次の状況に適合する場合、この手順を実行してください。
使用するマップがサポートされる標準マッピングの一覧に表示されていない。
標準 NIS マップを、RFC 2307 以外の LDAP マッピングにマップする必要がある。
始める前に
NIS から LDAP への移行のための前提条件にリストされた前提条件の手順を完了します。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
# inityp2l
NIS マスターサーバーで inityp2l スクリプトを実行して、プロンプトに従います。指定する必要のある情報の一覧については、NIS から LDAP への移行サービスの設定を参照してください。
マッピングファイルの変更方法の例は、カスタムマップの例を参照してください。
NISLDAPmapping ファイルにリストされたすべてのマップの配備に必要な情報がすでに DIT 内に存在する場合、DIT は完全に初期化されています。DIT が完全に初期化されている場合は、手順 5 をスキップします。
# cd /var/yp # make
詳細は、ypmake(1M) のマニュアルページを参照してください。
# svcadm disable network/nis/server:default
# ypserv –Ir
ypserv が終了するまで待ちます。
# svcadm enable network/dns/client:default # svcadm enable network/nis/server:default
DIT が完全に初期化されている場合に限って、この手順を実行します。
# svcadm disable network/nis/server:default
# ypserv -r
ypserv が終了するまで待ちます。
# svcadm enable network/dns/client:default # svcadm enable network/nis/server:default
エントリが間違っている場合、LDAP ネームサービスクライアントからはそのエントリを見つけられません。
# ldapsearch -h server -s sub -b "ou=servdates, dc=..." \ "objectclass=servDates"
次の出力例は、makedm コマンドを使用して hosts.byaddr マップの内容を確認する方法を示しています。
# makedbm -u LDAP_servdate.bynumber plato: 1/3/2001 johnson: 2/4/2003,1/3/2001 yeats: 4/4/2002 poe: 3/3/2002,3/4/2000
出力結果が期待どおりの内容であれば、NIS から LDAP への移行は成功です。