srvctl addコマンドは、クラスタ・データベース、指定したインスタンス、指定したサービスまたは指定したノード用に、OCRに対して構成およびOracle Clusterwareアプリケーションを追加します。srvctl add操作を実行するには、LinuxシステムおよびUNIXシステムでは、データベース管理者としてログインし、Oracleアカウント所有者である必要があり、Windowsシステムでは、管理者権限を持つユーザーとしてログオンする必要があります。
インスタンスを追加する場合、-instanceで指定する名前は、ORACLE_SIDパラメータと一致している必要があります。-database db_unique_nameで指定するデータベース名は、DB_UNIQUE_NAME初期化パラメータの設定と一致している必要があります。DB_UNIQUE_NAMEが指定されていない場合は、DB_NAME初期化パラメータ設定と一致させます。DB_UNIQUE_NAMEのデフォルト設定には、DB_NAMEに対する設定が使用されます。また、-domain db_domainで指定するドメイン名は、DB_DOMAIN設定と一致している必要があります。
表A-6 srvctl addコマンドのサマリー
| コマンド | 説明 |
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Oracle Clusterware構成へのクラスタ検証ユーティリティ・リソースの追加 |
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データベースおよび構成の追加 |
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クラスタへの高可用性VIPの追加。 |
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1つ以上のインスタンスおよび構成の追加 |
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ノードへのリスナーの追加 |
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DHCPまたは静的ネットワークの追加 |
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ノード・アプリケーションの追加 |
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OC4Jインスタンスの追加 |
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Oracle Notification Serviceデーモンの追加 |
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SCAN VIPの追加 |
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SCANリスナーの追加 |
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サービスの追加 |
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クラスタへのサーバー・プールの追加 |
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ノードへのVIPの追加 |