パラメータの拡張オプション

必要な権限がある場合は、設定のパラメータを編集して、アナリティクスおよびアクションで使用中のパラメータの詳細オプションを指定できます。これらのオプションは、データの問合せ方法にのみ適用され、データの格納方法には影響しません。

ノート: これらの設定はストリームには適用されません。

デフォルトで表示される名前付きの値が表示されたアカウント設定 > パラメータのイメージ

拡張オプション 説明
Change case sensitivity パラメータの値を大文字、小文字、または先頭大文字のいずれに変更するかを指定します。
Decode パラメータ値のデコードを指定します。複数回デコードできます。
Find and replace 代替文字列で置換するパラメータ値の文字列を指定します。この設定では、正規表現がサポートされます。
Split on character パラメータ値を分割する文字(セミコロンなど)を指定します。オプションで、分割された値を、Correlate toリストの使用可能な分割値がある他のパラメータに相関付けることもできます。
Trim white space 選択したパラメータの値から削除する次のいずれかの空白の場所を指定します。
  • 先頭
  • 末尾
  • 先頭と末尾

操作の順序

拡張オプションを追加する順序は、レポートの実行時に値が処理される順序を示します。

デフォルトで表示される名前付きの値が表示されたアカウント設定 > パラメータのイメージ

: data.wt.pn_skuパラメータの拡張オプションを指定するには、最初にDecodeオプションを追加し、次にSplit on characterDecodeを再度追加して、最後にChange case toオプションを追加します。data.wt.pn_skuの値がHalloween%2520Candy%3BWitch%2520Costumeの場合、値は次の順序で処理されます。
  1. Decode: data.wt.pn_sku=Halloween%20Candy;Witch%20Costume
  2. Split on semicolon: data.wt.pn_sku=Halloween%20Candy and data.wt.pn_sku=Witch%20Costume
  3. Decode: data.wt.pn_sku=Halloween Candy and data.wt.pn_sku=Witch Costume
  4. Change case to lowercase: data.wt.pn_sku=halloween candy and data.wt.pn_sku=witch costume

大/小文字の区別を変更

Change case sensitivityオプションを使用して、パラメータの値を大文字、小文字、または先頭大文字のいずれに変更するかを指定できます。

デフォルトで表示される名前付きの値が表示されたアカウント設定 > パラメータ > 拡張オプション > Change case sensitivityのイメージ

このオプションは、メジャーの作成およびセグメントの作成に適用されますが、データの格納方法を変更しないため、大/小文字の区別による影響はありません。このオプションは、New Yorknew yorkなど、ディメンション値の集計に影響を与えます。

デコード

Decodeオプションを使用すると、パラメータ値をパーセントエンコードしてInfinityに渡す場合に、エンコードなしで読取り可能な形式でレポートに表示するために、パラメータの値をデコードするかどうかを指定できます。

このオプションは、次の例に示すように複数回適用できます。

:
  • data.wt.ti=holiday%20saleholiday saleにデコードできます。
  • data.wt.ti=holiday%2520saleholiday saleにダブル・デコードできます。
  • data.wt.ti=holiday%252520saleholiday saleにトリプル・デコードできます。

検索と置換

Find and replaceオプションを使用して、パラメータの値の一部を検索し、別の値で置換できます。

また、use regular expressionsも選択すると、次の例に示すように、Find and replaceオプションではFindボックスとReplace withボックスで正規表現がサポートされます。

: パラメータの値内にwhite-paperを含むすべてのHTMLファイル名を検索し、white-paper.htmlに置換する場合は、Findボックスに/white-paper.*.htmlを指定し、Replace withボックスに/white-paper.htmlを指定します。次のインスタンスがすべて検索され、置換されます。
  • http://www.example.com/white-paper-4729563489.html
  • http://www.example.com/resources/white-paper-68AB1Y5H8X.html
  • http://welcome.example.com/products/white-paper-U9462Ya8o98.html

文字で分割

Split parameter onオプションを使用して、セミコロンやその他のデリミタなど、パラメータ値を分割する文字を指定できます。オプションで、分割された値を、Correlate toリストの使用可能な分割値がある他のパラメータに相関付けることもできます。

次の標準パラメータは、セミコロンで分割されます。

パラメータ名 パラメータ
コンテンツ・グループ data.wt.cg_n
コンテンツ・サブグループ data.wt.cg_s
製品SKU data.wt.pn_sku
シナリオ名 data.wt.si_n
シナリオ・ステップ名 data.wt.si_p
シナリオ・ステップ番号 data.wt.si_x
トランザクション小計 data.wt.tx_s
ユニット data.wt.tx_u

カスタム・パラメータを分割して相関付けられたパラメータとして設定することもできます。

: 分割してContent Sub Groupパラメータの値に相関付ける複数の値を取得する、Content Groupパラメータの拡張オプションを編集します。

アカウント設定 > パラメータ > 拡張オプション > Split on characterオプションのイメージ

分割前:

  • Content Group=pants;shirts;hats
  • Content Sub Group=jeans;long%20sleeves;beret

セミコロンで分割して相関した後:

  • Content Group = pantsContent Sub Group = jeans
  • Content Group = shirtsContent Sub Group = long%20sleeves
  • Content Group = hatsContent Sub Group = beret

空白の切捨て

Trim white spaceオプションを使用して、パラメータの値から削除する次のいずれかの空白の場所を指定できます。

  • 先頭
  • 末尾
  • 先頭と末尾

アカウント設定 > パラメータ > 拡張オプション > Decodeオプションのイメージ

重要: このオプションは、メジャーおよびセグメント式の評価に影響を与える可能性があります。

さらに学ぶ

パラメータの管理

パラメータの編集

パラメータの拡張オプション, 分割して相関付け, 分割, 相関, 大/小文字の区別, デコード, 検索と置換, 文字で分割, 空白の切捨て, 使用中