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Oracle® Solaris 11.3 でのサービスロケーションプロトコルサービスの管理

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更新: 2015 年 10 月
 
 

SLP 構成ファイルの基本要素

    /etc/inet/slp.conf ファイルは、SLP デーモンを再起動するたびにすべての SLP 動作を定義して起動します。構成ファイルは次の要素から成ります。

  • 構成プロパティー

  • コメント行と注釈

構成プロパティー

net.slp.isDAnet.slp.DAHeartBeat などのすべての基本的な SLP プロパティーは、次の書式で名前が付けられています。

net.slp.<keyword>

SLP の動作は、slp.conf ファイル内のプロパティーの値またはプロパティーの組み合わせによって定義されます。プロパティーは、SLP 構成ファイル内でキーと値の対で構成されています。次の例に示すように、キーと値の対は、プロパティー名とその設定値で構成されています。

<property name>=<value>

    各プロパティーのキーはプロパティー名です。値はプロパティーに、数値 (間隔または時間)、真偽の状態、または文字列値のパラメータを設定します。プロパティーの値は次のデータ型の 1 つで構成されます。

  • 真偽設定 (ブール型)

  • 整数

  • 整数のリスト

  • 文字列

  • 文字列のリスト

定義した値が許可されていない場合は、そのプロパティー名のデフォルト値が使用されます。さらに、syslog を使用してエラーメッセージが記録されます。

コメント行と注釈

slp.conf ファイルに、その行の性質および機能を説明するコメントを追加できます。コメント行はファイルに任意に書き込めるので、管理する上で役立ちます。


注 - 構成ファイル内の設定には、大文字と小文字の区別がありません。詳細は、Guttman、Erik、James Kempf、Charles Perkins 著、Internet Engineering Task Force (IETF) 発行の『Service Templates and service: scheme RFC 2609』を参照してください。[ http://www.ietf.org/rfc/rfc2609.txt]