Automated Installer (AI) を使用してアーカイブを配備するには、互換性のある AI サービスと AI マニフェストが必要です。互換性のあるサービスとは、そのアーカイブが作成されたバージョンと同じか、それよりも新しい OS または SRU のバージョンで作成されているサービスです。たとえば、アーカイブされたシステムが Oracle Solaris 11.3 である場合、Oracle Solaris 11.3 または 11.3 SRU バージョンの AI サービスはすべて互換性があります。各アーカイブに独自のサービスは必要ありません。配備される特定のアーカイブは、特定の配備に使用されるマニフェストによって決まります。
配備する統合アーカイブの場所とイメージを指定するには、AI マニフェスト内で ARCHIVE ソフトウェアタイプを使用します。Oracle Solaris 11.3 では、AI 構成の all_services/webserver_files_dir プロパティーを使用します。このプロパティーは、Automated Installer の Web サービスが提供されるファイルシステムの場所を設定し、AI の配備をサポートするファイルに適した場所を特定します。
AI マニフェストのカスタマイズの詳細については、アーカイブ配備のための XML マニフェストの例およびOracle Solaris 11.3 システムのインストール の XML AI マニフェストファイルのカスタマイズを参照してください。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
必要なクライアントアーキテクチャーおよび OS をサポートするために構成されたインストールサービスがまだない場合は、新規インストールサービスの作成だけが必要です。
# installadm create-service -n new-service -s source
現在のオペレーティングシステムのバージョンの ISO ファイルまたは FMRI の場所の名前に、値 –s が設定されていることを確認します。
この例では、インストールクライアントは、以前のステップで作成した新しいインストールサービスに関連付けられています。クライアントは MAC アドレスで識別されます。
# installadm create-client -e ##.##.##.##.##.## -n new-service
デフォルトのマニフェスト XML ファイルを編集するか、アーカイブの変更を参照する新しいマニフェスト XML ファイルを作成します。アーカイブ配備のための XML マニフェストの例には、マニフェストの例が記載されています。編集と確認のガイドラインについては、Oracle Solaris 11.3 システムのインストール の XML AI マニフェストファイルのカスタマイズを参照してください。
# installadm create-manifest -n new-service -m manifest -f file
# installadm list -n new-service
# installadm list -n new-service -m
このコマンドは、DHCP サーバーから取得した IP アドレスを使用してインストールクライアントをブートします。このサーバーは AI サーバーである場合もあります。
ok boot net:dhcp - install