データ・プロバイダになるためのガイダンス

Oracle Data Cloudを使用することで、データ・プロバイダはOracle Data Marketplaceでの自身のデータ資産をアクティブ化およびマネタイズできます。Oracle Data Cloudデータ・プロバイダになるには、これらのステップに従います:

  1. タクソノミの操作を参照し、Oracle Data Marketplaceでの一般的なデータの編成方法を学習します。
  2. このドキュメントの次のセクションを参照します。
    1. タクソノミへのデータのオンボーディング。Webサイト、モバイル・アプリおよびCRMファイルから抽出されたデータがタクソノミ内のカテゴリにどのようにマッピングされるのかを理解します。
    2. データ・プロバイダ向けのタクソノミに関するガイドライン。データをOracle Data Cloudに送信するためのベスト・プラクティスについて学習します。
    3. ブランド・タクソノミの構成または非ブランド・タクソノミへのデータのオンボーディングに関するタクソノミの標準およびベスト・プラクティス
  3. アカウント・マネージャまたはカスタマ・サクセス・マネージャに相談して、データ・プロバイダになるためのリクエストを発行します。
  4. Oracle Data Cloudを使用して、データ評価契約に署名します。オラクル社のパートナ・マネージャが、ユーザーと連携してサンプル・タクソノミを作成し、そのタクソノミにデータをオンボーディングします。Oracle Data Cloudによって、ユーザーのデータがリーチと重複に関して評価されます。
  5. Oracle Data Cloudを使用して、データ転送契約に署名します。Oracleサービスがユーザーと連携し、タクソノミの作成を開始してサイトにタグ付けし、データをカテゴリにオンボーディングします。

    EUデータ。所在地が欧州連合(EU)であるユーザー・プロファイルのデータをオンボーディングするには、オラクル社の一般データ保護規則(GDPR)への利用許諾書に署名している必要があります。この契約を取得して署名するには、オラクル社のアカウント担当者にお問い合せください。

  6. オンライン収集(Oracle Data Cloudコア・タグ経由)オフライン・マッチダイレクト収集(モバイル・アプリ・データ用のオフライン・オンボーディング)またはオンデマンド・オンボーディング(ユーザー・データAPI経由)データ収集方法のいずれかを使用して、Oracle Data Marketplaceのブランド・タクソノミまたは非ブランド・タクソノミにデータをオンボーディングします。
  7. パートナ・マネージャと連携して、レート・カードを作成します。レート・カードによって、タクソノミ内の様々なカテゴリについて購入者に請求する、1,000インプレッション当たりのコスト(CPM)が指定されます。プラットフォームUIを使用して、レート・カードを表示およびエクスポートできます。
  8. Provider Exchangeレポートを使用して、Oracle Data Marketplaceで自分のデータがどれだけ販売されているか、および受け取ることが期待できる収入額をモニターします。
  9. セカンドパーティのプライベート・データ・マーケットプレイスを使用して、マネタイズ、共同キャンペーンまたはアナリティクス専用の各ユースケース向けにプライベート・データ資産を販売します。

タクソノミへのデータのオンボーディング

タクソノミの操作で説明したとおり、タクソノミはカテゴリを含む階層ツリー構造です。カテゴリは、同じ動作、属性または行動を持つユーザー・プロファイルのグループ(例: コーヒー愛好者、ビデオ・ゲーマー、スマートフォン購入者など)です。カテゴリには親子関係があり、親は一般的なユーザー・プロファイルのグループで、子はより限定されたグループです。

データは、ユーザーの属性および行動を表すキーと値のペアのシステム("phint"と呼ばれます)と分類ルールを使用して、カテゴリにオンボーディングされます。phintは、たとえば、顧客が製品ページを訪問して品目を閲覧し、カートに品目を追加して購入を完了するときなどに、タグ、オフライン・ファイルおよびAPIコールに渡されます。分類ルールでは、ユーザーをカテゴリに分類するために、タグ内に存在する必要のあるphintおよびタグの発火が必要な場所(一意のサイトIDで示されます)が明記されます。

オンライン・ストア(たとえば、サイトID 46506を持つSupertronx)からスマートフォンを購入したユーザーについて考えます。タグには、このユーザーに対するphintとして"purchase=smartphone"を含めるものとします。このphintがタグに渡されたら、"購入された品目がスマートフォンであり、かつタグがサイト46506から発火された場合は、ユーザーをSmartphoneカテゴリに追加する(言い換えると、カテゴリID 1086121 [Smartphone]をユーザーのプロファイルに追加する)"というルールに従って、Supertronx - Private > Purchased > Smartphoneカテゴリにマッピングできます。

次の図は、ユーザー・データをタクソノミにオンボーディングするためにphint、ルールおよびカテゴリのシステムがどのように使用されるかを示しています。

データ・プロバイダ向けのタクソノミに関するガイドライン

  • この項では、データをOracleに送信するためのベスト・プラクティスについて説明します。
  • 子カテゴリ名でのキーワードの繰返し

    下位にある子カテゴリの名前でキーワードまたは上位語を繰り返さないでください。その理由は、ユーザーがタクソノミで特定のキーワードを検索すると、システムによってこれらすべてがバンドルで返されるためです。そのキーワードを持つカテゴリが、その子もすべて含めて返されます。たとえば、ユーザーが"home improvement"を検索すると、検索語が下位カテゴリの名前に含まれていなくても、特定のキーワードがすべての下位カテゴリとともに返されます。

    カテゴリの結合

    "Female; Age 30 - 39; In-Market Volkswagen Beetle"のように複数のカテゴリ名を結合したカテゴリを作成しないでください。このようにするとカテゴリの有用性がこのユーザーに限定されます。Oracle Data Cloudプラットフォームのオーディエンス・ビルダーを使用すると、必要な構成でカテゴリを結合できます。たとえば、"Women"、"Ages 30-39"および"In-Market for a Volkswagen Beetle"のカテゴリをツールでネイティブに結合できます。これにより、3つのターゲッティング・カテゴリに共通する一意のプロファイルが提供されます。

    意味のある階層へのカテゴリの配置

    ブランド・データ・プロバイダとして、Oracle Data Marketplaceにインポートする既存のタクソノミをすでに持っている場合があります。このためには、タクソノミが意味のある階層に配置されていること、および提供しているカテゴリにかなりの数の一意のプロファイルが期待されることを確認する必要があります。必要な形式を指定するブランド・タクソノミ・テンプレートを取得するには、パートナ・マネージャに連絡してください。

    ブランド・データ・プロバイダになる予定であるが、既存の階層化されたタクソノミがない場合は、これを構成する必要があります。タクソノミの作成例については、Oracle Data Marketplaceツリーの「In-Market」、「Interest」、「Past Purchases」、「Demographic」および「B2B」の各セクションを参照してください。

    タクソノミを作成してフォーマットするには、ブランド・タクソノミ・テンプレートのコピーについてパートナ・マネージャにお問い合せください。事前に結合されたカテゴリを指定したり、タクソノミの範囲を狭くしすぎたり、細かくしすぎないようにしてください。カテゴリは、一意のプロファイルを十分に取得できる程度の広さで、なおかつ購入者にとって実用的な範囲に限定する必要があります。

    phintを渡す

    phintは、データを正しく分類するためのルールを書き込むことができる一意の文字列です。キー、等号および値の3つの部分で構成されます。通常、キーは送信されるデータのタイプを示すよう意図されており、値は特定の種類のデータです。次のタクソノミについて考えてみます。

    このタクソノミには2つのキー"inmarket"と"interest"があり、値は"boats"、"cars"および"motorcycles"です。キーと値の組合せによって一意の文字列が作成され、これにより特定のデータを正しいカテゴリに指定できます。

    判読可能なphintおよびコード化されたphint

    phintには、判読可能なphintとコード化されたphintがあります。判読可能なphintは、簡単にカテゴリに変換されます。略称やコードを含まない、実際に使用されている語句です。前述の例のphintは、判読可能なphintです。コード化されたphintは、変換またはマッピングされない判読できないphintで、略称やコードを含むことがあります。前述の例を使用すると、コード化されたphintは次のようになります。

    オンライン・データ

    オンライン・データをオンボーディングするときは、判読可能なphintを使用します。phintは、短くて一貫性があり、ページの表示やドロップ・ダウン・メニューの表示といった特定のユーザー・アクションに関連付けられている必要があります。データ・フローの問題が発生する可能性があるため、長いphintや複雑なphintは使用しないでください(このようなphintでは範囲が過度に限定されたり、正しいカテゴリの指定が困難になったり、上位インスタンスのエラーが発生することがあります)。たとえば、ユーザーが2015 Ford Focusに関するページを訪問した場合は、次のキーと値のペアを使用することが推奨されていました。

    キー
    make ford
    model focus
    year 2015
    オフライン・データ

    オフライン・データを送信するには、phintにコードまたは数値を使用します。テキスト文字列は、スペルミスおよびアンダースコア、記号または空白における変更など、多くの場所が異なる可能性があります。このような差異によって、Oracle Data Cloudシステムにデータをパイプするルールに違反する場合があります。これにより、目に見えない形でデータ・フローが切断されるため、カテゴリ内に一意のプロファイルがなくなるまで問題が検出されない場合があります。キーの形式は、2文字の企業名とその後に3桁のカテゴリ識別子を続けた形にする必要があります。

    キー
    MD001 1
    MD002 1
    MD003 1

    ノート: コードや数値ほど望ましくありませんが、数値を含む透過的で判読可能なキーを値として使用できます。

    キー
    coupe 1
    hybrid 1
    suv 1

    判読可能な値を含むコード・キーも使用できます。

    キー
    MD001 coupe
    MD001 hybrid
    MD001 suv

    オフライン・データには推奨されませんが、透過的なキーと値を使用することもできます。

    キー
    interest coupe
    interest hybrid
    interest suv

    マッピング

    phintにコードを使用する場合(たとえば、前述のようにオフライン・データを送信する場合)は、phintをカテゴリにリンクするマッピングを指定する必要があります。マップには、コード化されたphintが移動するカテゴリが表示されています。

    ブランド・データ・プロバイダ: ブランド・タクソノミ・テンプレートによって、タクソノミとphintを提供する形式が指定されます。

    管理情報 タクソノミ・パス
    キー レベル1 レベル2 レベル3 レベル4
    MD001 1 Branded Data My Data Interest Coupe
    MD002 1 Branded Data My Data Interest Hybrid
    MD003 1 Branded Data My Data Interest SUV

    非ブランド・データ・プロバイダ: 非ブランド・タクソノミ・テンプレートによって、コード変換とphintを提供する形式が指定されます。

    管理情報 タクソノミ・パス
    キー コード変換
    MD001 1 Interest=Coupe
    MD002 1 Interest=Hybrid
    MD003 1 Interest=SUV

    サポートされる文字

    phintキーでは大/小文字は区別されず、英数字とアンダースコア(A-Z、a-z、0-9および_)がサポートされます。phintキーのスペースはサポートされません。contains演算子を使用するルールを作成する場合は、phintキーにピリオド(.)を使用しないでください(正規表現の式を含むルールでは、キーが適切に評価されなくなります)。

    空白、記号、アクセント記号、特殊文字またはその他の記号をphintキーに含めないでください。

    値はすべてのLatin-1文字とUTF-8文字(英数字と特殊記号)をサポートします。

    変換

    Oracle Data Cloudシステムは、phintで提供された値を使用して、いくつかの計算と変換を実行できます。このシステムは、1つのキーと組み合されたカンマ区切りの値を分割できます。たとえば、"interest=autos,cafes"というphintを送信すると、システムは値を分割できるため、組合せについて特別な個別ルールを書かなくてもinterest=autosとinterest=cafesの両方を分類できます。無限に組合せを構成することなく、組み合されたデータを送信できます。また、このシステムは、指定日からの曜日の計算、日付範囲に土曜日を含めるかどうか、2つの指定日の間の期間など、日付を使用していくつかの計算を行うこともできます。このタイプの機能を使用する場合は、パートナ・マネージャに相談してください。

    アグリゲーション(集約)

    Oracleサービス・チームを介してOracleにデータを送信するとき、送信しようとしているphintの中で限定された特定のセットを提供する必要があります。データを正しい場所に送信できるように、期待されているphintを知る必要があります。さらに、これによりインテグレーションまたは設定に問題がある場合にトラブルシューティングを実行できます。

    Oracleに送信するphintは集約および修正されている必要があります。頻繁に変更していたり、あまりにも限定的なphintは分類できません。このような理由から、個別の製品レベルではなくグループ化した製品レベルでデータを送信する必要があります。


    ソース

    通常、最適なphintタイプは、Webページのブレッドクラムからのカテゴリ、フォームからのデータおよびドロップダウン選択です。製品のSKU、ページ・タイトル、ユーザーが入力した値/キーワードまたは製品名を送信しないでください。

    負の値のデータを送信しないでください。具体的には、一意のプロファイルが特定のカテゴリに存在しないことを示すデータを送信しないでください。そのデータは使用されず、無駄にデータ量が増加します。

    タクソノミの更新

    ブランド・タクソノミは、作成後に更新および変更できます。ただし、エンド・ユーザーのエクスペリエンスを阻害し、収益を減少させる可能性があるため、あまり頻繁に更新しないことをお薦めします。

    タクソノミまたはphintを変更または更新する場合は、データの損失を防ぐために、変更を実行するかなり前からパートナ・マネージャに通知する必要があります。

    ブランド・データのタクソノミ・ルール

    タクソノミとマッピングをスプレッドシート形式で送信します。ブランド・データ・タクソノミ・テンプレートを使用して、データをフォーマットできます。テンプレートのコピーについては、パートナ・マネージャに連絡してください。

    カテゴリの制限

    ブランド・データ・タクソノミのカテゴリ数には1,500までという制限があります。これには、すべてのカテゴリ(親と子、タクソノミの上位と下位の両方)が含まれます。トップレベル・カテゴリの"ブランド・データ"は、カテゴリの制限の1,500にカウントされません。

    この制限により、タクソノミの構成が簡潔でナビゲートしやすいものになり、数が過剰で範囲が狭い、集約されていないカテゴリの使用が抑制されます。これによりデータの有用性が高まり、購入者がさらに簡単にデータを検索できます。次の表は、6つのカテゴリがあるタクソノミ・セクションを示しています。

    タクソノミ・パス
    レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 レベル6
    Branded Data My Data        
    Branded Data My Data Interest      
    Branded Data My Data Interest Autos    
    Branded Data My Data Interest Autos Mazda  
    Branded Data My Data Interest Autos Ford  
    Branded Data My Data Interest Autos Chrysler  

    カテゴリの説明

    タクソノミのすべてのブランド・データ・カテゴリに説明が必要です。説明は、Oracle Data Marketplaceで購入者向けのツールチップ・テキストとして機能します。これにより、カテゴリに含まれている一意のプロファイルに関する詳細情報が購入者に示されます。

    国およびIDソース

    Oracle Data Cloudシステムは、データにリンクされるデバイスのタイプ(デスクトップ・ブラウザ、モバイル・ブラウザまたはモバイル・アプリ)とデータが生成された国を特定できます。また、Oracle Data Cloudプラットフォームのオーディエンス・ビルダー・ツールを使用すると、データ購入者は様々なIDソースと国を切り替えることができます。その結果、モバイル・データとデスクトップ・データやUSデータとUKデータといった異なるタイプのデータに重複したタクソノミを作成する必要がなくなります。

    また、Oracle Data Cloudシステムは、様々なタイプのデータを1つのカテゴリにマッピングすることもできます。そのため、内部でデバイス別または国別に分けられたタクソノミがすでにある場合、これらの異なる場所から1つのカテゴリにマッピングできます。必要な構造が大幅に異なる場合にのみ、別々のブランチが作成されます。

    集約

    異なるタイプのデータを1つのカテゴリに集約できます。たとえば、一連の車両使用年数を送信する場合、次の集約を使用してphintをカテゴリにマッピングできます。

    • 2年未満: direct vehicle_age=0およびvehicle_age=1。
    • 2-5年: vehicle_age=2、vehicle_age=3、vehicle_age=4およびvehicle_age=5。
    管理情報 タクソノミ・パス
    キー レベル1 レベル2 レベル3 レベル4
    vehicle_age 0 Branded Data My Data Autos Less than 2 Years
    vehicle_age 1 Branded Data My Data Autos Less than 2 Years
    vehicle_age 2 Branded Data My Data Autos 2-5 Years
    vehicle_age 3 Branded Data My Data Autos 2-5 Years
    vehicle_age 4 Branded Data My Data Autos 2-5 Years
    vehicle_age 5 Branded Data My Data Autos 2-5 Years

    ブランド・データ・タクソノミのベスト・プラクティス

    この項では、ブランド・タクソノミを構成するときに使用するベスト・プラクティスについて説明します。 

    親カテゴリ直下に4から9個の子カテゴリを含める

    1つの親カテゴリには、4から9個の直接の子カテゴリが必要です。親の直接の子の数を管理できなくなり、なんらかの方法でそれらをグループ化する必要があるときにのみ、構造に中間レベルを追加します。作成する子カテゴリのグループは、多すぎたり少なすぎたりしないようにしてください。親カテゴリに直接の子カテゴリが1つしかない場合は、通常その子カテゴリは削除されます。その理由は、1つの中間レベルによって意図的にカテゴリ数が増加し、エンド・ユーザーに値が提供されないためです。さらに、ユーザーは閲覧中に何回か余分にクリックすることが必要になります。

    次の表は、親カテゴリ直下に4つの子カテゴリがある適切なタクソノミを示しています。 

    タクソノミ・パス
    レベル1 レベル2 レベル3 レベル4
    Branded Data My Data Interest  
    Branded Data My Data Interest Movies
    Branded Data My Data Interest Furniture
    Branded Data My Data Interest Cruises
    Branded Data My Data Interest Video Games

    次の表は、1つの中間レベル(レベル4の列)が多数ある不適切なタクソノミを示しています。

    タクソノミ・パス
    レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5
    Branded Data My Data Interest    
    Branded Data My Data Interest Arts & Entertainment  
    Branded Data My Data Interest Arts & Entertainment Movies
    Branded Data My Data Interest Home & Garden  
    Branded Data My Data Interest Home & Garden Furniture
    Branded Data My Data Interest Travel  
    Branded Data My Data Interest Travel Cruises

    相対時間参照の使用

    長期にわたるキャンペーンの作成を容易にするために、カテゴリには絶対時間参照ではなく相対時間参照が反映されています。たとえば、モデル年のような情報を送信している場合、"2015"は"0"として送信され、"2014"は"1"として送信されます。前述のとおり、これらはその後"New Cars"、"Used Cars > 2-5 Years Old"、"Used Cars > 6-10 Years Old"などのカテゴリに送信されます。

    この方法を使用すると、データ購入者は、"2015"に製造された自動車ではなく"new cars"に興味があると考えられるため、キャンペーンを毎年更新する必要がなくなります。Oracle Data Cloudプラットフォームのコピーについては、パートナ・マネージャにお問い合せください。相対的な使用年数を使用して作成されているタクソノミの例については、非ブランド・タクソノミ・セクションの「Demographic」→「Housing Attributes」→「Length of Residence」を参照してください。

    "その他"のカテゴリまたは地理的なカテゴリを作成しない

    "other"、"unknown"、"misc"、"various"などのカテゴリを作成しないでください。これらのカテゴリは付加価値のある顧客を提供せず、Oracle Data Cloudタクソノミの階層的な性質に基づいた広範な親カテゴリによって収集可能です。

    ブランド・タクソノミに詳細な地理的セクションを作成しないでください。これらのセクションはカテゴリ数をすぐに消費します。また、Oracle Data Marketplace内の非ブランド・タクソノミですでにレプリケートされています。

    NAICS (北米産業分類システム)コードの使用

    業界のツリーを作成するときは、SICコードではなくNAICSコードを使用します。その理由は、NAICSコードを使用すると、業界データを非ブランド・タクソノミに簡単にマッピングできるからです。ツリーのレベルのうち2つまたは3つを使用します。ツリーのすべてのレベルを使用すると、カテゴリ数が膨らみ、範囲が狭く、限定的になりすぎてデータ購入者の役に立たなくなるため、すべてのレベルは使用しないでください。

    非ブランド・データ・ガイダンス

    Oracle Data Marketplaceのブランド化されていない「In-Market」、「B2B」、「Interest」、「Demographic」および「Past Purchases」の各セクションにデータをマッピングするようリクエストできます。

    非ブランド・タクソノミ・セクションに含める

    データは評価され、非ブランド・タクソノミの「In-Market」「B2B」「Demographic」「Past Purchases」または「Interest」のうち、最適なセクションにマッピングされます。データをタクソノミの特定のセクションに含めるかどうかを評価するようにリクエストできますが、データの移動先となる場所のマッピングを指定する必要はありません。

    非ブランド・タクソノミのすべてのセクションに含めるかどうかについては、異なるセクションのOracle Data Cloud標準に対してデータマッチング・レベルと可能性のある未加工の入力を評価する必要があります。

    「In-Market」セクションの基準

    非ブランド・タクソノミの「In-Market」セクションに含まれるデータについて、ユーザーは購入の意思を示す必要があります。具体的には、ユーザーが単なる強い興味ではなく、何かを購入しようとしていることを示すもの(たとえば、品目を購入するためのリンク、価格設定情報、販売リストなど)が必要です。

    データマッチング・レベルおよびデータ品質

    タクソノミ・スプレッドシートに、ブラウザ、個人、世帯、IPマッチングまたはZIP + 4といったデータマッチング・レベルが示されます。これは、データに最適なカテゴリおよびセクションの決定に必要です。また、データに関するアンケートを完了する必要もあります。これは、ブランド/非ブランド・タクソノミ・テンプレート・スプレッドシートと一緒にパートナ・マネージャから取得できます。

    サードパーティ・マッチ・パートナ

    Oracle Data Cloudは、次のサードパーティ・マッチ・パートナと直接インテグレーションします: LiveRamp、i-BehaviorおよびNeustar。これらのサードパーティ・マッチ・パートナは、判読可能なphintを送信するかどうかに関係なく、送信するデータをコードに変換します。サードパーティ・マッチ・パートナがデータのパススルーをほとんど実行しない場合、サードパーティ・パートナのコードとタクソノミ・テンプレート内の適切なカテゴリの間にマッピングを指定する必要があります。

    場合によっては、タクソノミが最初に作成されるときに、マッチ・パートナがOracle Data Cloudに送信するマッピングがないことがあります。この場合、ユーザーまたはそのマッチ・パートナはデータの個別のマッピングを指定する必要があります。そのため、Oracle Data Cloudとサードパーティ・マッチ・パートナの両方に提供するphintはまったく同じものであることが重要です。提供するデータがマッチ・パートナと一致しない場合は、データをオンボーディングできません。提供するphintがマッチ・パートナから受信したマッピングと正確に一致しない場合は、スプレッドシートを修正する必要があります。

    管理情報 タクソノミ・パス
    キー マッチ・パートナ マッチ・パートナのキー値 レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5
    interest mazda DLX TX2031=T Branded Data My Data Interest Autos Mazda
    interest ford DLX TX4930=T Branded Data My Data Interest Autos Ford
    interest chrysler DLX TX5903=T Branded Data My Data Interest Autos Chrysler

    機密データ

    ODCプライバシ・ポリシーを確認して、厳重に禁止されていて受け入れることのできないデータを通過させないようにする必要があります。