データ収集
データ収集は、Oracle Data Cloudプラットフォームでユーザー・データを収集および分類するプロセスです。データ収集プロセスでは、オンライン、オフラインおよびモバイル・ソースからユーザーの属性を抽出し、収集した属性を分類ルールを使用してタクソノミのカテゴリにマッピングします。
たとえば、電子機器のWebサイト、モバイル・サイトまたは小売店でスマートフォンを購入するユーザーには、in-market=smartphone
属性(phintと呼ばれるキーと値のペア)を使用してタグ付けすることができます。このデータがOracle Data Cloudプラットフォームにインポートされると、phintは、"in-market=smartphone
の場合、category = Smartphone"という分類ルールに従ってプライベート・タクソノミ内のSmartphoneカテゴリにマッピングされます。オンライン・データ、オフライン・データおよびモバイル・データがタクソノミに収集された後、ターゲッティング、最適化およびモデリングのために、複数のメディア実行プラットフォームにこのデータを配信できます。
Oracle Data Cloudについての学習の過程にあり、プラットフォームにデータを収集するメリットについて理解しようとしている場合は、次に示す収集方法の詳細を参照して、自分に最適な方法を判断してください。
- オンライン収集: Oracle Data Cloudコア・タグをデプロイして、ページ属性とオンライン・ユーザー属性(製品ページ、購入の意思、カートへの追加アクション、コンバージョンなど)を収集して編成します。
- オフライン・オンボーディング: オフライン・データ・マッチングを使用して、データ・ウェアハウス、カスタマ・リレーションシップ・マネジメント(CRM)システムまたはその他すべての構造化されたオフライン・ソースからのデータをオンボーディングします。
- ユーザー・データAPI: リアルタイム・サーバーサイドAPIを使用して、Oracle Data Cloudプラットフォームにユーザー・データを転送します。この方法は、DMPユーザーにユーザー・データを格納するための十分な容量がない場合に使用します。
- モバイル収集: Oracle Data Cloudモバイル・コア・タグをデプロイして、モバイルWebサイトおよびモバイル・ハイブリッド・アプリからデータを収集します。
- モバイル・アプリ収集: Oracle Data Cloud AndroidとiOS SDKを使用して、モバイル・ネイティブ・アプリおよびモバイル・ハイブリッド・アプリからデータを収集します。
EUデータをオンボーディングするデータ・プロバイダ。所在地が欧州連合(EU)であるユーザー・プロファイルのデータを収集するには、オラクル社の一般データ保護規則(GDPR)の利用許諾書に署名している必要があります。この契約を取得して署名するには、オラクル社のアカウント担当者にお問い合せください。
オンライン収集チェックリスト
コンテナの作成
Oracle Data Cloudプラットフォームのコンテナ・ツールを使用して、コンテナを生成します。また、コンテナAPIを使用して、コンテナとそのサイトIDの作成を自動化することもできます。
コンテナは、識別する必要のあるユーザーおよびページレベルの属性を収集するJavaScriptおよびHTMLコードを提供します。コンテナによってデータがOracle Data Cloudプラットフォームに転送された後、分類ツールを使用して標準タクソノミに配置されます。
プラットフォームに転送するデータのスコープ指定
Webサイトを調べて、Webページから抽出してコンテナに渡すデータを識別します。通常、ページから、判読可能なユーザー属性を表す次の技術要素を抽出します。
- HTML DOMプロパティおよびページ・キーワード: コンテナには、
document.referrer
やdocument.title
などのプロパティを自動的に収集するJavaScriptコードが含まれます。HTML DOMプロパティの詳細は、ここをクリックしてください。 - ネイティブ変数: 製品SKU番号など、レンダリングされたHTMLページに存在するプロパティ。
- その他のデータ: DOMにネイティブには存在しない、フォーム・フィールドやショッピング・カート・アイテムなどのデータ
次の目的のためにソリューション・コンサルタントに連絡してください。
- DMPのビジネス・ゴールを定めます。
- データ収集対象のサイトを決定します。
- 目的に基づいてデータ収集戦略を設計します。
- 収集する必要がある、サイト上のネイティブ変数を決定します。
- トラフィック、コンバージョンおよびその他のアナリティクス変数を決定します。
- コンテナの
bk_addPageCtx()
関数を使用してフォーム、ショッピング・カートおよびその他のソースからデータを収集する方法を学習します。
DMPユーザーの場合、オンボーディング構成手順は、Oracle Data Cloudコア・タグの実装を参照してください。
データ・プロバイダの場合は、データ・プロバイダになるを参照してください。
デプロイメント用のコンテナの構成
Webサイトから抽出する要素について、キーと値のペア(phintと呼ばれます)をコンテナに追加します。たとえば、自動車のサイトのphintにはmake=chevy
が考えられます。
すべてのWebサイトには、ユーザーを分類およびターゲットするために重要な様々なデータが存在します。データをタクソノミのカテゴリにマッピングできるよう、コンテナにphintを追加する必要があります。
コンテナのデプロイ
Webサイト内のページの終了タグ</body>
のすぐ上に、コンテナ・タグ・コードを挿入します。
コンテナ・タグをデプロイして分類ルールを作成すると、サイト・データとユーザー・データは、Oracle Data Cloudプラットフォームのタクソノミのカテゴリへと流れ始めます。
データの分類
サイトから抽出されたデータをタクソノミのカテゴリにマッピングする方法を選択します。Oracle Data Cloudプラットフォームのカテゴリは、ユーザーのコレクションを表します。たとえば、"Red"というカテゴリは、属性"Red"でタグ付けされたすべてのユーザーを表します。タクソノミは、カテゴリを編成するために使用される階層ツリーです。
Oracle Data Cloudプラットフォームには、データを分類するための次の方法が用意されています。
- Taxonomy Manager:データ・マッピング・ルールおよびカテゴリを手動で作成することを希望するDMPユーザーの場合は、この方法を使用します。
- カテゴリAPIおよびルールAPI: データ・マッピング・ルールおよびカテゴリをプログラマティックに作成することを希望するDMPユーザーの場合は、これらの方法を使用します。
- Oracle Data Cloudの分類およびタクソノミ・チームによる分類。ユーザー・データのマッピング時にOracle Data Cloudと連携する必要があるDMPユーザーまたはデータ・プロバイダの場合は、この方法を使用します。詳細は、カスタマ・サクセス・マネージャまたはソリューション・コンサルタントにお問い合せください。
データが分類された後、データをターゲット、モデリング、最適化および分析したり、データをマネタイズできます。
- Oracle Data Cloudプラットフォーム・クライアントの場合、データを実行プラットフォームに配信したり、その他のDMPパートナと共有できます。
- データ・プロバイダの場合、Oracle Data Marketplaceでデータを販売できます。
ユーザー・データのマッピング時にOracle Data Cloudと連携するには、タクソノミおよび分類チームがデータをタクソノミに編成する際に使用するためのデータ・マップを作成します。データ・マップでは、次のものを定義します。
- 収集されたオンライン・データで使用されているキーのセット
- 各キーに使用可能な値のセット(必要に応じて値を判読可能にします)
- キーのセット間の階層関係(存在する場合)
データ収集のモニター
- タグによりプラットフォームがコールされるかどうかを確認します。収集および配信のモニタリングを使用して、タグによってコールが発火されることを確認します。
- インベントリが増加しているかどうかを確認します。収集および配信のモニタリングを使用して、カテゴリごとのインベントリの量が毎日増加していることを確認します。
- 30日間のインベントリを確認します。オーディエンス・ビルダーを使用して、現在の構成に基づくカテゴリ内の一意のユーザーの推定数を表示します。このデータは、毎日1回、GMTの深夜0時頃に更新されます。また、カテゴリAPIを使用して、一意のユーザーについてインベントリ・チェックを自動化することもできます。
データが適切に収集および分類されていること、およびサイトで予期される量のインベントリが生成されていることを確認する必要があります。
詳細は、データ・プロバイダになるを参照してください。
ユーザー・データAPIチェックリスト
リアルタイム・サーバーサイドAPIを使用して、Oracle Data Cloudプラットフォームにユーザー・データを転送します。この方法は、ユーザー側のシステムにユーザー・データを格納するための十分な容量がない場合に使用します。IDスワップを実行した後、クラウド・プロファイル・ストアとして機能するOracle Data Cloudサーバー上で保護されるように、ユーザー・データを送信できます。ユーザー・データAPIは、追加属性を転送したり、システムからユーザー・データを抽出して実行プラットフォームに配信するためにいつでもコールできます。
開発者キーを取得するには:
-
partner.bluekai.comにログインし、「Tools」をクリックして「Web Service Key Tool」リンクをクリックします。
「Web Service Key Tool」にWebサービス・ユーザー・キー(bkuid)が表示され、このキーがユーザー・データAPIにアクセスする際のユニークIDとなります。ユーザー・データAPIに対してコールを実行する場合、ユーザー・キーおよびリクエストの署名を引数として渡します。
-
「Show Private Key」をクリックして、Webサービス認証キー(bksecretkey)を表示します。
ユーザー・データAPIでは、この暗号秘密キーおよびHMAC-SHA256暗号化アルゴリズムを使用して、メッセージ署名を生成します。ユーザー・データAPIで署名済メッセージが受信されると、リクエストが認証され、計算されたメッセージ署名結果がリクエストで受け取った値と比較されます。2つのメッセージ署名が同一である場合、メッセージは認証済とみなされ、リクエストが処理されてユーザーに返されます。
- ping APIを使用して、Oracle Data Cloud開発者キーを使用して認証済メッセージ・リクエストをユーザー・データAPIに送信できることを検証します。
- 認証済リクエストをユーザー・データAPIに送信する方法の詳細は、Oracle Data Cloud APIコールの認証を参照してください。
Oracle Data Cloudプラットフォームにデータを送信するには、ユーザー・データAPIコールを開発者キーを使用して認証する必要があります。
IDスワップ・タグを含むコンテナの作成
- サイトにOracle Data Cloudコア・タグをすでにデプロイしている現在のDMPユーザーまたはDMPパートナの場合は、プラットフォームにUUIDを渡すためにphintをOracle Data Cloudコア・タグに追加します。
- 新しいクライアントまたはパートナの場合は、Oracle Data Cloudプラットフォームのコンテナ・ツールを使用してコンテナを生成してから、UUIDを渡すためにphintをコンテナに追加します。コンテナAPIを使用して、追加のコンテナおよびそのサイトIDをプログラマティックに作成できます。
- すでにIDスワップを実行してOracle Data Cloud UUID (BKUUID)を格納している場合、IDスワップ・タグにBKUUIDを渡すことができます。
IDスワップにより他システムのUUIDが、Oracle Data Cloudプラットフォームに転送されます。ユーザーに対してIDスワップが完了すると、ユーザー・データAPIを使用してユーザー属性をOracle Data Cloudプラットフォームに転送できます。
IDスワップを使用してUUIDを渡す場合、IDスワップ・タグの作成およびデプロイの詳細は、IDスワップを参照してください。
IDスワップ・タグのデプロイ
- ネットワーク内の各ページ上に、IDスワップ・タグを配置します。
-
30日に1回、一意なユーザーごとにIDスワップ・タグを発火します。
Oracle Data CloudプラットフォームでUUIDが収集されて格納されたことを確認します。
IDスワップ・タグのモニター
-
IDスワップ・タグによりUUIDが送信されていることを確認します。
WebブラウザにIDスワップ・タグを貼り付けて、Firebugまたは別のWebインスペクタを使用し、WebページでUUIDが渡されていることを確認します。プラットフォームにより、IDスワップ・タグが発火されたかどうかが確認されます。
- UUIDのインベントリが累積されていることを確認します。
- Taxonomy ManagerまたはカテゴリAPIおよびルールAPIを使用して、IDスワップ・サイトを表すカテゴリと、IDスワップ・タグの発火を新しいカテゴリにマッピングするルールを作成します。
- inventory trend reportを使用して、毎日実行されるIDスワップの数を表示します。
- site hit reportを使用して、インベントリの数値をIDスワップ・タグによって生成されるサイト・ヒットの数と比較します。
- Oracle Data Cloudプラットフォームのオーディエンス・ビルダーを使用するか、またはカテゴリAPIを使用して、IDスワップ・カテゴリで検出された一意のユーザーの推定数を表示します。タクソノミのインベントリの数値は、最初は正確ではない可能性がありますが、UUIDのインベントリが増加していることを示します。
IDスワップが機能していることを確認します。これにより、ユーザーがサイトを訪問したときに、プラットフォームでそのUUIDを受信して、これらの属性をOracle Data Cloudプラットフォームに転送できます。
データの分類
ユーザー・データをタクソノミのカテゴリにマッピングするための方法を選択します。Oracle Data Cloudプラットフォームのカテゴリは、ユーザーのコレクションを表します。たとえば、"Red"というカテゴリは、属性"Red"でタグ付けされたすべてのユーザーを表します。タクソノミは、カテゴリを編成するために使用される階層ツリーです。
Oracle Data Cloudプラットフォームには、データを分類するための3つの方法が用意されています。
- Taxonomy Manager: データ・マッピング・ルールおよびカテゴリを手動で作成することを希望するDMPユーザーの場合は、この方法を使用します。
- カテゴリAPIおよびルールAPI: データ・マッピング・ルールおよびカテゴリをプログラマティックに作成することを希望するDMPユーザーの場合は、この方法を使用します。
- Oracle Data Cloudの分類およびタクソノミ・チームによる分類。ユーザー・データのマッピング時にOracleと連携する必要があるDMPユーザーまたはデータ・プロバイダの場合は、この方法を使用します。この方法では、オラクル社のコンサルティング・サービスを購入する必要があります。
ユーザー・データが転送および分類された後、データをターゲット、モデリング、最適化および分析したり、データをマネタイズできます。
- DMPユーザーの場合は、ユーザー・データを実行プラットフォームに配信したり、その他のDMPパートナと共有できます。
- データ・プロバイダの場合は、Oracle Data Marketplaceでユーザー・データを販売できます。
ユーザー・データのマッピング時にOracle Data Cloudと連携するには、ソリューション・コンサルタントまたはカスタマ・サクセス・マネージャにお問い合せください。タクソノミおよび分類チームがデータをタクソノミに編成する際に使用するためのデータ・マップを作成します。データ・マップによって、次のことが行われます。
- ユーザー・データで使用されるキーのセットを定義します。
- 各キーに使用可能な値のセットを定義し、必要に応じて値を判読可能にします。
- キーのセット間の階層関係を定義します(存在する場合)。
ユーザー・データAPIのコール
Pythonまたは別のプログラミング言語を使用して、一意のユーザーIDおよびユーザーを分類するキーと値のペア(phint)を渡すサーバーサイド・スクリプトを記述できます。
ユーザー・データAPIのドキュメントには、認証の署名の生成方法、ユーザー・データAPIリクエストの構築方法およびプラットフォームに対するHTTPコールの実行方法を示す、Pythonスクリプトが記載されています。
データ収集のモニター
- インベントリが増加しているかどうかを確認します。Inventory Trendレポートを使用して、カテゴリ当たりのインベントリの量が毎日増え続けていることを確認します。
- 30日間のインベントリを確認します。プラットフォームUIでオーディエンス・ビルダーを使用して、現在の構成に基づくカテゴリ内の一意のユーザーの推定数を表示します。カテゴリAPIを使用して、一意のユーザーのインベントリをプログラマティックに確認できます。
- ユーザー・データが適切に収集および分類されていること、および予期される量のインベントリが生成されていることを確認します。
モバイル収集チェックリスト
Oracle Data Cloudモバイル・コア・タグを使用したコンテナの作成
- Oracle Data Cloudプラットフォームのコンテナ・ツールを使用して、コンテナを生成します。
- コンテナにモバイル構成テンプレートを適用します。詳細は、コンテナの作成を参照してください。コンテナAPIを使用して、追加のコンテナおよびそのサイトIDをプログラマティックに作成できます。
Oracle Data Cloudモバイル・コア・タグには、モバイル・プロパティからユーザー属性と電話属性を収集してOracle Data Cloudプラットフォームに転送する、一連のJavaScript関数が含まれます。
ソリューション・アーキテクトと連携している場合、コンテナを作成し、作成したコンテナを使用してサイトおよびユーザー・データを渡すための手順をお伝えします。
プラットフォームに転送するデータのスコープ指定
モバイル・プロパティを調べて、抽出してOracle Data Cloudモバイル・コア・タグに渡すデータを識別します。通常、モバイルWebアプリおよびモバイル・ハイブリッド・アプリから、判読可能なユーザー属性を表す次の技術要素を抽出します。
- HTML DOMプロパティおよびページ・キーワード: コンテナには、document.location、document,referrer、document.titleなどのプロパティを自動的に収集するJavaScriptコードが含まれます。HTML DOMプロパティの詳細は、ここをクリックしてください。
- ネイティブ変数: 製品SKU番号など、レンダリングされたHTMLページに存在するプロパティ。
- その他のデータ: DOMにネイティブには存在しない、フォーム・フィールドやショッピング・カート・アイテムなどのデータ
ソリューション・アーキテクトと連携している場合は、協力してDMPのビジネス目標を理解してから、サイトのスコープを指定し、目的に基づいてデータ収集戦略を設計します。収集する必要があるモバイル・プロパティ内のネイティブ変数を識別する場合に役立ちます。また、トラフィック、コンバージョンおよびその他のアナリティクス変数を識別し、コンテナでbk_addPageCtx()
関数を使用してフォームやショッピング・カートからデータを収集する方法を示します。
デプロイメント用のコンテナの構成
キーと値のペア(phintと呼ばれます)をユーザーID (モバイルWeb)/デバイスID (モバイル・アプリ)およびモバイル・プロパティから抽出するユーザー属性のコンテナに追加します。たとえば、自動車のサイトでのユーザー属性のphintにはMake=Chevyが考えられます。
すべてのモバイルWebサイトまたはモバイル・アプリには、ユーザーを分類およびターゲットするために重要な様々なデータが存在します。データをタクソノミのカテゴリにマッピングできるよう、コンテナにphintを追加する必要があります。
コンテナのデプロイ
モバイルWebサイト(ハイブリッド・アプリのモバイル・ビュー)内のページの終了タグ<body>のすぐ上に、コンテナ・タグ・コードを挿入します。
コンテナをデプロイすると、サイト・データとユーザー・データがOracle Data Cloudプラットフォームに流入し始めます。
データの分類
モバイル・プロパティから抽出されたデータをタクソノミのカテゴリにマッピングする方法を選択します。Oracle Data Cloudプラットフォームのカテゴリは、ユーザーのコレクションを表します。たとえば、"Red"というカテゴリは、属性"Red"でタグ付けされたすべてのユーザーを表します。タクソノミは、カテゴリを編成するために使用される階層ツリーです。
Oracle Data Cloudプラットフォームには、データを分類するための次の方法が用意されています。
- Self-Classificationプラットフォーム: データ・マッピング・ルールおよびカテゴリを手動で作成することを希望するDMPユーザーの場合は、この方法を使用します。
- カテゴリAPIおよびルールAPI: データ・マッピング・カテゴリおよびルールをプログラマティックに作成することを希望するDMPユーザーの場合は、この方法を使用します。
- Oracle Data Cloudの分類およびタクソノミ・チーム: ユーザー・データのマッピング時にOracle Data Cloudと連携することを希望するDMPユーザーまたはモバイル・データ・プロバイダの場合は、この方法を使用します。この方法では、オラクル社のコンサルティング・サービスを購入する必要があります。
データが分類された後、データをターゲット、モデリング、最適化および分析したり、データをマネタイズできます。
- DMPユーザーの場合は、データを実行プラットフォームに配信したり、その他のDMPパートナと共有できます。
- モバイル・データ・プロバイダの場合は、Oracle Data Marketplaceでデータを販売できます。
モバイル・データのマッピング時にOracle Data Cloudと連携するには、ソリューション・コンサルタントまたはカスタマ・サクセス・マネージャにお問い合せください。タクソノミおよび分類チームがデータをタクソノミに編成する際に使用するためのデータ・マップを作成します。データ・マップによって、次のことが行われます。
- 収集されたモバイル・データで使用するキーのセットを定義します。
- 各キーに使用可能な値のセットを定義し、必要に応じて値を判読可能にします。
- キーのセット間の階層関係を定義します(存在する場合)。
データ収集のモニター
- タグによりプラットフォームがコールされるかどうかを確認します。Oracle Data CloudプラットフォームでSite Hitsレポートを使用して、タグによりプラットフォームに対してコールが発火されることを確認します。
- インベントリが増加しているかどうかを確認します。Inventory Trendレポートを使用して、カテゴリ当たりのインベントリの量が毎日増え続けていることを確認します。
- 30日間のインベントリを確認します。Oracle Data Cloudプラットフォームのオーディエンス・ビルダーを使用して、現在の構成に基づく、カテゴリ内の一意のユーザーの推定数を表示します。カテゴリAPIを使用して、一意のユーザーのインベントリをプログラマティックに確認できます。
モバイル・データが適切に収集および分類されていること、およびサイトで予期される量のインベントリが生成されていることを確認する必要があります。
- DMPユーザー: Oracle Data Cloudコア・タグの実装
- モバイル・データ・プロバイダ: データ・プロバイダの実装
重要: ハイブリッド・アプリの場合、Oracle Data Cloudモバイル・コア・タグのかわりにOracle Data Cloud iOSおよびAndroid SDKを使用して、モバイル・データを収集および転送できます。ネイティブ・アプリの場合、これらのSDKを使用する必要があります。
モバイル・アプリ収集チェックリスト
サイトIDの取得
次のいずれかの方法を使用して、サイトIDを取得できます。
プラットフォームSDKのサイトIDを設定して、サイトから抽出されるデータをDMPに関連付ける必要があります。
プラットフォームに転送するデータのスコープ指定
モバイル・アプリを調べて、抽出してプラットフォームSDKに渡すデータを識別します。通常、モバイル・ネイティブ・アプリおよびモバイル・ハイブリッド・アプリから、判読可能なユーザー属性を表す次の技術要素を抽出します。
- HTML DOMプロパティおよびページ・キーワード: コンテナには、document.location、document,referrer、document.titleなどのプロパティを自動的に収集するJavaScriptコードが含まれます。HTML DOMプロパティの詳細は、ここをクリックしてください。
- ネイティブ変数: 製品SKU番号など、レンダリングされたHTMLページに存在するプロパティ。
- その他のデータ: DOMにネイティブには存在しない、フォーム・フィールドやショッピング・カート・アイテムなどのデータ。
ソリューション・アーキテクトと連携している場合は、協力してDMPのビジネス目標を理解して、サイトのスコープを指定し、目的に基づいてデータ収集戦略を設計します。これにより、収集する必要があるモバイル・プロパティ内のネイティブ変数を識別する場合に役立ちます。また、トラフィック、コンバージョンおよびその他のアナリティクス変数を識別し、フォームやショッピング・カートからデータを収集する方法を示します。
DMPユーザーやデータ・プロバイダの場合、オンボーディング構成手順は、ここを参照してください。
ネイティブ・アプリおよびハイブリッド・アプリからのデータの収集
Oracle Data Cloud iOS SDKおよびOracle Data Cloud Android SDKを使用して、ネイティブ・アプリおよびハイブリッド・アプリからデータを収集します。
すべてのモバイルWebサイトまたはモバイル・アプリには、ユーザーを分類およびターゲットするために重要な様々なデータが存在します。データをタクソノミのカテゴリにマッピングできるよう、コンテナにphintを追加する必要があります。
データの分類
モバイル・プロパティから抽出されたデータをタクソノミのカテゴリにマッピングする方法を選択します。Oracle Data Cloudプラットフォームのカテゴリは、ユーザーのコレクションを表します。たとえば、"Red"というカテゴリは、属性"Red"でタグ付けされたすべてのユーザーを表します。タクソノミは、カテゴリを編成するために使用される階層ツリーです。
Oracle Data Cloudプラットフォームには、データを分類するための3つの方法が用意されています。
- Self-Classificationプラットフォーム: データ・マッピング・ルールおよびカテゴリを手動で作成することを希望するDMPユーザーの場合は、この方法を使用します。
- Self-Classification API: データ・マッピング・ルールおよびカテゴリをプログラマティックに作成することを希望するDMPユーザーの場合は、この方法を使用します。
- Oracle Data Cloudの分類およびタクソノミ・チームによる分類。ユーザー・データのマッピング時にOracle Data Cloudと連携することを希望するDMPユーザーまたはモバイル・データ・プロバイダの場合は、この方法を使用します。この方法では、オラクル社のコンサルティング・サービスを購入する必要があります。
データが分類された後、データをターゲット、モデリング、最適化および分析したり、データをマネタイズできます。
- DMPユーザーの場合は、データを実行プラットフォームに配信したり、その他のDMPパートナと共有できます。
- モバイル・データ・プロバイダの場合は、Oracle Data Marketplaceでデータを販売できます。
モバイル・データのマッピング時にOracle Data Cloudと連携するには、ソリューション・コンサルタントまたはカスタマ・サクセス・マネージャにお問い合せください。タクソノミおよび分類チームがデータをタクソノミに編成する際に使用するためのデータ・マップを作成します。データ・マップによって、次のことが行われます。
- 収集されたモバイル・データで使用するキーのセットを定義します。
- 各キーに値のセットを定義し、必要に応じて値を判読可能にします。
- キーのセット間の階層関係を定義します(存在する場合)。
データ収集のモニター
- タグによりプラットフォームがコールされるかどうかを確認します。収集および配信のモニタリングを使用して、タグによってコールが発火されることを確認します。
- インベントリが増加しているかどうかを確認します。収集および配信のモニタリングを使用して、カテゴリごとのインベントリの量が毎日増加していることを確認します。
- 30日間のインベントリを確認します。オーディエンス・ビルダーを使用して、現在の構成に基づくカテゴリ内の一意のユーザーの推定数を表示します。カテゴリAPIを使用して、一意のユーザーのインベントリをプログラマティックに確認できます。
データが適切に収集および分類されていること、およびサイトで予期される量のインベントリが生成されていることを確認する必要があります。