N2L サービスを実装する前に、次の項目を確認する必要があります。
inityp2l スクリプトを実行して N2L モードを有効にする前に、システムが従来の NIS サーバーで動作するように設定されていること
システムで LDAP ディレクトリサーバーを構成していること
NIS から LDAP への移行ツールは、Oracle Directory Server Enterprise Edition、および Oracle で提供される互換バージョンディレクトリサーバーをサポートします。Oracle Directory Server Enterprise Edition を使用している場合は、N2L サービスを設定する前に、idsconfig コマンドを使用してサーバーを構成します。idsconfig コマンドの詳細は、LDAP クライアントでの Oracle Directory Server Enterprise Edition のセットアップおよび idsconfig(1M) のマニュアルページを参照してください。
その他のサードパーティー製 LDAP サーバーも N2L サービスで動作する可能性がありますが、Oracle ではサポートしていません。Oracle Directory Server Enterprise Edition または互換 Oracle サーバー以外の LDAP サーバーを使用している場合は、N2L サービスを設定する前に、RFC 2307bis、RFC 4876、またはそれ以降の標準をサポートするようにサーバーを手動で構成する必要があります。
config/host プロパティーでは、dns の前に files を使用します。
N2L マスターサーバーと LDAP サーバーのアドレスが N2L マスターサーバー上の hosts ファイル内に存在することを確認してください。
代わりに、ypserv で、ホスト名ではなく LDAP サーバーのアドレスをリストする方法もあります。LDAP サーバーのアドレスが別の場所にもリストされているため、LDAP サーバーと N2L マスターサーバーのどちらかのアドレスを変更するには、別のファイルの修正も必要です。