ブート可能なメディアを作成する場合、archiveadm create-media コマンドで作成されるデフォルトのファイルタイプは USB です。イメージが 4G バイトを超える場合は、強制的に USB タイプになります。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
既存のアーカイブからメディアイメージを作成します。
# archiveadm create-media archive-name
ブートイメージが含まれているデバイスからシステムをブートします。「手入力なし」のインストールが実行されます。インストールが完了してシステムをリブートすると、システムの構成情報を入力するように要求されます。たとえば、CD からブートするには、次のコマンドを使用します。
ok boot cdrom - install
ISO イメージを作成するには、次のように –f オプションを含める必要があります。
# archiveadm create-media -f iso archive.uar使用例 16 特定の大域ゾーンを含むメディアイメージの作成
デフォルトでは、create-media サブコマンドは、アーカイブに含まれているすべての大域ゾーンを含むメディアを作成します。特定の大域ゾーンを選択するには、–g global-zone オプションを使用してアーカイブを作成します。このコマンドは、指定されたゾーンからメディアを作成します。結果として得られるメディアイメージには、アーカイブが含まれているブート可能メディアが含まれます。この例では、global 大域ゾーンからアーカイブを作成します。
# archiveadm create-media -g global archive.uar