode 標準。
CLDR - Unicode Common Locale Data Repository – ロケールデータの標準リポジトリを提供する Unicode プロジェクト。
RFC 2130 - The Report of the IAB Character Set Workshop, 29 February - 1 March, 1996 – 文字セットの問題に関する適切な説明が掲載されています。
『CJKV Information Processing, 2nd Edition』、Ken Lunde 著、O'Reilly Media、2008 年 – 中国語、日本語、韓国語、ベトナム語の国際化に関する情報を提供します。
このマニュアルには Oracle Solaris マニュアルページへの参照が多数含まれています。マニュアルページには、Oracle Solaris 11 Documentation の Oracle Solaris 11.2 Reference Manuals の下からオンラインでアクセスできます。
これらは、Oracle Solaris インストールの実行中に man コマンドを使用して表示することもできます。たとえば、標準 C ライブラリ関数の iconv 関数のマニュアルページは iconv (3C) と呼ばれ、次のコマンドによって表示できます。
$ man -s 3C iconv
この製品の最新情報や既知の問題は、ドキュメントライブラリ (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=E36874) に含まれています。
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