Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントを使用すると、図14-3に示すように、Oracle ACFSファイルシステムを作成または構成できます。
既存のファイルシステムを構成するには、Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントの画面で選択したファイルシステムを右クリックし、構成オプション・メニューを表示します。
メニューには、次を実行するためのオプションがあります。
ステータス詳細の表示
ファイルシステムのマウントおよびディスマウント
ファイルシステムのサイズ変更
ファイルシステムの削除
セキュリティ・コマンドの表示
ファイルシステムのマウントなど、一部のコマンドにはroot権限が必要です。ASMCAでは、root
として、手動で実行するコマンドが生成されます。
Oracle ACFSファイルシステムをWindows上で作成する場合、コンピュータの管理者でもあるWindowsドメイン・ユーザーとしてASMCAを実行します。
「作成」、「すべてをマウント」、「すべてをディスマウント」および「セキュリティと暗号化」コマンドのボタンがあります。
図14-3 Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントのOracle ACFSの構成ページ
Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントを使用すると、図14-3に示すように、Oracle ACFSファイルシステムを作成できます。
「作成」を選択し、作成するOracle ACFSファイルシステムのタイプと既存のOracle ADVMボリュームをリストから選択します。「マウント・ポイント」フィールドを指定します。マウント・ポイントには既存のディレクトリを指定する必要があります。ファイルシステムは、使用可能にするためにマウントする必要があります。「自動マウント」オプションを有効化することを選択できます。「説明」フィールドに、ファイルシステムの説明を指定することもできます。
マウント・コマンドは、オペレーティング・システムのプロンプトで、rootまたはWindowsのAdministrator
として手動で実行する必要があります。Oracle ACFSファイルシステムのマウントの詳細は、Linuxの場合は「mount」を、Windowsの場合は「acfsmountvol」を参照してください。
Oracle Database用にOracle ACFSファイルシステムを作成することを選択できます。データベース・ホーム用のファイルシステムの作成の詳細は、「データベース用のOracle ACFSファイルシステムの作成」を参照してください。
図14-4 Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントのOracle ACFSの作成ダイアログ
Oracle ACFSの詳細は、「Oracle ACFSおよびOracle ADVMの概要」を参照してください。Oracle ACFSファイルシステムを作成するための基本手順の概要は、「Oracle ACFSシステムを管理するための基本手順」を参照してください。