| Oracle® Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド 12cリリース1 (12.1) B71323-07 |
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SRVCTLのコマンド、オブジェクト名およびパラメータでは、大/小文字が区別されます。データベース、インスタンス、リスナーおよびサービスの名前は、大/小文字が区別されず、そのまま保持されます。LISTENERとlistenerのように、大/小文字のみが異なるリスナー名は作成できません。SRVCTLでは次のコマンド構文を使用します。
srvctl command object [parameters]
このSRVCTL構文の各要素の意味は次のとおりです。
commandはstart、stop、removeなどの動詞です
object (名詞とも呼ばれる)は、SRVCTLがコマンドを実行するターゲットまたはオブジェクト(データベースやインスタンスなど)です。オブジェクトの短縮形も使用できます。
parametersは、コマンドの追加パラメータを使用できるようにすぐ前のコマンドの組合せの使用範囲を拡大します。たとえば、-instancesパラメータは、優先インスタンス名のカンマ区切りリストが後に続くことを示し、-instanceパラメータでは、名前のリストではなく1つの値のみが許可されます。カンマ区切りリストの項目の間に空白を使用しないでください。
注意:
Windowsでカンマ区切りリストを指定する場合は、リストを二重引用符("")で囲む必要があります。
表A-4 SRVCTLコマンドのサマリー
| コマンド | 説明 |
|---|---|
ノード・アプリケーション、データベース、データベース・インスタンス、高可用性仮想IP (HAVIP)、リスナー、単一クライアント・アクセス名(SCAN)、サーバー・プール、サービスまたは仮想IP (VIP)の追加。 |
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ノード・アプリケーション、データベース、HAVIP、Oracle ASMインスタンスまたはサービスの構成の表示。 |
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データベースとOracle Real Application Clusters One Node(Oracle RAC One Node)データベース間での双方向の変換。 |
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データベース、データベース・インスタンスまたはサービスの無効化。 |
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データベースの手動ダウングレード後のデータベース構成のダウングレード。 |
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データベース、データベース・インスタンス、GNS、Oracle ASMインスタンスまたはサービスの有効化。 |
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GNSインスタンスで使用されるデータの、ファイルへのエクスポート(バックアップのため、またはインスタンスを新しいサーバー・クラスタに移行できるように)。 |
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ノード・アプリケーション、データベース、VIP、リスナーまたはOracle ASMの構成内の環境変数の表示。 |
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ファイルからのGNS情報のインポート。 |
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ノード・アプリケーション、データベース、データベース・インスタンス、GNS、HAVIPまたはサービスの構成の変更。 |
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リソース障害の結果の評価。 |
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Oracle Flex ASMインスタンス、GNS、HAVIP、OC4J、SCAN、Oracle RAC One Nodeデータベース、サーバーおよびVIPのノードから別のノードへの再配置。 |
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ノード・アプリケーション、データベース、データベース・インスタンス、GNS、Oracle ASMインスタンスまたはサービスの削除。 |
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ノード・アプリケーション、データベース、VIP、リスナーまたはOracle ASMの構成内の環境変数の設定。 |
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ノード・アプリケーション、データベース、データベース・インスタンス、GNS、HAVIP、Oracle ASMインスタンスまたはサービスの起動。 |
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ノード・アプリケーション、データベース、データベース・インスタンス、GNS、HAVIP、NFSエクスポート、Oracle ASMインスタンスまたはサービスのステータスの表示。 |
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ノード・アプリケーション、データベース、データベース・インスタンス、GNS、HAVIP、Oracle ASMインスタンスまたはサービスの停止。 |
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ノード・アプリケーション、データベース、VIP、リスナーまたはOracle ASMの構成内の環境変数の設定解除。 |
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GNSインスタンスの変更。 |
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実行するソフトウェアのバージョンへの構成のアップグレード。 |
表A-5に、SRVCTLコマンドのobjectの部分に使用できるキーワードを示します。各オブジェクト・キーワードとして、完全な名前または短縮形のいずれかを使用できます。「目的」列に、オブジェクトとそのオブジェクトに実行できるアクションを記述します。
表A-5 オブジェクト・キーワードおよび短縮形
| オブジェクト | キーワード | 用途 |
|---|---|---|
asm |
Oracle ASMインスタンスに対する追加、変更、環境変数管理、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得および削除。 |
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クラスタ検証ユーティリティ |
cvu |
CVUリソースに対する追加、変更、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、再配置、ステータス取得および削除。 |
database |
データベースに対する追加、変更、環境変数管理、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得の他、データベース構成情報のアップグレード、ダウングレードおよび削除。 |
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diskgroup |
Oracle ASMディスク・グループに対する追加、変更、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得および削除 |
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filesystem |
Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)および汎用ファイル・システムのディスク・デバイスに対する追加、変更、構成表示、有効化、無効化、停止、起動、ステータス取得および削除。 |
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gns |
GNSデーモンに対する追加、変更、構成表示、有効化、無効化、停止、起動、ステータス取得、再配置および削除。 |
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havip |
高可用性VIP (HAVIP) (高可用性NFSエクスポートに使用)に対する追加、変更、構成表示、有効化、無効化、停止、起動、ステータス取得、再配置および削除 |
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home |
ホーム・ディレクトリに対する起動、停止、および関連するすべてのクラスタウェア・リソースのステータス取得。 |
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instance inst |
データベース・インスタンスに対する追加、変更、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得および削除。 |
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Oracle ASM IOServerに対する追加、変更、環境変数管理、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得、再配置および削除 |
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listener lsnr |
リスナーに対する追加、変更、環境変数管理、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得および削除 |
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mgmtdb |
クラスタ状態モニター(CHM)で使用されるデータベースに対する追加、変更、環境変数管理、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得、再配置および削除 |
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mgmtlsnr |
CHMで使用されるリスナーに対する追加、変更、環境変数管理、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得および削除 |
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network |
デフォルト以外のネットワークの追加、変更、構成表示および削除 注意: また、ノード・アプリケーション・オブジェクトと、 |
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nodeapps |
ノード・アプリケーションに対する追加、変更、環境変数管理、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得および削除 |
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oc4j |
OC4Jインスタンスに対する追加、変更、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、再配置、ステータス取得および削除 |
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ons |
Oracle RestartのOracle Notification Serviceインスタンスのみに対する追加、構成、有効化、起動、ステータス取得、停止、無効化および削除 |
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scan |
SCAN VIPに対する追加、構成表示、変更、有効化、無効化、起動、停止、再配置、ステータス取得および削除 |
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scan_listener |
SCANリスナーに対する追加、構成表示、変更、有効化、無効化、起動、停止、再配置、ステータス取得および削除 |
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サーバーのステータス取得および別のサーバー・プールへの再配置。 |
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serverpool ( |
サーバー・プールに対する追加、変更、構成表示、ステータス取得および削除 |
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service |
サービスに対する追加、変更、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得、再配置および削除 |
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vip |
VIPに対する追加、環境変数管理、構成表示、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得および削除 |
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volume |
Oracle ACFSボリュームに対する構成表示、有効化、無効化、起動、停止、ステータス取得および削除 |
